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より速く。 10

牧野から御守りをもらって、拳を合わせる。


それだけでパワーがみなぎってくる。
落ちないように、ズボンの紐に御守りを結びつける。



予選、準決勝共に1位通過。

まだ早く走れる気がする。



もうすぐ出番だから、競技場出るとちょうど100mハードルの決勝が始まるところだった。

少し不安そうな牧野。
おまえなら出来る…の気持ちを込めて、グッと拳を牧野に向ける。


スタートに着いた牧野を見てもう大丈夫だと確信する。
走り出した牧野は、ハードルなんて無いかのように流れるように走っていく。


結果は、高校新記録の1位。


やったな!
俺も負けてられねえな。


小さくガッツポーズをした牧野はキョロキョロと周りを見回して俺を見つけるとグッと拳をこちらに向けて微笑んでいる。


ふっ…と少し力んでいた俺の力も抜けスタートの準備をする。





100m決勝。



競技場がシーンと静まり返っている中、スタートラインにつく。




“Ready - Set - バーン‼︎”




スタートはバッチリ合った。
今まで感じた事ないぐらい身体が軽い。

只々前だけを見て走っていく。
あっという間にゴールラインを切った。






結果は?





高校新記録で1位。

なかなか破れなかった高校新記録が出た。


よしっ!
グッとガッツポーズをする。


競技場の隅に居る牧野を見つけ、牧野の所まで走って行った。


「牧野!」

「道明寺先輩っ!」


2人でパチンと手を合わせハイタッチをする。


✳︎✳︎


大会が終わり、着替えていると先輩から『競技場出たところで待ってる』とラインが入る。

『すぐに行きますっ!』と返信して、急いで着替える。
先輩の待っている所まで急いで走っていく。


「道明寺先輩、遅くなってすみません。」

「そんなに急がなくてよかったのに。」

「だって…。」


先輩は、ふっと笑って、


「少し歩こうぜ。」


競技場近くの公園まで2人で歩いていく。



✳︎✳︎


公園の中に入って行くと、誰も居ない場所にたどり着いた。
この辺りでいいか。


「なあ、牧野。話したい事があるんだけど…。」

「先輩、あたしもです。」











「「好きだ!(好きです!)」」







・・・・・今なんて言った??




「牧野…今なんて言ったんだ?」


ふっと牧野が顔を綻ばせる。


「道明寺先輩の事が好きです。あたしと付き合ってもらえますか?」

「マジか?」

「はいっ!」


嬉しくて思わず牧野を抱きしめる。


「きゃっ、先輩っ、苦しいです。」


ちょっと力を緩めたら、俺を上目遣いで見てくる牧野が可愛すぎて、お互い引き寄せられるようにキスをした。


唇を離すと、真っ赤な顔をしている。
その顔に負けて、もう一度唇を合わせた。



いつも応援ありがとうございます♡

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2人とも頑張ったご褒美ですね♡
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コメント

コメント(3)
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2018/10/30 09:20 編集返信
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2018/10/30 10:33 編集返信
くるみぼたん
ありがとうございます♡
つく○○○様
ふふふっ、よかったです(*≧∀≦*)
やっとお互いの気持ちが交われましたよ♡


スリ○○○○○○様
司くんも頑張りましたよ!
ちゃんと練習の成果が結果に出ましたね(^-^)v

告白も一方的ではなく、2人同時でした♡
ふふふ、高校生らしい恋人になれるといいな…と思ってます。

くるみぼたん

2018/10/31 08:18 URL 編集返信
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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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