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Proof of love 1

「牧野、来週の土曜日に帰るから、メープルに来てくれないか。」



「わかった。」




道明寺と約束の4年が経った。

約束通り、道明寺は帰ってくるって言ってるけど、きっとすぐにNYに戻らなければならない。
世間にはバレてないけど、道明寺のお父さんがまた倒れたんだ。

前の電話では、約束を守れないかもしれないって言ってたのに………。




きっと、道明寺の考えている事はひとつだけ。
あたしは、道明寺の望むようにするだけ。



✳︎✳︎


メープルのプレジデンタルスウィートで待っていると、少し硬い表情をした道明寺があたしに近づいてくる。


「道明寺、おかえり……でいいのかな。」





「牧野、ごめん・・・・・別れて欲しい。」




「…わかった。道明寺は自分のすべき事を頑張って。」

「約束守れなくて、本当にごめん。」

「悪いと思ってるのなら、ひとつだけお願いがあるの。」




「なんだ?」





「最後に抱いて欲しい。」





「……いいのか?」

「あたし初めては道明寺って決めてたから…お願い。」


道明寺とは一緒に居られなくなるけど、あたしが道明寺を大好きだった証を身体に刻み込みたい。



「後悔しないのか?」


「するわけないでしょ。」


そのまま、切なそうな顔をした道明寺にベッドルーム連れて行かれる。




貪るようなキスをして、お互いを求め合う。
初めてだけど、道明寺とだったら怖くない。
あたしの中で道明寺を感じたい。

「挿れるぞ」とあたしの中に挿ってきた道明寺の圧迫感が半端ない。
初めて感じる痛みと、道明寺があたしの中にいる嬉しさと、悲しみで涙が零れ落ちる。
お互いの体温を交換するように、あたしの奥深くまで道明寺が入ってきて、果てた。
それは何度も、あたしが気を失うかのように眠りにつくまで続いた。


✳︎✳︎


4年が経っても約束を守れない為、俺から別れを切り出したが、牧野はすんなり受け入れた。
親父が倒れた事を知っているから、覚悟をしてたのかもしれない。


牧野が最後に抱いて欲しいと言った。
俺も抱きたいと思うのは牧野だけ。

貪り合うように、キスをして、お互いを求めあった。

俺も自身が牧野の中に入った時の衝撃は半端なかった。
牧野の中は初めてなのに俺に絡みつくように離さない。
避妊なんて、頭の片隅にも無かった。
ただがむしゃらに牧野を求め、中に精を放った。

愛してるとも大好きとも言うことも出来ず、ただただお互いの名前を呼ぶだけしか出来なかった俺たち。
お互い初めてなのに、何度も求め合い牧野の中に精を放ち、最後に気を失うかのように眠ってしまった。



「おまえの初めてをくれてありがとうな。ごめんな。牧野、愛してるよ。」



額にキスをし、ベッドを離れ西田に電話してあるものを準備して、明日の朝、部屋を出る牧野に渡して欲しいと頼んだ。


2人の最後の夜。
牧野のところに戻って、抱きしめて眠りについた。



いつも応援ありがとうございます!

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新連載ですが、切ない始まりでごめんなさい。
しかも、しばらく続きます…。
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コメント

コメント(4)
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2018/08/20 10:35 編集返信
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2018/08/20 11:54 編集返信
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2018/08/20 12:19 編集返信
くるみぼたん
ありがとうございます!
スリ○○○○様
自分で書いてても、ちょっと泣きそうなんですが…。
別れてしまう2人…どうなっていくのでしょうか?

あ〜、今回も名探偵スリ○○○○様には敵わないかも…(>_<)
西田さんに頼んだ物は、なんでしょうね。。
明日、判明しますよ。

もうしばらく、切ない展開か続くのですが、お付き合い下さい。

まつ○○様
ありがとうございます!
そう言ってもらえるとお話を書く励みになります!


悠○様
甘々が続くと、つい切ないお話を書いてしまいます(汗)
書き始めると、自分が辛くなって後悔するんですが(>_<)

くるみぼたん

2018/08/20 16:37 URL 編集返信
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くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
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