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My destiny 16

バニララテを少し飲んだところで、店の前に黒いリムジンが止まった。


「つくしっ!」

「司、ごめんね。」

「行くぞっ!」


ぐっと肩を引き寄せられ、リムジンに乗せられる。


「とりあえずつくしのアパートに向かうぞ。」

「うん。」


アパートの前に車が到着し、「そこで待ってろよ」と司とSPさん数人があたしの部屋に入って行く。




しばらくして、SPさんに両手を支えられて出てきたのは、バーで振られた元彼。



えっ、なんで??



思わず車から降りてしまった。


「出てくるなって言っただろ。」


あたしの側にすっと寄って来て少し後ろに隠すように肩を抱き寄せる。



「つくし、俺たちやり直さないか?」

「・・・・・」

「そんな男より、俺の方がいいだろ?」

「・・・もう終わった事です。ご自分のした事を覚えてないんですか?」

「あれは一時の気の迷いなんだ。つくしなら許してくるだろ。」

「あたしには、今大事な人がいます。2度とあたしの前に現れないでください。」

「つくしっ!!」


「不法侵入だ。警察に連れて行け。」


司が低い声でそう言って、
SPさんが、暴れる元彼を連れて行った。


司にリムジンに乗せられたあたし。


緊張の糸が一気に切れて、ガタガタと震えて涙が出てくる。
そんなあたしを司は優しく抱きしめてくれ、落ち着くまで髪を撫でてくれる。


「つくし、頑張ったな。」

「ううっ、つかさぁ〜。」

「今日から、俺のマンションで一緒に暮らすぞ。」

「……ん。」

「向かっていいか?」

「荷物…少し持って行きたい。」

「ああ。ついて行ってやるからな。」

「うん、ありがと。」


司は部屋に入ったあたしから離れず、べったりとくっついている。
あたしが不安がらないようにしてくれてるんだよね。


貴重品と、服や下着をタンスから出そうとしていたら、揃えてやるから持って行くなと却下される。
結局、あたしの部屋から持って出たのは貴重品と化粧品一式のみだった。



✳︎✳︎


つくしからラインがあって、慌てて電話を入れ彼女の居る場所に向かう。
つくしを拾い、アパートに向かう。



SPと共に中に入ると、つくしのベッドで寝ている男。



こいつ、つくしをバーで振ったヤツじゃねーか。



殴りたい気持ちを抑え、SPにはそいつを任せて部屋を出る。
男を見たつくしがリムジンから出てきてしまった。


やり直そうだ、自分勝手な事を言っている男につくしは冷静に対処していた。
最後に、きっぱりと大事な人がいると言い切ってくれ、不謹慎だが嬉しかったんだ。


男をSPに連れて行かせ、リムジンに乗った途端、つくしはガタガタと震え泣き出した。


怖かったよな。

頑張ったな。


つくしを抱きしめ、落ち着くまで髪を撫で続けた。


もうここには住んで欲しくない。
俺のマンションで暮らすぞと言うとすんなり了承が得られた。

部屋から荷物を持って行きたいと言うつくし。
本当は、全部捨ててしまいたいがつくしの気持ちを考えて一緒に部屋に入ることにした。


男が触ったかも知れない服や下着なんかは持って行かせなかった。
結局、つくしが部屋から持ち出したのは貴重品と化粧品だけだった。



いつも応援ありがとうございます♡
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コメント

コメント(4)
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2018/11/27 09:08 編集返信
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2018/11/27 10:18 編集返信
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2018/11/28 07:33 編集返信
くるみぼたん
ありがとうございます♡
つく○○○様
なんでつくしちゃん付き合っていたんだろうな…って奴です。
そちらのBlack な坊ちゃんなら間違いなく海でサメの餌にでもなってますよね(>_<)


スリ○○○○○○様
ハイ、元彼でした。
どうしてつくしちゃんの所に居たのか…その辺も後々。

元彼がきっかけですが、同棲も始まりましたね♡
きっと色んな事、司くんが忘れさせてくれるはずです(≧∇≦)


悠○様
元彼、つくしちゃんならなんでも許してくれると思ってたんですよね。
自分のしてきた事…これっぽっちも悪いと思ってないですから。

悠○様も少しずつお話進めていってくださいね!

くるみぼたん

2018/11/28 08:09 URL 編集返信
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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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