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はじめてのデート。後編

リムジンの中で、いつものマシンガントークを繰り広げる紬。
学校のことや、翔や睦のこと、つくしに怒られた話や、今日行く所の話などをしていた。


そうしてるうちに、第1の目的地「キャットカフェ」に到着。

俺が先に降り、つくしにしてやるように紬をエスコートしてやると、綺麗な身のこなしでリムジンを降りた。

なかなかやるじゃねーか。
ちゃんと、レッスンを受けてるんだな。

手を繋いで、店に入っていく。
貸し切りにさせたキャットカフェ。

紬はドアを開けるなり、紬は目をキラキラさせて、吸い寄せられるように中に入った。
店員に触り方や注意事項を教えてもらい、ネコのいるスペースに入っていく。



げ・・・こんなにネコがいるのか。



近づかないように椅子に腰を掛けたが、すぐに紬に呼ばれる。


「パパ、みてみてかわいいよ。パパもこっちにきていっしょにさわろう!」


仕方なく紬の隣のソファに座る。
すると2匹のネコか俺に近づいてきて、膝の上に座ろうとしている。

「わぁ、パパネコちゃんたちににんきだね!」


嬉しくもなんともないんだが、紬がいる手前邪険にも出来ずにいる。


「あっ、パパ、しゃしんとってもらおうっ!」


紬が店員にお願いして写真を撮ってもらう。
その後、俺はネコと離れてコーヒーを飲み、紬はあちこちウロウロして、店中のネコの仲良くなれたと喜んでいた。

俺にとっては地獄のような時間がようやく終わった。



次の目的地は「うさぎや」

普通のカフェだと思っていたのに、店の中に入るとあきらの家を思わせるようなラブリーな内装。
いま流行りの“インスタ映え”するらしく、店内は女子で溢れかえっていた。

週末のため、貸し切りにも出来なかったが、端の席をリザーブしてもらい、並ぶ事なく店内に入る。
店に入った途端、店内はザワザワし、俺らを見ている。
本来なら、こんな所に1秒足りともいたくないが、紬の為我慢だな。


メニューを見ても何がいいかわからねーから、紬に任せることにした。


「好きなの頼んでいいぞ。」

「紬ね、頼みたいのがあるんだ。」


とメニューは決まってるようなので、店員を呼び注文する。
俺はコーヒーを頼み、紬は「この前、夕方のテレビで見たのをお願いします」と頼んでいた。



店員が持ってきたパフェを見て驚愕した。


いつもつくしがメイプルのカフェで食べているものの数倍はあるんじゃないかと思えるもの。
つくしの歯切れの悪かった理由はこれか…。


「紬、そんなに食べれるのか?」

「ん?パパといっしょにたべるんだよ〜。あ、そうだ、しゃしんとらなきゃ!」


近くにいたSPに頼んで写真を撮ってもらう。



マジでこれ2人で食うのか?



写真を撮るときに、隣の席に移動した紬は、そのまま、食べ始める。


「いただきまぁ〜す!これパパのスプーンね。」


嬉しそうな顔で、パクパク食べ進めている。


「あっ、そうだ。パパちょっとスプーンかして。」


スプーンを渡すと、取り皿にアイスクリームや上に乗っているケーキなんかを取り分けて、SP達に渡していた。


「あげていいのか?」

「うん。ママがね、のこしたらもったいないからたべるまえにみんなにわけてあげなさいっていってたから。」

「ふーん。」

「だからパパもたべてね!ほら、アーンして。」


可愛い顔をして、スプーンにアイスクリームを乗せてこっちに向けてくるので、つい口を開けて食っちまった。


「いちごアイスおいしいでしょ?」

「甘過ぎだろ。」

「おいしいのに…。」


コーヒーで流し込むようにして胃に入れる。

その後は、スプーンを持たされ、何口かコーヒーで流し込むように食べる。


残りあと少しとなった所で、お腹いっぱいだからもう要らないと言う紬。
「残していいぞ」と言ったら悲しそうな顔をしている。


「どうした?」

「だって、ママがぜんぶたべないとダメっていってたもん…。」

「黙ってたらわかんねーだろ。」

「でも・・・」


紬は、つくしに似て嘘はつけねーんだよな。


「わかった。パパが食ってやるよ。」

「ホントに?パパだいすきっ!」


最後の数口、コーヒーや水でで流し込むようにして食べる。
なんとか食べ終え、店を出る。


「パパ、おいしかったね。」

「そ、そうか。」


胸焼けして気持ち悪い…。
運転手に頼み、濃いめのコーヒーを持って来させる。




最後の目的は「プリクラ」

つくしに聞いたら、写真を撮る機械と言っていた。
車が到着したのは、ゲームセンターの前。

こんな所にあるものなのか?

しかもプリクラの機械の周りには、女子高生…か?キャアキャア言う女が沢山いる。
今日は俺に対する嫌がらせか…と思える所ばかりだな。
紬…いやつくしもか…のお願いでなければ絶対来ないぞ。


紬のお目当ての、キャラクターのイラストがプリントされる機械を見つけ、中に入り機械を操作する。
フレームを選び、紬を抱き上げ一緒に写真を撮る。

その後は、スタンプや字が書けるらしく、紬が楽しそうにやっていた。
それが終わって、待つこと数分…シールになった写真が出てきた。
プリントされた写真を見て、嬉しそうな紬。


「ママやかけるやむつ、それからタマさんともいっしょにとりたいね〜、パパ。また、みんなでこようね!」

「あっ、ああ。」

「きょうはたのしかったね。パパ、つれてきてくれてありがとう!」

「紬が楽しかったら、パパも嬉しいぞ。」

「ねぇ、ママにおみやげかっていこうよ。」

「そうだな。たい焼きでも買って帰るか。」

「うん。つむぎもたべたい。」

「おまえ、まだ甘いもの食うのかよ。」

「うん。」

「ちゃんと夕飯食べろよ。」

「はぁ〜い!」



たい焼きを買って、邸に帰る。


「ただいまぁ〜!」

「おかえり、紬楽しかった?」

「うんっ!パパとねぇ〜。」


紬が機関銃のように話し始める。
つくしは笑いながらも、俺の方を向き、


「おかえり。大丈夫だった?」


ちょっと心配そうに言った。


「まぁ、なんとか…。」


つくしの肩を引き寄せて、チュッとキスをする。


「ねぇ、ママきいてるのー?」

「あっ、ごめんごめん。」


つくしは笑いながらも、紬の話を聞いている。
ひとしきり話した紬は、たい焼きを持って、タマの所へ行った。
また、タマにも話をするんだろう。



夜、子供達を風呂に入れ、つくしが寝かし付けを終えて、リビングに出てくる。


「司、今日は疲れたでしょ。」

「ああ、俺には拷問のようだったよ。」

「ふふっ、苦手な所ばっかりだったもんね。」

「始めから言っとけよ。」

「ごめん…でも、紬は楽しみにしてたし・・ねっ。」

「夜は、つくしが俺を楽しませてくれるんだよな。」

「お手柔らかに。」

NY で初めて、つくしを抱いてから、子供も3人生まれたけど、ますますつくしにハマっていく。
子供達との時間は、俺にとってかけがえの無いもの。
つくしとの時間は、唯一、1人の男としていられる時間だな。



いつも応援ありがとうございます!

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紬ちゃんにとっては、大好きなパパと楽しい場所でのデート♡
司くんにとっては、可愛い娘の為に我慢の連続でした(*≧∀≦*)
↓少しだけ、おまけがあります。
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〜後日〜
つくしが、デジカメを見ながらクスクス笑っている。
「どうした?」
「ん?ぷぷっ…。ああっ!!」
つくしの手からデジカメを取り上げると、この前の紬とのデートでキャットカフェにでネコに囲まれている俺。
「なっ!!いつの間にこんな写真。」
「SPの持田さんにお願いしてたの。紬の写真が欲しくってさ。」
「なんで俺まで撮ってるんだよっ!」
「司と紬の初デートでしょ。記念に残しておかないと…ね。でも、司にも苦手な人ものあったんだ〜って思って安心しちゃった。」
「はぁ?」
「だって、仕事でも家族な前でもいつも完璧なんだもん。」
「おまえの前じゃ、完璧でもないだろ。」
「ん?そうかなぁ〜。」
なぜかニヤリとしたつくしは、俺の脇腹をくすぐってくる。
「なっ、やめろって!」
「わぁ〜、ぼくもする〜!」
「むつも〜!」
なぜか昼寝から目覚めた下の2人まで参戦して、みんなでくすぐってくる。
「翔、睦、やめろって〜」
嫌がると、嬉しそうにキャァキャァ言いながら、くすぐってくる。
力ずくで、止めればすぐにでも辞めさせられるけど、敢えてしない。
「よーし、反撃だ!」
翔に睦に仕返しをする。
「わぁ〜、パパやめ〜て〜」
「キャァ〜〜ッッ!」
そこへ、学校から帰ってきた紬。
「わたしも、まぜて〜!!」
紬まで参戦し、家族みんなで揉みくちゃになっている。

そんな何でもない事が、俺ら家族の日常。

「あっ、つくし。写真の事後でちゃんときかせて貰うぞ。」
「あっ、覚えてたの?」
このまま、誤魔化すつもりだったようだ。
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コメント

コメント(2)
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2018/07/17 18:30 編集返信
くるみぼたん
ありがとうございます♡
ふふふ、司くん頑張りましたよ!
やっぱり娘にカッコ悪いところ見せられ無いですからね。
ネコもパフェもプリクラも普段の司くんなら絶対避けるのに娘の為チャレンジしました。
今度からのデートは、行き先聞いてからの返事になるのかな(*≧∀≦*)

司くんがデートで頑張った分、夜はつくしちゃんが頑張るのかな(//∇//)

写真は、 SP持田さんのファインプレーです^ ^
司くんの写真の10倍は紬ちゃんの写真があったはず。。

くるみぼたん

2018/07/17 22:22 URL 編集返信
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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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