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ニセ彼女 9

「ねぇ、司さん?」

「ん?」

「道明寺って…??」

「パーティ終わってからでいいか?」


ちょっと有無を言わせないような感じで言われ、その場でそれ以上は聞けなかった。



司さんにあちこち連れられ沢山の人と挨拶をした。

中にはどう見ても日本人なのに、あたしに英語やフランス語で話しかけてきたりして…変な人達。

まあ、一応英語、フランス語、北京語は普通に話せるから相手に合わせてみたんだけどね。

その度に、司さんが楽しそうに笑っているから間違って無いんだと思う。




✳︎✳︎



パーティが終わって、司さんに連れてこられたのは前にも泊まったメープルの最上階のお部屋。


「ねぇ、司さん…」

「シャワー浴びて着替えようぜ。話はそれからな。」

「……うん。」


シャワーを浴びて、司さんが準備してくれてた部屋着を着る。

スウェット地のパーカー付きワンピース。
司さんはあたしと同じ色のパーカー付きのトレーナーにカーゴパンツ。

なんかお揃いみたいで照れちゃう。


「おっ、可愛いな。」

「へへっ。司さんの私服姿カッコいい♡」

「そっ、そうか…。なんか飲むか?」

「ちょっとだけお酒飲んでいい?」

「いいぞ。シャンパンでも開けるか。」

「んー、任せていい?」

「おう。ちょっと待ってろよ。」



司さんはシャンパンとグラスを持ってきてくれ、慣れた手つきでシャンパンを開けグラスに注いでくれる。


「ほら。」

「ありがとう。」


グラスを合わせ、一口シャンパンを飲む。


「わぁ、美味しい!」


司さんは、嬉しそうにあたしを見ている。


「ねぇ、司さん。道明寺ってどういう事?」

「俺の本当の名前は道明寺司。道明寺財閥の跡取りなんだ。」

「桜木って…」

「母親の旧姓。身分を隠して、子会社で修行してたんだ。」

「そっか…。」

「ごめんな、本当のこと言わなくて。」


そっとあたしの髪を撫でてくれる。


「びっくりしたけど…」

「けど…?」

「それだけ…かな。」

「マジ??」

「うん。だってあたし、司さんの婚約者なんでしょ?」

「いいのか?」

「うん。司さん大好きだからいいの。」


ちょっと安心したような表情の司さん。


「はぁ〜、道明寺司だと知って嫌いって言われたらどうしようかと思った。」

「嫌いにならないよ。でも、あたしが司さんの奥さんになって大丈夫かな?」

「俺の家族みんな認めてるだろ。」

「へへっ、そうだったね。」

「つくしの両親に挨拶しに行こうな。」

「うん。」



優しい笑顔の司さんの顔が近づいてきて、司さんの唇があたしの唇と重なる。

唇が離れ、ぽーっとしていると、


「ベッド行っていい?つくしが欲しい。」

「……ん。あたしも。」


司さんとは何度かそういうことになって、今ではあたしも司さんが欲しいって思っちゃう。
自分でもこんな風になるなんて思ってなかったな。


「そう思うように抱いてるんだよ。」

「へっ?」

「考えてること口から漏れてるぞ。」

「うそっ⁈」

「もっと、つくしは俺がいないといられなくなればいいんだよ。」

「もう、十分そうだ……よ。」



「きゃっ!」

司さんに抱き抱えられ、ベッドルーム入っていく。
司さんにいっぱい愛されて、あたしも欲しいって思っちゃって、トロトロに溶かされちゃった。



いつも応援ありがとうございます♡

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たまには、素直に道明寺司である司くんを受け入れるつくしちゃんもいいのかな…。
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コメント

コメント(2)
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2018/12/13 14:04 編集返信
くるみぼたん
スリ○○○○○○様
つくしちゃん、素直に受け入れましたよ♡
前に、その話してた頃にちょうどこのお話を書いてたので…グダグダ悩まず、好きだから・・と受け入れてみました(≧∇≦)

もちろん、そうなりますよね^ ^

そして、見つけて下さってありがとうございます♡
タイトルは流石に違いますが、シチュエーションはかなり似てます。
出来上がっているので、コンスタントに…(*^▽^*)

くるみぼたん

2018/12/13 16:32 URL 編集返信
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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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