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Can I keep a secret? 7

「マキちゃん、今週の金曜日に同期のみんなで飲みに行くんだけど、来ない?」

「うーん、どうしよっかな。」

「なんだかんだ言って飲み会にはいつも来ないんだもん。金曜日は首に鎖を付けてでも連れて行くから。」

「げっ、勘弁してよ。」


その日の夜。


「ねぇ、司。金曜日、同期の飲み会があるんだけど・・・」

「ダメだ!」

「だよね。やっぱり。」

「行きたいのか?」

「うーん、わかんない。」

「じゃあ、やめとけ。」

「そうする。」




行かないはずだったのに、定時で上がって帰ろうとする私の前にいるのは、沙耶ちゃんと絹ちゃん。
私の両隣の2人がガシッと腕を組んできて、逃げられない。


会社近くの居酒屋に連れて行かれ、中に入ると同期が総勢7人。
それに、私達が加わって総勢10人。

私の両隣にはそのまま沙耶ちゃんと絹ちゃん…逃げられない。


「ちょ、ちょっとトイレに行っていい?」

「私がカバン持ってるから、逃げられないよ。」


と絹ちゃん。


「私はトイレに一緒に行くから。」


とトイレまで付いてきた沙耶ちゃん。




はあぁ、厳戒態勢だわ。




個室に入り、なんとかポケットに入れてた携帯で司にLINEをうつ。


『ごめん。同期に拉致られて会社近くの○○って居酒屋に飲み会に来てます。なるべく早く帰るようにするから…。』


『はぁ、ふざけんな!迎えに行くから待ってろ!!』


『でも、バレたら…。』

『パーティは明日だから、なんとでもなるだろ!』



トイレから出て、沙耶ちゃんに連れられ気乗りしないままみんなのいる部屋に戻る。


「遅いから、頼んでおいたよ。乾杯だし、ビールでいいよね。」

「私、お酒は…。」

「ちょっとぐらい大丈夫でしょ。」


ビールを持たされ、みんなで乾杯をする。


乾杯の後は、みんなバラバラになって合コン状態。
私の両隣には、井上くんと佐藤くん。


「牧野さん、飲み会に来るの初めてだよね。」

「そうそう。」

「あんまり飲めないから。」

「そうなんだ、唐突だけど、牧野さん彼氏いるの?」

「彼氏はいないけど…。」

「もしかして片思い?だったら僕にもチャンスあるのかな。」

「えっ?」

「せっかくだから、連絡先交換しようよ!」

「ごめん、無理。」

「なんで〜、そんな固い事言わないでさ、連絡先教えてよ。」


と、佐藤くんがポンと肩に手を置いた瞬間、障子がバンっと開いた。


「えっ、支社長?」


「「きゃ〜〜!!」」


あっという間に、場はパニック。

固まってしまった佐藤くんは、私の肩に手を置いたまま。

「おいっ、おまえ。牧野から離れろ。」

「はっ、はいっ。」


慌てて私の肩から手を離す。


「つくし、帰るぞっ!」


ガシッと腕を掴まれ、引きずるように連れ出される。


「あっ、カバン。」

「これっ。」


絹ちゃんが差し出した私の鞄を司が受け取って部屋を出る。
部屋の外には西田さん。


「西田、後は頼んだ。ここの支払いは俺がするから。」

「承知しました。」

「西田さん、ご迷惑おかけします。」

「大丈夫ですよ。つくし様。」


西田さんが同期のみんなに、司と私の事を話してくれたらしい。
明日のパーティで、披露されるので、それまでは他言無用と。

私の近くにいた井上くんと佐藤くんは顔面蒼白だったとか。

後から、沙耶ちゃんから、


『びっくりしたけど、マキちゃんが誰にも振り向かない理由がわかったよ。明日頑張ってね!』


ってLINEが来てた。





私と司は…って言うと、リムジンの中でめちゃくちゃ怒っている司をひたすらなだめ、マンションに帰ってからお風呂に一緒に入り、ベッドでは司に言われるがままだった。


明日ドレスを着るからキスマークをつけないで…って言ったら、見えない所に沢山つけられていたの。
エステの時に、気がついて…恥ずかしいなんてものじゃなかった。



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コメント

コメント(3)
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2018/08/12 09:26 編集返信
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2018/08/12 11:04 編集返信
くるみぼたん
ありがとうございます!
悠○様
つくしちゃん、押しが弱いですからグイグイ来られたら断れませんでした。
その後の司くんは、受け入れないとですよね(笑)

スリ○○○○様
同期のお節介…つくしちゃんにとってはありがた迷惑ですよね。
しかも、行ってみたら合コン状態……。
司くんは、明日がパーティじゃなくても来たんでしょうけど、こんな危険な状態放っておけませんよね。。
パーティなのですが、その前にある人を登場されますよ(๑>◡<๑)

くるみぼたん

2018/08/13 07:54 URL 編集返信
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Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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