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Proof of love 17

道明寺と再会して3日目。


急展開だったけど、道明寺と一緒に暮らすことになった。


婚姻届も、準備万端で今にでも出しに行く勢い。
でもそれに待ったをかけているのはあたし。
道明寺は、大丈夫って言ってるけど、道明寺のお母さんの事が気にかかる。


「ねぇ、あんたのお母さんの事だけど…。」

「あっ、心配ないって言ってるだろ。」



「直接話がしたいな…。」





「・・・はあぁ、わかった。」



道明寺は携帯を取り出し、電話をかける。


「俺。
牧野と結婚するから。
文句ねーよな。
牧野が話ししたいって言ってるからかわるわ。」


ポンと携帯を渡される。


「もしもし、牧野です。」


ううっ、緊張する…。


『牧野さん、話って何かしら。』

「あのっ、ど…司さんと結婚させてもらっていいんでしょうか。」

『ええ、反対しないわ。』

「望の事もご存知ですよね。」

『知ってるわよ。』

「勝手なことして申し訳ありませんでした。」

『謝ることなんてないわ。辛い思いをさせてごめんなさいね。』

「とっ、とんでもないです!」

『近いうちに望に会いに行くわね、つくしさん。』

「はっ、はいっ。ありがとうございます!」


道明寺のお母さんに名前で呼ばれて、びっくりしたのと嬉しいのとで、呆然としていた。


「おいっ、何か言われたのか。ちょっと貸せ。」


あたしから、携帯を奪い取り、


「牧野に変なこと言ってねーだろうな。
あっ?
わかった。」


そう言って電話を切った。


「もう心配な事はないか?」

「大丈夫。ありがとう。」



「今から婚姻届出しに行くか。」

「うん。望も連れて行っていい?」

「当たり前だろ。俺たちが家族になる瞬間なんだから。」


道明寺は、記入の終わった婚姻届を胸ポケットに入れ、望を抱き上げ、あたしの肩をぐっと引き寄せて歩き出した。

道明寺にとって、あたしが横にいるのも、望がいるのも当たり前になっているのが嬉しい。


リムジンに乗り、区役所に行って、婚姻届と望の認知届を提出する。





帰りのリムジンの中。


「望、今日からおまえは道明寺望だぞ。」


チャイルドシートに乗せた望に話しかけている。


「ぱっ ぱっ・・だぁ〜っ!」

「なんだ、望?」

「だぁ〜、だぁ〜っ。」


望は道明寺に手を伸ばしている。


「抱っこして欲しいって。」

「ダメだ。ここにちゃんと座ってないと車には乗れないぞ。」

「だぁ〜っっ!!」

「泣いてもダメだぞ。ルールはちゃんと守らないとな。」



「……ぷっ、道明寺がそれ言うの??」


「はぁ?」


「だって、高校生の時はルールなんて無視して好き放題だったのに…。」


大笑いしてる、あたしを見て望も「キャッキャッ」と笑い始めた。


「少しぐらいハメを外すのは構わねーよ。でも、これは命がかかってるからな。」


道明寺が思いのほか、ちゃんと望に向き合ってくれててびっくりする。
子供とか苦手だと思ったんだけどな…。


「俺だって子供は苦手だぜ。俺と牧野の子だから特別だな。籍も入れたことだし望の兄弟作ってやろうぜ。」


「なっ・・・」


「夫婦だから、当たり前のことだろ。まだ1回しか抱いてねーんだし、これからお互いの事を知って行こうぜ。」

「もうっ、望の前でそんな事言わないでよっ!」

「なぁ、望。パパとママが仲良くしてる方が嬉しいよなぁ。」


道明寺に話しかけられて、「キャッ キャッ」っと望が手足をバタバタさせている。



道明寺と望と3人で笑いあえる日が来るなんて、あの頃のあたしは考えてもみなかったな。



「これからは、沢山笑ってもっと幸せになろうぜ。」


「えっ?」


「さっきから、考えてる事ダダ漏れ。考えてる事がわかるからいいけどさ。」

「あはは。」



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コメント

コメント(3)
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2018/09/05 13:15 編集返信
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2018/09/05 17:50 編集返信
くるみぼたん
ありがとうございます♡
悠○様
ようやく入籍したので、家族でイチャイチャさせちゃいました(≧∇≦)
司くんはきっと子煩悩になりそうですよね!

スリ○○○○様
楓さんはずいぶん前からつくしちゃんの事を認めてくれてたんですよね…。
結婚を認めてもらって、“つくしさん”と呼ばれて、つくしちゃんはとても嬉しかったと思います (*^◯^*)
次は…ご想像通りかな(〃ω〃)
そろそろ終わりが近づいて来ましたよ。。

くるみぼたん

2018/09/05 22:59 URL 編集返信
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Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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