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より速く。 17

つくしの手も治った頃。

授業が終わり着替えてフィールドに出ると、つくしは準備体操をしている所だった。


「つくし、100メートル一緒に走ろうぜ。」


突然、名前呼びされたので目を丸くしていた。


「先輩?良いですけど、アップするので30分くらい時間をもらえますか。」

「ああ。いいぞ。」


それぞれ、柔軟やジョギング・走り込みなどをして体を温める。


30分程経った頃、つくしが準備できたと俺の所に戻ってきた。


「準備出来ました。先輩、ハンデくれますよね?」

「ああ、いいぞ。」

「じゃあ、10メートル下さい!」

「それは無いだろ。」

「7メートルは?」

「・・・5メートルと言いたい所だけど、6メートルならいいぞ。」

「了解です!」


メジャーを持ってきて、きっちり6メートル計ってスターティングブロックを取り付ける。


2人でそれぞれスタートの確認をし、位置につく。


「そろそろいい?」


スターターをしてくれる類。


「ああ」
「大丈夫です。」



“Ready … Set … ピッ!!”



前を走るつくしを追いかける形になる俺。

マジで本気出さないと負けそうだ。


ぐっと加速していく。

もう少しで追いつく。

あと1メートルという所でつくしを抜き去りゴールした。


「ああ〜、勝ったと思ったのに〜!!」

「ふぅ〜、ヤバかった!」


はぁ、はぁと息を切らせている俺たち。


「牧野、おまえ100メートルでも行けるんじゃね。」


ゴールにいた総二郎がそんな事を言っていた。


「やっぱり、ハードルの方が速く走れる気がします。」

「そんなもんか。」

「はいっ!」


「道明寺先輩、一緒に走って下さってありがとうございます。」

「ああ。俺も楽しかったぞ。」


レースを見ようと集まっていた部員はそれぞれの所に戻って行った。


✳︎✳︎


100メートル、ハンデありだけど司と競争して楽しかったな。
前を走ってたので、走ってる姿を見れなかったのが残念。


司を部室の下で待っていると、ポン♪とラインのメッセージが来た。

美作先輩からだ。
メッセージに続いて、動画も送られてきた。


あっ、司と一緒に走ったのだ!


『ありがとうございます!!』

と返信を送り終わったところで、司が階段を降りてきた。


「ニヤニヤしてどうしたんだ?」

「えっ?美作先輩がね、さっき司と走った時の動画送ってくれたの。」

「そうか。」


あれ、なんか素っ気ない。


「必要ない時に、あいつらにライン送ったりするなよな。」


そう言って、プイっとそっぽを向く。


もしかして焼きもち焼いてくれてるの?


そっと、司と手を繋ぐとギュっと握りしめてくれる。


「ねぇ、司?」

「何だ?」


グッと繋いだ手を引っ張って、司の耳元で「大好き♡」と囁く。


「なっ・・・//」


司の顔は真っ赤になってる。
可愛いな。



いつも応援ありがとうございます♡
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コメント

コメント(3)
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2018/11/06 10:48 編集返信
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2018/11/06 12:35 編集返信
くるみぼたん
ありがとうございます!
スリ○○○○○○様
つくしちゃん、司くんが思ってる以上に早かったんですよ^ ^
ハンデありとはいえ、なんとか勝てて面目を保てましたね(*^▽^*)

LINEとはいえ、司くんの知らない所で男の人と会話をしてるのが気に入らないんです(*≧∀≦*)
つくしちゃんの「大好き」に司くんはメロメロです♡


悠○様
悠○様のところでは食べられますよね(笑)
可愛く2人をイチャイチャさせてあげたいと思ってます(≧∇≦)

くるみぼたん

2018/11/07 07:44 URL 編集返信
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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

大したお話は置いてありませんが、
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