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My destiny 1

「つくし、別れて欲しい。」




付き合って半年の彼氏にメープルのバーに誘われた。

彼は取引先の営業マン。
何度か一緒に食事に行くようになって、彼から告白されて付き合うようになったんだ。


忙しい彼と会えるのは週に一度。
映画に行ったり、ご飯を食べに行ったりとデートを重ねてきた。


キスはしたけど、その先はちょっと不安でその事を彼に話すとあたしの気持ちが追いつくまで待ってるって言ってくれてるんだ。


バーに誘われた時、今日こそ彼と結ばれたいって思っていた。


バーに入り、席に着くと彼はどこか落ち着かない様子。
ワインを頼み、運ばれてくると2人で乾杯する。


彼は一気にワインを飲み、グラスをテーブルに置く。



「つくし、別れて欲しい。」





「・・・・・」




彼からの思わぬ言葉に、返す言葉が出ない。


「なんで・・・」


ようやく絞り出した言葉も彼には聞こえてないかもしれない。


「本命の彼女に子供ができたんだ。結婚しようと思ってる。」

「えっ・・・」

「だってさ、つくしはいつまで経ってもヤらせてくれないじゃん。俺だって男だからいつまでも我慢出来るわけないだろ。」

「そんな・・」

「まぁ、つくしはそこそこ可愛いし連れて歩くには良かったけどな。」

「・・・・・」

「じゃあ、俺もう行くわ。彼女待たせてるんだわ。今までありがとうな。」




「・・・さようなら。」



あっという間に彼…元彼はバーを後にした。



すぐにでも、この場を離れたかったんだけど、今動くと涙が溢れてきそうで、動けなかった。

下を向き、下唇を噛み締め、両手をグッと握りしめて涙を堪える。


そっか…あたしが声を荒げたり出来ないように別れ話をするのにこのバーを選んだんだ。




しばらくして、バーを出ようと顔を上げた瞬間にバーテンさんからスッとカクテルを差し出される。


「あちらの方からです。」


バーテンさんが手を指し示す方を見ると、背の高そうな髪の毛が特徴的な男性。

ペコっとお辞儀をし、カクテルに口をつける。



あっ、カシスソーダだ。



何故かふっと笑いが込み上げてくる。


「すみません、彼にモヒートを。」


「かしこまりました」とバーテンさんは顔色を変えずに受けてくれた。



いつも応援ありがとうございます♡

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新連載です!
『My destiny 』〜運命の人 です。
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コメント

コメント(6)
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2018/11/12 11:07 編集返信
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2018/11/12 11:17 編集返信
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2018/11/12 11:29 編集返信
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2018/11/12 11:33 編集返信
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2018/11/12 12:16 編集返信
くるみぼたん
ありがとうございます♡
沢山のコメントありがとうございます(*^▽^*)
つくしちゃんの元彼…当たり前ですが、めちゃくちゃ評判悪いですね。
名前も付けてないのですが、もう少し出てきます(⌒-⌒; )


フォ○○様
コメントありがとうございます♡
読み逃げ大歓迎ですよ!
私のお話の中では、大人要素多目になります。
お互いが送り合ったカクテル…を踏まえて続きを読んでいただければと思います。


スリ○○○○○○様
出だしにドキッとしてもらえてよかったデス^ ^
つくしちゃんの元彼…ゲスですよね。

司くんが、なんでカクテルをつくしちゃんに贈ったのか??
そこら辺は、次のお話で…。
カクテル…まさしくそれです!!!
つくしちゃんが知ってるかどうなのか…その内判明しますよ。


澪○○○様
コメントありがとうございます!
次は司くん目線でお話が展開していきますよ^ ^
元彼の行く末も…楽しみにしてて下さい。


悠○様
コメントありがとうございます。
そのお話は読んだことがなかったのですが…同じだったんですねΣ(・□・;)
色々タイトルを考えて、1番しっくりくるのに至ったのですが気をつけないとですね。
二股元彼、皆さんに不評ですよ!!!

くるみぼたん

2018/11/12 13:05 URL 編集返信
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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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