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Change! 24

「坊ちゃん、牧野様がジョン F ケネディ空港のセキュリティに保護されているそうです。」

「セキュリティだと、何故だ?」

「その鞄を空港で置き引きにあったらしく、セキュリティに行ったようですが、その先は詳しくはわかりません。」

「俺が行くので、そのままそこにとどまらせろ。」

「伝えておきます。」


顔を見るまで安心出来ないが、牧野の居場所と無事かわかり、一息つくことが出来た。


✳︎✳︎

NYに降り立ち、SPにセキュリティまで案内させる。


部屋のドアを開けると、パイプ椅子に座っている牧野。


「牧野っ!」


俺の声に振り返った牧野は驚いた顔をしていたが、立ち上がって俺の所まで走って俺に抱きついてくる。


「どうみょうじぃ〜!」

「大丈夫か?」

「うん・・・。」


俺に抱きついている牧野は少し震えている。



落ち着くまで、牧野を抱きしめて頭を撫でてやる。


セキュリティに牧野のパスポートを見せ、西田に手続きをさせ部屋を引き上げた。



空港を出て、リムジンに乗りメープルに向かうも、その間牧野は何を話すわけでもなく俺にべったりくっついたまま。


メープルに到着し、そのまま最上階のプレジデンタルスウィートに入る。



部屋に入るなり、牧野は俺に抱きついてくる。


「牧野、おかえり。」

「ただいま。もう道明寺の所に帰ってこれないかと思った〜。」

「心配するな。地の果てでも地獄でもお前のこと探し出してやるから。」

「ぷっ、道明寺なら何処まででも追いかけてきそう。」



そう言って俺を見上げた牧野は首に手を回しそのまま背伸びをして、俺にキスをしてくる。
そのままお互いを貪るようなキスを続けていると、『グゥ〜』っとお腹の鳴る音が聞こえた。


その音に吹き出した俺たち。


「メシにするか?」

「うん。お腹すいた。」

「ルームサービスでいいか?」

「ありがと。お肉食べたいな、それからデザートも。」

「オッケー。」


通常運転な牧野の食欲にちょっと安心する。


ルームサービスを待つ間、ソファに座って牧野の話を聞く。


ババァが急遽、ヨーロッパに出張になった為、ジョン・F・ケネディ空港から民間機に乗って帰ることになった牧野は、飛行機を乗るゲートの所で置き引きにあい、困った牧野はセキュリティにどうしたらいいのか聞きに言ったんだと。

名前や年齢、国籍なども話すも、25歳だという年齢を疑われたらしく調べもしてくれなかったんだと。
道明寺HDに勤めていると話しても、鼻で笑われたんだとか。
そのうち不法入国者と間違われ、ずっと部屋に閉じ込められていたんだとか。

牧野の語学力なら、相手の言ってる事は全部理解出来てたしきちんと話もしたんだろう。
セキュリティにいる奴らは、体格の大きな屈強な男達ばかりだから怖かっただろうな。


「で、何歳だと思われてたんだ?」

「高校生だろって。」

「マジか?」

「ありえないでしょ?」

「まぁ、日本人は幼く見えるからなぁ。」

「道明寺まで…ひどいっ!」

「悪りぃ。いつもお前は可愛いぞ。」

「もうっ、そんな事言うなんてずるいっ。」


そんな言い合いをしていると、ルームサービスが運ばれてくる。
さっきまで怒ってたのに…ぷっ、ステーキに目が釘付けだぜ。


牧野をエスコートして席に座らせ、俺も隣の席に座る。
2人でゆっくりしたかったので、全部を一度に持って来させた。


「ほら、食っていいぞ。」

「いただきま〜す!」


目をキラキラさせながら美味しそうにメシを食ったいる牧野。
その姿を見ながら俺も食が進む。


「ねぇ、道明寺は1週間ちゃんとご飯食べてた?」

「まあな…。」

「あ〜、その返事は絶対適当だったでしょう?」

「じゃあ、お前がずっと俺の側にいてくれよな。」

「あたしでいいの?」

「おまえじゃないとダメなんだ。なぁ、俺と結婚してくれないか?」

「はい。よろしくお願いします。」

「マジか?嘘じゃねーよな?」

「ほんとだよ。あたも司と結婚したい。」


ポケットから小箱を取り出し、その中身を牧野の左手の薬指にはめる。


「これって…。」

「エンゲージリング。もう外すなよ。それからこれも。」


ポケットから取り出したネックレスをつけてやる。


「えっ、あたしのネックレス…。」

「ハワイで飛行機の中にあったんだ。」

「よかったぁ〜。もう見つからないかと思った。」

「ずっと付けてろって言ったよな。なんで外したんだ?」

「ほら、空港でセキュリティゲート通るでしょ?ベルトや時計も外さないとダメって書いてあったから、ネックレスもダメかと思って外しちゃったの。で、付ける前に鞄を取られちゃったから…。」

「もう外すなよ。それから、民間機には1人で乗るな。わかったな。」

「え〜、そんなぁ…。」


まだ話してないが、牧野にも男女で2名SPを付ける事にした。



いつも応援したありがとうございます♡

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飛行機って、最終搭乗する時にパスポートをチェックするはずなんですが…そこら辺は妄想の世界という事で目をつぶってて下さい。
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コメント

コメント(3)
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2018/10/02 19:12 編集返信
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2018/10/02 19:52 編集返信
くるみぼたん
ありがとうございます♡
スリ○○○○○○様
つくしちゃん怖かったんですよね。
そんな中、司くんが迎えにきてくれて緊張の糸が切れちゃったんですよね。
司くんに思いっきり甘えて、ようやく安心出来た事でしょう♡
セキュリティの人たちは道明寺からクレームが入ってることでしょう。
仕事が続けられてるかは想像にお任せします^ ^

悠○様
ふふっ、ありがとうございます。
そろそろストックが尽きそうなんですが、頑張ります!

くるみぼたん

2018/10/02 20:22 URL 編集返信
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Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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