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Crush on 4

先輩の友達に色々言われて、逃げるように走って行き着いた先は非常階段。


悔しくて悔しくて、涙が溢れてくる。

好きだから一緒に居たいって思ったらダメなの。
庶民だからって好きになっちゃいけないの。
財産目当てって、先輩もそう思ってるのかな。


「ああ〜、煩いなぁ。」


ふわぁ〜と欠伸をしながら、栗色の髪で王子様の様な人がやってくる。


「あっ、君。司の…。」

「ヒック・・・えっ、先輩?」

「俺は花沢類。司の友達。」


先輩の友達って聞いて、険しい顔をして身構える。


「誰かに何か言われたの?」

「・・・・・」

「まあ、いいや。司の事、自分でよーく考えてみたら。」


手をヒラヒラ〜って振りながら行ってしまった。



先輩の友達は、私が先輩の近くにいる事を良く思ってないんだ…。
先輩は、嫌でも優しいから言い出せないんだきっと。


泣きながら、携帯を取り出し先輩にラインをする。


『先輩、今まで勉強を教えてくれてありがとうございました。
もう無理して教えて貰わなくて大丈夫です。
我儘言ってごめんなさい。
先輩と一緒に勉強出来て楽しかったです。』


ラインを送信して、携帯の電源を切った。
涙が止まらず、非常階段に座り込んで泣き続けた。



✳︎✳︎



ババァに会社に呼ばれ、話が終わって時計を見ると学校が終わる時間。
遅れるとラインをしようと携帯を見ると、牧野からのライン。



・・・・・なんだこれ?



牧野に電話をかけると電源を切ってやがる。
慌てて学校に向かうと、正門で類に出会う。


「牧野知らねぇか?」

「さぁ?お昼休みには非常階段に居たけど。。」

他に、牧野の行きそうな所も思いつかず、とりあえず非常階段行ってみる。
バンッとドアを開け、階段を覗いてみると、階段の途中に小さな影。


「まきの・・」


そーっと近づいていくと、スースーと寝息をたてて寝ている。
そのまま前に回ると、涙の跡が。


泣いてたのか?


ジャケットを脱ぎ、肩にかけてやり隣に座る。


10分ぐらい経ったころ、もぞもぞと動き始め、


「お尻いたい・・・・・えっ、先輩?」

「起きたか?こんな所で寝るなよな。」

「あはは。」

「昼からずっとここに居たのか?」

「昼からって・・・今何時ですか?」

「4時半。」

「えぇっー!!ホントですか?」

「嘘ついてどーするんだよ!」

「あっ、ごめんなさい。」


シュンとして下を向き、下唇を噛むように口を閉じ押し黙る。


「なぁ、さっきのラインはなんなんだよ。」

「・・・・・・・」

「黙ってないで、ちゃんと話せよ!」





「先輩は、私に勉強教えるの迷惑でしたか?」

「はぁ〜、誰かに何か言われたのか。」


グッと唇を噛み、涙が溢れ落ちそうなのを耐えている。


「だって、無理やり私がお願いしたから。」

「嫌だったら、何度も勉強見てやらねーよ。」

「私が庶民だから、お金目当てで付きまとってると思いますか?」

「そうなのか?」

「違いますっ!!」

「じゃあ、思わねー。」


堪えていた涙がポロポロと零れ落ちる。
牧野の顔に手を寄せ指でスッと拭ってやる。


「牧野はさ、なんで俺の事が好きなんだ?」

「階段で助けて貰った時に一目惚れしたんです。優しくてカッコいいなって。勉強を教えてもらう事になって、先輩の優しさに触れてもっと好きになりました。」

「優しいって・・・俺の噂知ってるんだろ?」

「赤札の事ですか?」

「ああ。」

「でも、私にとっては優しい先輩に変わりないです。」



俺に優しいなんて事を言うのはこいつぐらいだろう。
女嫌いな俺が階段で助けたり、傘を貸したり、勉強教えたり…無意識のうちにこいつと関わっているのが答えじゃないかのか。




「牧野、俺もおまえの事好きだよ。」



「えっ??」



「俺と付き合ってくれるか?」

「ホントに私でいんですか?」

「牧野だから、いいんだよ。」

「はいっ。先輩大好きです。」


そう言って、俺を見上げた泣き笑いの牧野がめちゃくちゃ可愛くて、チュッとキスをする。


「きゃっ!」

「彼氏とキスして“きゃっ”はねーだろうよ。」

「ごめんなさい。びっくりして…。」

「じゃあ、これから慣れていかないとな。牧野、もう一度キスするぞっ!」

「えっ・・・んんっ」


牧野を抱きしめながら、さっきより深いキスをする。



いつも応援ありがとうございます!

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2人は両思いになりました。
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コメント

コメント(3)
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2018/07/04 09:08 編集返信
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2018/07/04 10:38 編集返信
くるみぼたん
ありがとうございます!
スリ○○○○様
これで、2人がくっつかなかったら総二郎くん命ないですよね(>人<;)
波乱が起こるのか…どうなのか?
楽しみにしてて下さい🎶

悠○様
このお話のつくしちゃんは、「意地っ張り」を排除してるので、どんな付き合いになって行くのやら…。

くるみぼたん

2018/07/05 07:41 URL 編集返信
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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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