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Change! 26

Rurururu………

「ん・・・電話だ。つかさ、起きて!」

「ああ。」


寝ていた司は、渋々電話を取る。


「・・・・・あ?ふざけんな!!・・・はぁ、わかった。準備する。」

「どうしたの?」

「N社の社長と会食だとよ。おまえも連れて来いって。」

「ニックさんのところ?マリアさんも来るのかなぁ?」

「おまえ、なんで知ってるんだよ?」

「あれ?社長から聞いてない?N社は司とあたしが担当になったんだよ。」

「はぁ?聞いてないぞ!」

シャワー浴びてから着替え、ホテルの下に迎えに来ているリムジンに乗り、会食があるレストランへ向かう。
道中、パーティの時のマリアさんの事とか、N社の契約が取れた経緯を司に話をする。


「なんかおまえらしいな。」

「ん?そう?何にも特別なことなんてしてないのにね。」

「だからだろ。」


✳︎✳︎


会食の場所は、思いの外カジュアルなイタリアレストラン。

個室を案内され中に入ると、既にニック社長とマリアさんが席に着いていた。


「(初めてまして、道明寺司です。よろしくお願い致します。)」

「(司、堅苦しくならないで、今日は友人としてこの場を楽しんで。)」

「(・・・はい。)」



「(つくし、昨日は大変だったのね。大丈夫だったの?)」

「(あっ、はい。幸か不幸か、飛行機には載ってなかったですし…。)」

「(そうだったの?)」


空港で置き引きにあって、荷物だけハワイに行ってて、あたしはセキュリティで高校生の不法入国者と間違われて、空港のセキュリティオフィスに閉じ込められてた話をした。


ニック社長もマリアさんも笑ってたけど、その時はシャレにならなかったんだってば。


「(司は心配だったね。)」

「(はい。生きた心地がしませんでした。)」


その後は、アットホームな感じで美味しいイタリアンをいただき、最後にデザートとコーヒーが出て来る。
ケーキを見て、目をキラキラさせた私を見てフッと笑い、「俺の分もやるよ」と司は自分のデザートをあたしに差し出したのを、ニックさんとマリアさんが笑顔で見ていた。


「(司は、つくしの前ではいい顔するね。)」

「(そうですか?)」

「(何年か前に、パーティで見かけた時には周りを寄せ付けないオーラを出してたからね。)」

「(あの頃は若かったですから。つくしに出会って新しい自分を知ることが出来ました。)」

「(2人はどうやって知り合ったんだい?)」

「(とあるお見合いの相手の身代わりだったんですよ。)」


「司っ!!」


「(はははっ、出会うべくして出会ったんだね。)」

「(そう思います。)」



「(つくしが心配で会社に電話を入れたら、まだNYにいるって聞いてね、司にも会って見たかったから急に時間を取ってもらって悪かったね。)」

「(とんでもないです。こちらこそお会い出来て良かったです。これからよろしくお願いします。)」


ニック社長とマリアさんとお別れをしてリムジンに乗り込む。



「楽しかったね。ニック社長もマリアさんもいい人だよね。」

「ああ。おまえが引き寄せた縁だよな。」

「しばらく、日本とNYで忙しくなるね。」

「2人一緒だったらどこでもいいぞ。」


司に予定を聞いたら、日本に帰るのは明日の朝だって。


あたしのせいで仕事止めちゃったんだよね…。
大丈夫かな。


「心配ないぞ。今からどこか行くか?」

「えっ、いいの?」

「ああ。」

「じゃあ、自由の女神見に行きたい。」

「ぷっ、ベタだな。」

「だって、初海外だよ。」


司は笑いながらも、運転手さんに行き先を変更してくれた。
フェリー乗り、リバティー・アイランドに移動し、お上りさんのように自由の女神を見るあたしに司は付き合ってくれた。


「もう行きたい所はないか?」

「エンパイアステートビルに行っていい?」

「あーそれなら、俺の執務室の方がよく見えるぞ。」

「そうなの?でも…。」

「おまえも道明寺の社員だし、俺のフィアンセだろ。問題ないから。」

「うん・・・。」


フィアンセと言う言葉にちょっと照れて、うつむき加減になる。


「どうした?」

「なっ、何でもないのっ。」

「ふーん。フィアンセっていい響きだな。」


なっ…と司の顔を見たらニヤリと笑われる。


「はぁ〜、フィアンセって言われて照れてるなんて、おまえ可愛い過ぎだろ。」

「もうっ!!」

「今日もいっぱい可愛がってやるな。」


あたしの耳元で囁かれて、あたしの顔はかなり赤かったと思う。


司の執務室に入った時はもう日も落ちていて、ニューヨークの夜景が一望できてとっても綺麗だった。



いつも応援ありがとうございます♡
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コメント

コメント(2)
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2018/10/04 15:02 編集返信
くるみぼたん
ありがとうございます♡
スリ○○○○○○様
司くんは、ずーっとベッドでイチャイチャしたかったんでしょう…。
でも仕事ですからね。
2人の関係を見たら、N社のお2人も応援したくなったかな〜なんて思います。

つくしちゃん、初海外で、トラブルもあっていい思い出もないといけないので、ちょっとだけ観光ですよ^ ^
司くんなら、どこでも…甘々のパンケーキのお店でもきっと付き合ってくれますよ♡

くるみぼたん

2018/10/05 07:54 URL 編集返信
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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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