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My destiny 18

つくしの部屋に侵入した元彼は、道明寺に契約を切られた事で左遷され、沢山いたらしい女も離れていったらしい。

しかも子供が出来たと言っていた女も、妊娠は嘘だったらしく、掌を返したように別れを切り出したそうだ。

1人になった男は、人のいいつくしに取り入っていい思いをしようとしてたようだ。

以前、内緒で作っていたらしい合い鍵て部屋に入り、つくしの帰りを待っているうちに眠くなって、ベッドで眠っていたんだと。
つくしに拒否られるとは一切思っていなかった…と言っていた。




はぁ・・・ありえない程のクズ男だな。




この一件で、前科もちになるし、道明寺がブラックリストに載せるから、どこの会社もこいつを採用する事はないだろう。
困った所に、職業を斡旋すると近づかせて、無人島にでも送り込んでやる。
つくしは一生知らなくていい事だ。


あの日に俺に出会ってなくて、つくしが一人で危険な目に合っていたかとおもうと、ゾッとする。





✳︎✳︎

社長にお誘いを受けていたので、お邸を訪問する。


会社の地下に、お迎えの車も準備されていたんだ。

ゲート⁈門⁈をくぐり、玄関らしき所に車が停まった。



わっ、すごい!!



ドラマや映画の世界みたい。


車のドアが開けられ、降りるとそこには執事さん⁈が出迎えて下さった。


「牧野様、ようこそいらっしゃいました。こちらへどうぞ。」

「はい。お邪魔しま…す。」


中に入ると、これまた映画の世界みたいな赤い絨毯が敷かれた階段が目に入る。


あたし、この服で大丈夫かな?

今日の服は、司が準備してくれたベージュの膝丈のワンピースに紺色のコート。


応接室に案内され、ソファに座って社長の帰りを待っていると…


「あなたがつくしちゃん??」

「あっ、はい。牧野つくしです。」


ソファから立ち上がった所で、女の人にぎゅーっと抱きしめられる。


「いやーん!!!可愛いわ。私、妹が欲しかったの!!!」


うっ、苦しい・・・。

なかなか離してもらえず、どうしようかと思っていたら…


「椿、お辞めなさい。つくしさんが苦しそうよ。」

「キャ、ごめんなさいね。嬉しくってつい…。」

「だっ、大丈夫です。」

「社長、本日はお招きいただきましてありがとうございます。」

「つくしさん、社長はやめて頂戴。そうね…楓さんでいいわよ。」

「はい、楓さん。」

「あら、お母様ずるいわよ。私も椿って呼んでね!」

「椿…お姉さん。」

「キャー、お姉さんって呼んでくれるのね。」

「椿、少し落ち着きなさい。」


椿お姉さんは、明るくてとってもパワフル。
司もだけど、お姉さんも羨ましいぐらいの美形。


「でも、司に彼女が出来るなんて思ってもみなかったわ。」

「そうね。」

「あのバカね、NYにいた時も女は敵だ…みたいに女性を寄せ付けなかったのよ。」

「そうなんですね。」


その後も、お姉さんはマシンガントークを繰り広げる。
大半は司の事だったりするんだけどね。


「準備が出来ましたよ。」


とおばあさんのようなメイドさん⁈が呼びに来てくださった。


「タマ、この子つくしちゃんって言って司の彼女なのよ!」

「あら、そうかい。ようやく坊ちゃんにも春が来たのかい。私はタマ、ここでメイド頭をやってるよ。」

「牧野つくしです。よろしくお願いします。」

「牧野様、坊ちゃんをよろしく頼みますよ。」

「あのっ、つくしって呼んでください。牧野様なんて呼ばれる立場では無いですから。」

「わかったよ、つくし。」


ダイニングに案内され、ここもまた映画のセットのよう…。

席に着くと、一気に緊張してくる。


「つくしさん、気楽になさって。」

「はい。」


出てくる料理は、フランス料理のフルコースでどれもほっぺが落ちそうなほど美味しい。

楓さんも椿お姉さんも、とっても綺麗な所作で食べるんだ。


「つくしちゃんはとっても美味しそうに食べるのね!」

「えっ、恥ずかしい…。」

「ダメじゃ無いのよ。誰かさんみたいに仏頂面で食べるより、よっぽどいいのよ!シェフが喜ぶわ。」


そんなあたしを見ていた楓さんが口を開いた。


「つくしさん、マナーとかのレッスンを受けてみないかしら。」

「えっと…。」

「今のあなたは、社会人としては問題ないわ。司との将来を考えるなら、あなたも頑張らないといけない事はまだまだあるわよ。」

「・・・はい。」


それって、あたしが司には釣り合わないってことだよね…。


「お母様、そんな言い方をしたらダメでしょ。つくしちゃん、ごめんね。お母様は、司とつくしちゃんの結婚は反対して無いのよ。だから将来の為に自分を磨きなさいって事なのよ。」

「ありがとうございます。」



楓さんや椿お姉さんみたいになれるのかな?
頑張ってみようかな…。


デザートまでしっかり頂いて、紅茶を飲んでいると、


「つくし、帰るぞ。」


とダイニングの入り口から司の声がする。


「久々に会った、お姉様に一言もないの〜?」

「ああ、姉ちゃん、久しぶり。」

「それだけ?」

「他に何かあるか?」

「相変わらずね。」


司はあたしを無理矢理立たせ引っ張っていこうとする。


「楓さん、椿お姉さん、今日はありがとうございました。」

「つくしさん、例の件考えておいてね。」

「はい。」

「つくしちゃん、またお買い物に行きましょうね!」

「はい、楽しみにしています。」


✳︎✳︎


「お母様、司の結婚もすぐみたいね。」

「ふふっ、そうね。司のことを優しくて可愛いって言うのはつくしさんぐらいね。」

「彼女とってもいい子ね。」

「ええ、いまどき珍しいぐらい素直だわ。」

「お母様、乾杯しましょ!」


2人は、息子と弟の幸せを願ってグラスを合わせた。



いつも応援ありがとうございます♡
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コメント

コメント(2)
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2018/11/29 11:22 編集返信
くるみぼたん
ありがとうございます♡
スリ○○○○○○様
元彼、きっとちゃんと仕事をしてる時は愛想も良くてマシな人だったんでしょうけど…左遷されておかしくなっちゃいましたね。
ま、二股以上かけてる時点でロクな人ではないんですけどね( ̄▽ ̄;)

つくしちゃん、付き合い始めたばかりだしまだ結婚は…って思ってたんですよね。
不器用だけど楓さんの優しさに触れと椿さんやタマさんに会って、結婚が少し現実味が帯びてきたかな?

くるみぼたん

2018/11/29 17:13 URL 編集返信
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Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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