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より速く。 5

類の邸に牧野が来るって聞いて、やっぱり居ても立っても居られなくなって類の邸に車を走らせた。

玄関で応接室に居ると案内され、そっと中に入ると暗闇の中、映像を見ている2人。



なんだ、俺たちが出ていた大会のビデオかよ。

真剣にビデオを見ている牧野を見ていると、時々目をキラキラさせている。


ホントに陸上好きなんだな…と思った矢先、


「司の走ってる姿が好きなんだって」


と類に声を掛けられる。




チッ気づいてたのかよ。


仕方なく、2人のいる所まで行き、牧野の横に座る。

驚いたような顔をした牧野がこっちを向き、つい吐いた言葉を類に聞かれていて笑われる。

居心地が悪く、「ビデオ見ないのかよ」と牧野の視線をスクリーンに戻させる。


横から牧野を見ていると、俺が出てくると目をキラキラさせている、そして負けた時には同じように悔しがり、目に涙まで浮かべてやがる。


そんな牧野から目が離せなかった俺…こいつの事が好きなのを認めざる得なかった。



ビデオが終わって、帰ろうとする牧野を類が「部活行くんでしょ?昼飯食べていったら?司も食べていけよ。」


と引き留めるも、


「あ、おにぎり持ってるので大丈夫です。」


と断った。



「「おにぎりって何?」」



「え?先輩達知らないんですか?」


そう言って鞄から巾着袋を取り出した牧野。


「ほら、これですよ。」


と弁当箱を開けて中身を見せてくれる。


「ねぇ、それ食べてみたいから頂戴。司も興味あるだろ?」

「ああ。」

「その代わり、うちでご飯食べて行って。」

「・・・はい。」


類、ナイス!


類も牧野のおにぎりとやらを食べるのは気にくわねえが、今回ばかりはしょうがねぇ。

牧野が、ドリアとミネストローネ、サラダを食べているのを見ながら、おにぎりを食べてみる。


「お、意外と美味い。」

「道明寺先輩、意外とは失礼ですよ!」

「悪りぃ。これは?」


おかずを指差す。


「卵焼きとピーマンの肉詰めです。」

「食っていいのか?」

「はい、お口に合うかわからないですけど…どうぞ。」


卵焼きとピーマンの肉詰めとやらを食べる、


「俺、卵焼き好きかも。」

「俺も。」

「ふふっ、よかったです。」


牧野は、ビデオを見てた時に置いてあったケーキまで平らげる。


「おまえ、よく食うなぁ。」

「先輩達が、少食なんですって。ちゃんと食べないとパワーがなくて走れませんから…。」

「おまえ、まだ怪我治ってないんだろ?」

「昨日ようやく完治しました。道明寺先輩、その節はお世話になりました。」

「よかったな。無理するなよ。」

「はい。」


そう言ってニコッと笑った牧野はめちゃくちゃ可愛い。


「あっ、そろそろ行かないと…。花沢先輩ビデオとお昼ご飯もありがとうございました。」

「司も部活行くんでしょ、一緒に行けば?俺、昼から親から会社に呼ばれてるんだよね。」

「でも、ご迷惑じゃ…。」

「構わねーよ。牧野、行くぞ!」

「あっ、はい。花沢先輩お忙しいのにありがとうございました。」

「またね〜!」

「類、サンキューな。」


歩いている俺の後を小走りに牧野が追いかけてくるで、少しスピードを弱めてやる。

「先輩、走るのもだけど歩くのも早いんですねっ!」

「リーチがあるからな。」

「背が高くていいですね。」

そんな事を話していたら、玄関に到着する。



いつも応援ありがとうございます♡

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司くん、類くんの思うままですね(≧∀≦)
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コメント

コメント(3)
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2018/10/25 11:47 編集返信
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2018/10/25 18:32 編集返信
くるみぼたん
ありがとうございます♡
スリ○○○○○○様
類くんから話を聞いて居ても立っても居られなかったんです^ ^
自分達の大会のビデオを目をキラキラさせながら見てるつくしちゃんを見て、ようやく自覚しましたね♡

司くん、頑張って攻めていけるかな…(*≧∀≦*)


Ar○○様
あ〜、そうかもしれませんね。
恋愛に奥手なので、どうしていいのかわからないのかな…(≧∀≦)
ちょっとずつ俺様な感じ出していきますよ!

つくしちゃんのお弁当、私も食べてみたいです^ ^

くるみぼたん

2018/10/25 20:20 URL 編集返信
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くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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