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Crush on 30

司とパーティに出て以来、定期的にパーティに出るようになった。

司とパーティに行くと、綺麗なお姉さま達が恐ろしい目で私を見てくる。
司は、背も高くて日本人離れしててカッコいいし、お金持ちだからモテるんだよね。

司が1人でパーティに出てる時には、司の目に留まろうと寄ってくるお姉さま達が沢山いたらしい…。

司は「うぜぇ」って言ってるけど、司に見て欲しいって気持ちも解らなくもない。
でも、寄ってきて欲しくない。


私がトイレに行っている間に、司がお姉さま達に囲まれていた。
表向きは、普通の顔をしているけど、めちゃくちゃ怒ってる…。


すーっと司に寄って行き、


「(社長が急ぎの連絡があるので、折り返し連絡欲しいって言ってます。)」

「(ああ、わかった。皆さま、失礼します。)」


私の方をニヤリと見て、腰に手を当ててパーティ会場を一度出る。



司はふぅ〜息を吐き、


「マジ助かった。香水臭いのが寄って来てキレる寸前だったわ。」

「ふふっ、お疲れ様。」

「おまえ、俺にあんなヤツらが寄って来てて嫌じゃねーのかよ。」

「嫌に決まってるでしょ。でも、司が私だけって言ってくれるのを信じてるから。」

「そんなの当たり前だろ。」

「もう少し挨拶残ってるから、戻ろう。」

「ああ、お前が秘書だったら毎日楽しいのにな。」


全く不安が無いわけじゃ無いけど、司の事は信じてる。



✳︎✳︎



年が明けた頃、ババァに呼び出された。

社長室に出向き、ノックをして部屋に入る。


「失礼します。」

「椅子に掛けて待ってて。」


言われた通りにソファに掛ける。

ババァはいくつか書類に目を通してから、俺の前のソファに座る。


「シカゴでのプロジェクトはどうなのかしら?」

「先週に報告書をあげた通りです。あと1ヶ月で軌道にのる予定です。」

「そう。そのまま頑張りなさい。」

「はい。」


「今日お呼びしたのは、あなたの誕生日のパーティの事です。」

「パーティはしなければいけませんか?」

「今年で最後でいいわよ。その日に、あなたの日本支社長就任とつくしさんとの婚約を報告します。」

「ほんとですかっ?」


ぐっと手を握りしめる。


「何度も言わせないで頂戴。総帥も同じ意見ですから。」

「ありがとうございます。」


頭を下げたところで、ドアをノックして誰かが入ってくる。


「失礼します。楓さんお呼びですか。あれっ、司?」

「つくしさん、司の隣でいいからお座りなさい。」

「はい、失礼します。」

「先程、司に話をしたのですが、司の誕生日パーティで、司の日本支社長就任とつくしさんとの婚約を発表します。」

「えっ、日本支社長?」

「そうよ。あなたも司の秘書として一緒に日本に帰国してもらいます。」


今、俺の秘書って言ったよな。
顔がにやけてきそうになる。


「は・・・い。」

「つくしさん、どうしたの。嫌なのかしら。」

「いえ、びっくりして…。」

「覚悟は出来てるかしら。」

「私で、大丈夫なのかはわかりませんが、ずっと司と一緒に居たい気持ちは変わりません。」

「司はつくしさんじゃなきゃダメなのよ。司のことよろしくね。」

「はい。」


「今日は2人とも6時で上がっていいわよ。レストラン予約してるから一緒に行ってらっしゃい。」

「「はいっ。ありがとうございます!」」

「下がっていいわよ。」


2人で立ち上がり、社長の執務室を出る。


嬉しくて、つくしに抱きつきたいけどここは会社。
2人で拳を軽く合わせ、「後でな」とそれぞれの仕事に戻る。


自分の執務室に戻り、よしっとガッツポーズをする。



ようやくだな。



実力が認められて、日本支社長なのも嬉しいが、婚約者としてつくしと日本に帰れるのが嬉しい。

時間通りに上がれるよう集中して書類を片付けていく。



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コメント

コメント(3)
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2018/07/30 15:03 編集返信
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2018/07/30 15:39 編集返信
くるみぼたん
ありがとうございます♡
悠○様
司くん頑張りましたからね、ダブルでのご褒美です╰(*´︶`*)╯♡
私のところは、ちょっと甘過ぎる…(^◇^;)?
悠○様もぜひトライしてみて下さい…ねっ♡

スリ○○○○様
司くん、基本的には女嫌いですから、つくしちゃん以外にベタベタされるの苦手ですよね。
頑張った2人に楓さんからのご褒美ですね(*≧∀≦*)
きっと、楓さんもつくしちゃんを手元に置いておきたいと思ってるはずですが、2人揃っての日本へ帰国です♡

くるみぼたん

2018/07/30 21:53 URL 編集返信
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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

大したお話は置いてありませんが、
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