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ニセ彼女 4

金曜日、仕事終わりに桜木先輩と一緒に行ったのは、ちょっとおしゃれな居酒屋の個室。

飲み物やお料理を頼み、アルコールが運ばれてきたので乾杯する。


「つくし、話ってなんだ?」


すぐに先輩から話を切り出される。


「あのっ、桜木先輩は道明寺HDに移籍するんですか?」

「なんでそれを…」

「会社で噂になってました。」

「そうか…。つくしに話そうと思ってたんだが、来月から行くことになってる。」


すぐじゃなくて来月からなんだ。
机は単に片付けただけなんだね。


「そうなんですね…。じゃあ、もう彼女代理も必要ないですよね。」

「なんでそう思うんだ?」

「だって、道明寺HDには綺麗で優秀な人いっぱいいるじゃないですか。桜木先輩ならすぐに彼女出来ちゃいますよ。」



「じゃあなんで牧野は泣いてるんだ?」

「えっ、泣いてなんか…」


いつの間にかあたしの目からポロポロと涙が溢れ落ちている。

先輩は、あたしの涙を手でそっと拭ってくれる。



先輩が居なくなる前にちゃんと伝えなきゃ!



「桜木先輩のことが好きです。本当の彼女にしてもらえますか?」

「はぁ〜、やっとだな。」

「……何がですか?」

「やっとつくしから好きって言ってもらえた。」

「俺もつくしの事が好きだよ。少しでもつくしに近づきたくて、あんな役目頼んじゃったけどさ…本当の彼女にならないかって言ったら困ってたから、つくしの気持ちが聞けるまで待ってたんだ。」

「ふえっ!!」


突然の先輩の告白に、変な声が出る。


「ぷっ、ブサイクな顔になってるぞ。」

「元からです!!」


先輩は、あたしの髪を撫でながらも肩を震わせている。


「つくしは可愛いぞ。俺について割とすぐから狙ってたんだから…。」

「嘘っ!!!」

「ホント」


クイっと顎を持ち上げられ、先輩の顔がすっと寄ってきて、ふわっと唇が重ねられる。


「ホントだってわかった?」


コクコクと頷く。


「ニセ彼女卒業な。これから本当の彼女としてよろしくな。」

「はいっ!!」

「それから、先輩はもうナシな。プライベートで先輩って呼んだらペナルティーな。」

「えっ、そんな…」

「わかった??つくし!!」

「はい。……司さん。」

「そうそう、その調子。」


チュッっとほっぺにキスをされる。



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コメント

コメント(4)
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2018/12/08 09:16 編集返信
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2018/12/08 12:33 編集返信
くるみぼたん
悠○様
つくしちゃん、ちゃんと素直になれましたね^ ^
ちゃんと司くんが道明寺HDに帰る前に気持ちを伝えられましたね。

くるみぼたん

2018/12/10 07:43 URL 編集返信
くるみぼたん
スリ○○○○○○様
司くんが道明寺HDに移籍の話は、噂じゃなかったんですよね(≧∇≦)
でも、それがきっかけでちゃんと告白出来ましたね!

ふふふっ、次の難題はもうちょっと引っ張ります。
ちょっと破茶滅茶になっているかもΣ(・□・;)

くるみぼたん

2018/12/10 07:48 URL 編集返信
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くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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