FC2ブログ

Crush on 14

昨日から、つくしに何度も電話してるのに繋がらない。
卒業式も終わったはずなのに、あいつ何してんだ?


イライラしていると、そんな時に限ってババァから呼び出される。

ノックして中に入ると、ソファに誰かいる。
そいつが振り返った瞬間、息が止まるかと思うぐらいびっくりした。


「つくし・・・。」

「司、えへへ、来ちゃった。」


そこにいたのは、会いたくて会いたくて仕方がなかった愛しの彼女。
驚きと、嬉しさと色んな感情が溢れてきて動けないでいると、


「司さん、いつまでそこに立ってるつもり?早くお掛けなさい。」


ババァの前だから、抱きしめたいのもキスしたいのも我慢して、つくしの隣に座る。


「つくしさんは、ここに住んで9月からこちらの大学に行く事になりました。それまでは、語学学校と邸でレッスンを受けます。」

「どういう事ですか?」

「司がNYに来る前に、つくしさんに打診して決めた事です。その為に、彼女は1年間頑張ってきたのですよ。」

「聞いてないぞ!なんで俺に一言も相談しなかったんだ?」

「私が、司には内緒にしなさいと言ったからです。つくしさんはその約束を守ったのです。彼女を責めないように。」

「司、ごめんね。」

「はあぁ、びっくりさせんなよ。」



「私からは以上です。下がっていいわ。司さん、一緒の邸に暮らすとはいえ、節度のある生活を送るように。」


つくしと一緒にババァの部屋を出る。
そのまま手を引き廊下を早足で歩いていく。


俺の部屋に到着し、部屋に入るなりつくしを抱きしめる。
つくしも俺の背中に手を回してぎゅっと抱きついてくる。


「つかさ、会いたかった。」


と消え入りそうな声で言った。


「つくし、顔見せろ。」


そーっと顔を上げるつくしを見てドキッとする。
1年前に比べて、大人っぽくなったというか、綺麗になっている。


「つくし、会いたかった。おまえ、めっちゃ綺麗になったな。」

「司だって、カッコよくなったよ。」

「なぁ、キスしていいか?」


つくしが首に手を回してきたのを合図に、先ずは触れるだけ、そして角度を変えながら深く深くキスをする。


「はあぁ、おまえびっくりさせんなよな。」

「ごめんってば。」

「ババァの言ってた事、本当なのか?」

「うん。」


初めて、ババァに会った時にNYの大学に進化しないかという話を聞いて決めたと。
俺には内緒だと言われたから、言いたかったけど黙っていたと。

この1年は、邸で英語のレッスンを受け、類にはフランス語、あきらにはマナー、総二郎には茶道を習っていたと。


マジかよ。


夏に会った時、あいつらはそんな事言ってなかったぞ。



いや、ちょっと待て。


「類たちに教えて貰ってたって、2人っきりでか。」

「えっ?違うよ。花沢さんとは学校の図書館だったし、美作さんとはお家にお邪魔してだけど双子ちゃん達いたし、西門さんところではお弟子さんいたし…。」

「何もなかったんだろうな。」

「ある訳ないでしょ。私の好きなのは司だけだよ。」

「なっ・・・おまえなぁ。そんな可愛い事言ってると、襲うぞっ。」

「でも、お母さんが節度ある生活を送りなさいって…。」

「だあぁ、こんなの生殺しじゃねーかよ!」

「つ、つかさ?」





「・・・やっぱり無理。つくし、抱きたい。」

「なっっ。」



「ダメか?」



我ながらかなり甘い声だったと思う。


「ダメじゃない…。」


真っ赤な顔をして俯いたつくしを抱き抱え、ベッドにいく。
1年ぶりに抱いたつくしは、少し丸みを帯びて色気が増していて、翻弄されっぱなしだった。
久しぶりで、手加減出来ずにがっついちまったので、疲れ果てたつくしは眠っている。


こいつにはびっくりさせられる事ばっかり。
決められたレールを歩く俺と違って、単身でNYに来るなんて相当覚悟が要っただろうに。
俺との未来を考えてくれてるんだろうか…なんて俺の都合のいいように考えちまうな。
益々愛しさが増してくる。



つくしを抱きしめ、久しぶりに深い眠りについた。




いつも応援ありがとうございます!
関連記事

コメント

コメント(4)
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます

-

2018/07/14 09:31 編集返信
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます

-

2018/07/14 12:05 編集返信
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます

-

2018/07/14 15:22 編集返信
くるみぼたん
ありがとうございます!
悠○様
ほんと毎日暑いですよね〜(>_<)
今日のお話、悠○様には生殺しでしたよね(笑)
なかなかそちらにもコメ残せてなくてゴメンナサイ。
色々続き楽しみにしていますね(*≧∀≦*)

スリ○○○○様
つくしちゃん、楓さんとの約束をちゃんと守って、1年間秘密にしてましたよ!
同じお邸での、2人の生活はどうなっていくんでしょうね、
なかなか遊んでいる暇はなさそうですが…。

くるみぼたん

2018/07/14 22:16 URL 編集返信
コメント投稿
非公開コメント

訪問ありがとうございます!

プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

大したお話は置いてありませんが、
ブログ内のお話等の無断転載、無断掲載は固くお断りしています。

カテゴリ