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Can I keep a secret? 4

「牧野さん、社長がお呼びだから社長室にすぐに行って。」


部長から声を掛けられる。


実は私、大学3回生の頃からインターンシップで道明寺HDで働いてるの。
だから、社長にお会いするのは周りから不審に思われない。


楓さんにお会いするの、久しぶりだな。
社長室の前に着き、ドアをノックする。


「入って。」

「牧野です。失礼します。」


社長はドアを閉まったのを確認してから話し始める。


「つくしさん、お座りになって。」

「はい、失礼します。」

「結婚式までに半年ですし、そろそろ、あなたの事を公にしようと思ってるんですけどどうかしら。」


高校生の頃は、溝鼠とまで言われ、私の意見なんか聞く耳を持ってなかったのに、インターンシップに入った頃から、2人の関係はずいぶん良くなって、最近は楓さん、つくしさんと呼び合う仲になった。


「えーっと、なぜ今なんですか。」

「そろそろ司も限界みたいよ。ストレスでハゲるんじゃないかしら。」

「ハッ、ハゲるって・・・」

「ふっ、つくしさん、あなたは自分がモテてるって自覚はないの?」

「私がですか〜?そんな事無いですって!」

「司も苦労するわね…。」

「・・・・・」

「この件は、あなたに聞いてもしょうがないわね。来月の、東京メープル50周年のパーティであなたを披露します。これは決定事項よ!」

「はい。わかりました。」

楓さんは、バレたらNYに戻しますよ…とまで脅しをかけてまで、私達の関係がバレないようにしなさいって司に何度も言っていた。
それは、私の為。
牧野つくしとして社会に出たいと言う私の気持ちを汲み取ってくれたんだ。



そして、以前、私が最初に連絡先を受け取ってしまった人を司が転勤させた事に楓さんは激怒して、「次に同じ事をしたら司を降格します」と言っていたらしい。
それ以降、司はどんなに腹が立っても耐えてるんだよね。


「・・・つくしさん?」

「はいっ!」

「パーティ以降は司の秘書になりなさい。それから、私が日本にいる時は、私についてちょうだい。」

「はい、楓さん。よろしくお願いします。」

「今日は、夕飯一緒にどうかしら。司は出張中でしょ。」

「ぜひっ!楽しみにしています。」

「詳細は後で秘書から連絡させるわ。」

「はい。では失礼します。」


社長室を出てエレベーターに乗り、自分のデスクに戻る。



ふぅ〜司の秘書か。



嫌な訳じゃ無いけど、もっと色んな所で働いてみたかったな。


「牧野さん?社長なんだって。」

「えーっと・・・。」

「移動の話なら聞いてるよ。ギリギリまで内密にするように言われてるから、心配しないで。」


総務部の横川部長はお父さんみたいな人。

インターンシップでお世話になった時から、娘のようだと可愛がってくださっている。


「はい、ありがとうございます。」


その日の、楓さんとの夕食の時の話で知ったんだけど、横川さんの奥さんは結婚するまでは楓さんの秘書だったそうだ。
すごく人を見る目があるらしく、今は人事部で採用を任されているんだって。
司と私の事も、楓さんから聞いてたらしく横川部長も知ってたんだって。

後、半月ほどだけど、総務部で頑張ろう!



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コメント

コメント(3)
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2018/08/09 12:36 編集返信
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2018/08/09 14:52 編集返信
くるみぼたん
ありがとうございます!
悠○様
そこまで嫉妬しちゃうと、司くんの身が持たない気もしまし(笑)
私の方は、もう少し大人な2人を書いてみたいんですが…私の力では無理です(汗)

スリ○○○○様
楓さん…大当たりでした。
司くんかつくしちゃんの動向をチェックしてるのと同時に、楓さんも2人の動向はチェックされてますからね(*≧∀≦*)
あ、スリ○○○○様が混乱してる?
その辺りも全部含めての『Secret 』です。
司くんがつくしちゃんを連れ回したいように、楓さんもつくしちゃんを連れて回りたいんですよ^ ^

くるみぼたん

2018/08/10 08:06 URL 編集返信
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くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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