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より速く。 12

家に帰って、部屋に入る。



「きゃーっ!!」



色んな感情が溢れてきて、ベッドでクッションを抱きしめる。



ふっと我に返って、唇をそっと触れてみる。




キスしちゃったんだ・・・。

あたしにとってはファーストキス。


付き合うようになった先輩は、予想外に可愛くって…ますます好きになっちゃた。


さっき別れたばっかりなのに、先輩の事を考えてたらもう会いたくなっちゃった。


ピロン♪と携帯が鳴った。


『さっき別れたばっかりなのに、もう会いてぇ』


先輩も同じ気持ちだったんだ…。


『あたしも会いたい♡』


嬉しくなって、あたしもそう返しちゃった。


その後は、他愛もない話をラインでやり取り。

甘いものが苦手な事やスポーツ全般得意だとかお誕生日も教えてもらって、他にもいっぱい質問しちゃった。
またあたしの作ったお弁当が食べたいって言ってくれたので、次のお休みの日にお弁当持って出掛ける約束しちゃった。


これってデートだよね。。


✳︎✳︎

次の日。


「おい、司!昨日は大会終わってから何してたんだよ?お祝いしてやろうと思ったのにさ。」

「ああ、悪い。ちょっとな…。」


昨日の事を思い出して、顔がニヤケてくる。


「司?ニヤニヤしてなんかいい事あったの?」

「・・・まあな。」

「ふーん…彼女が出来たとか?」

「なっ!!類!なんで知ってるんだ!!」

「「マジで???」」」

「だって、司の顔に書いてあるよ。」

「「誰なんだよ??」」

「1年の牧野。」

「へぇ〜、意外。」

「だよな。」

「そう?司には合ってると思うけどな。」


その後も、総二郎やあきらに散々からかわれた。




学校にいると、学年が違うから中々会えないんだな。。

半日でつくし不足になりそうだ…。



昼休み。


『屋上に来ないか?』


とつくしにラインする。


『ハーイ』


って犬なんだか猫なんだかわからねぇキャラがおっきなハートを持ってるスタンプを返して来た。



待っていると、屋上の扉を開け息を切らせながらつくしがやってきた。
周りをキョロキョロ見回して、俺を見つけると満面の笑顔になる。


はぁ〜、可愛いじゃねーかよ。


「走って来たのかよ。」

「うんっ!階段をダッシュで駆け上ってきたよ。」

「ふっ、そんなに急がなくてよかったのに。」

「だって…一緒にいられる時間が減っちゃうでしょ?」


そう言いながら俺の隣に座ったつくしの頬にキスをする。


「きゃっ、学校だよ!!」

「誰もいないだろ。」

「で、でも…。」


まだ何か言いたげなつくしの口を塞いでやる。


唇を離すと、少し潤んだ目で俺を見ている。

その表情にぎゅっと胸が押しつぶされそうな気持ちになる。


「・・・ごめん。嫌だったか。」


俺の言葉に首を振る。


「嫌じゃないの。でも・・・ドキドキしすぎで心臓が持たないよ。だって、司はあたしの初めての彼氏なんだもん。」


キスが嫌だった訳でなくて安堵する。

しかも、俺が初めての彼氏だって事に嬉しさが込み上げてくる。


「俺もつくしが初めての彼女だよ。俺のファーストキスあげたんだから大事にしろよ。」


パッと顔を上げたつくしは、驚いた表情をしている。


「嘘っ??」

「ほんとだよ。俺もつくしと一緒だ。」

「へへっ。」

「なんだよ。」

「司はカッコいいから、今まで彼女とかいっぱいいたんだろうな〜って思ってたから嬉しい。」

「なんだ、そんな事か。」


つくしの頭をくしゅくしゅっと撫でる。


「あっ、もうっ!ボサボサになったでしょ。」


髪を手櫛で直しながら、


「あっ!お昼ご飯食べなきゃ!!」


と大きな声を出し、巾着を膝に置く。


「司、お昼ご飯は?」

「あ?持ってねぇ。後でサロンに行って食うわ。」

「いっぱいあるから一緒に食べよ。」


そう言いながら、弁当箱を開く。

そこには、前に類の家で見たより色とりどりのおかずとおにぎり。


「おまえ、一人でこんなに食べるつもりだったんか?」

「違うよっ!昨日、あんまり寝れなくて早く起きちゃったの。で、司と一緒に食べたいな〜なんて思いながら作ってたら作り過ぎちゃった。」

「・・・・・」

「ごめん…こんなの重いよね。。」

「いや、嬉し過ぎて言葉が出なかったんだ。」


つくしの作った弁当を2人で食べる。
授業が始まるギリギリまで、2人で屋上で過ごした。




いつも応援ありがとうございます♡

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夕方に、番外編を短いですがUPしますね。
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コメント

コメント(3)
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2018/11/01 11:46 編集返信
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2018/11/01 12:17 編集返信
くるみぼたん
ありがとうございます!
スリ○○○○○○様
付き合いたての初々しい感じ、ちゃんと表現できてめしたか?
この2人なら、ずっと甘々な感じになりそうですね(≧∀≦)

類くんは、2人の気持ちに気が付いていましたからね。
付き合うのも時間の問題…って思ってたことでしょう^ ^


悠○様
お忙しいのにありがとうございます╰(*´︶`*)╯♡
可愛く書けてます?
悠○様の所でも、甘々な2人にしてあげて下さい♡

くるみぼたん

2018/11/02 07:58 URL 編集返信
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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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