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牧野の日 〜Tsukushi Birthday

「牧野の誕生日はなんでも言う事を聞いてやる。」


そう言って、道明寺はあたしの誕生日を『牧野の日』だと言い出した。


「なんでもって…例えば??」

「一日中ベッドでアンアン言わせて・・・イテッ!」

「もうっ!!エッチな事ばっかり!!!」


2発目をお見舞いしようかと、拳を握りしめていると…


「ふっ、冗談だよ。いつも我儘言わない牧野の言う事はなんでも聞いてやるよ。」

「動物園に行きたいって言ったら…?」

「うっ……連れて行ってやるよ。」

「ディ○ニーシーは?」

「……いっ、いいぞ。」


「あっ、いま間があった!やっぱり嫌なんじゃん!!」


ちょっと怒ったように膨れていると、道明寺は焦っている。


「牧野と一緒ならどこでも行ってやる!!!」

「ふふふっ、わかった。考えておく。」

「おおっ、前の日には教えろよ。」

「ん、りょーかい。」



どうしようかな〜?

あんまり人の多い所は嫌がるだろうし…。
あっ、でもなんでも言うこと聞くって言ってたから、道明寺の事は考えなくていい…か。


「もしもし、明日の事決まったよ。○○に行きたいの。うん、行ってからはリムジンじゃなくってね……でお願い♡」

「…わかった。朝8時には迎えに行くから。」

「ありがと。また明日ね。おやすみ、道明寺。」

「ああ、おやすみ。」




✳︎✳︎

朝、パタパタと準備してると合鍵を使って道明寺が入ってくる。


「えっ、ちょっと早くない??」

「服持ってきたから、これ着て出掛けようぜ。」

ざっくりと編んだ白いニットにスキニーパンツ、グレーのチェックのロングコートにクリーム色のマフラー。
ちょっと大人なコーディネートで可愛い。

道明寺は、赤いざっくりニットにデニム、グレーのダッフルコートに赤と黒のチェックのマフラー。



「牧野、誕生日おめでとう!」

「ありがとう。」


軽く唇を合わせる。


「じゃぁ、行くか。」

「ん。」


差し出された手を取って、アパートを出る。




リムジンで向かった先は鎌倉。

寺院を巡って、江ノ電乗ったり、食べ歩きしたり…普通のデートをしたかったんだ。

建長寺をスタートに歩いて鶴岡八幡宮で御朱印帳を買い、小町通りでコロッケやおせんべいや串団子、抹茶ソフトなどを食べ歩く。


食べ歩きをしてる間に、SPさんが建長寺に戻って御朱印をもらってきてくれたんだ…。
本当は戻って自分でもらいたかったのに…却下されちゃった。


牧野の日って言ったのに…。


でも、一緒に食べ歩きしてくれてちょっと嬉しい。

鎌倉駅から江ノ電に乗って、長谷駅へ。


駅近くの食堂でしらす丼を食べて、大仏を見に高徳院へ。


大仏をバックに写真を撮ってもらったんだ。
写真はかなり嫌がってたんだけどね。




そして長谷寺へ。

紫陽花の時期は綺麗だってテレビを見て事がある。


お参りをしてから、3箇所あると言われている良縁地蔵を探す。
全部見つけたらご利益があるらしいの。


ここまでかなり歩いてるんだけど、道明寺は文句も言わずについて来てくれる。




最後の目的地、御霊神社へ。

鳥居の真ん前を江ノ電が走るのを見てみたかったんだよね。


「ここが最後の目的地だよ。お参り終わったら、由比ヶ浜に行っていい?」

「ああ、いいぞ。寒いけど平気か?」

「うん。いっぱい歩いてるから大丈夫。」


途中カフェで糖分補給して由比ヶ浜に向かう。


ちょうど夕暮れ時。
沈みゆく夕日が綺麗で道明寺と手を繋いだままずっと眺めていたんだ。


ハッと気付いた時には、あたりは薄暗くなっていた。


「ねぇ、道明寺?」

「どうした?」

「結婚しよっか。」

「ああ・・・・・って、おまえ今なんて言った??」

「あたしの言う事なんでも聞いてくれるんでしょう??」

「ああ、そうだ…。聞いてやるぞ。」


道明寺が約束通り帰国して2年が過ぎ、その間何度もプロポーズされた。

その度に、学生だから、仕事をしたいから…なんて理由をつけて断っていたんだ。
結婚がイヤって訳じゃなかったんだよ。

ただ、道明寺の世界に飛び込んでいく踏ん切りがつかなかっただけで…。


道明寺の首に手を回し、唇を合わせる。


「あたしと結婚してくれる?」


じっと目を見つめていると、少し怒ったような表情。

ダメなのかな……。


「はぁ、おまえずるいぞっ。」

「えっ?」


ポケットから小箱を取り出し、


「今晩プロポーズしようと思ってたのによ。先越された。」


なんて言いながら、指輪をあたしの左手の薬指にはめてくれる。


「道明寺…返事は???」

「YESしかないだろっ!」


顎をクイっとあげられ、道明寺からの優しいキス。
ここは海岸なのも忘れて、チュッ、チュッと2人で唇を合わせる。






2人の唇が離れた頃には、あたりは真っ暗で誰も居なくなっていた。


「帰ろうぜっ。」

「うんっ。」


道明寺の腕に手を絡めて、2人できゃあきゃあ言いながら待っていたリムジンに乗り込む。



「メープル行くか?」

「司のマンションがいいな。」

「なっ、おっ、おまえ…ずるいぞっ。」


司って呼ばれて、あわあわしながらも、運転手さんにマンションに戻れと告げていた。


マンションでいっぱい愛してね。


耳元で囁くと、真っ赤になった道明寺。



俺様だけど、優しくて可愛いあたしの未来の旦那様。




マンションでの2人の甘い夜は朝まで続いた。

END



いつも応援ありがとうございます♡

---------------
つくしちゃんHappy birthday ‼︎
お誕生日なのでつくしちゃんにマウントをとらせてみました(*≧∀≦*)

鎌倉は行った事がないので、間違った情報があったらすみません。
行ったことがないのに何故鎌倉だったか…って、
娘が修学旅行に行くのに、色々下調べしてたからです(´∀`=)
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コメント

コメント(6)
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2018/12/28 00:47 編集返信
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2018/12/28 10:31 編集返信
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2018/12/28 13:46 編集返信
くるみぼたん
悠○様
行かれたことがあるんですね。

私は行ったことがないんですが、
まったりと普通のデートをして欲しかったので鎌倉でした^ ^

くるみぼたん

2018/12/28 19:30 URL 編集返信
くるみぼたん
スリ○○○○○○様
つくしちゃんの好きな事…と言いつつ、
司くん自分のやりたい事押し付けようとしましたね(^-^;

つくしちゃんは、司くんの嫌なことを知ってるから…
動物園とか聞いたのは、ワザとデス^ ^

まったりと普通のデートがしたくて鎌倉へ。

娘は修学旅行に行く前に、相当下調べしてましたよ。
最近は、遊びに行くだけじゃないんですねf^_^;

なんでもお願いを聞いてくれる…って言ったから
待たせちゃった司くんへの逆プロポーズでした。
NOとは言えないですもんね。
つくしちゃんからの甘いおねだりで…
もう司くんはメロメロですよね♡

くるみぼたん

2018/12/28 19:51 URL 編集返信
くるみぼたん
Ar○○様
2人に普通のデートをさせてあげたくって…(*^▽^*)

つくしちゃんが積極的なのもありですよね♡
司くんの誕生日に…とも考えたのですが、
つくしちゃんの言うことを何でも聞くって言ってるから
NOは言えないですよね(//∇//)

くるみぼたん

2018/12/28 20:03 URL 編集返信
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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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