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ニセ彼女 18

「婚姻届出しに行くか?」


司さんが取り出したのは、前に提出できなかった婚姻届。
ちゃんと取っておいてくれたんだね。


「うん。早く司さんのお嫁さんになりたいな。」

「なっ、可愛い事言うなよ。」

「だって本当の事でしょ?」

「そうだな。」


おでこにチュッとキスをされ、2人で出掛ける準備をする。

司さんにエスコートされて、リムジンに乗ったのはいいんだけど…色々過保護過ぎるほどあたしに気を遣ってくれる。


「ねぇ、そんなに心配しなくて大丈夫だよー。」


クスクス笑っていると、


「何かあってからじゃ遅いだろっ!」


真剣な顔で返される。


「もうっ、心配症だなぁ〜。」

「うっせぇなぁ…。」


グッと腰を引き寄せられる。

きっと司さんは離れている間の分もあたしを大切にしようとしてくれてるんだよね。


「司さん、愛してます。」


司さんは一瞬びっくりした顔をして、飛びっきりの笑顔になる。


「俺も。愛してるよ、つくし。」


引き寄せられるように唇を合わせる。


「幸せになろうな。」

「はい。」





リムジンが区役所に到着し、2人で一緒に婚姻届を提出する。


「よろしくな、奥さん。」

「はい、旦那さん。」


2人で目を合わせてクスクスと笑う。


リムジンに乗り込む時に、運転手さんが、


「入籍おめでとうございます。司様、奥様。」


と嬉しそうに言ってくださった。


奥様だって………照れちゃうね。







婚姻届を提出してから、3ヶ月ほど経った頃、俺たちの子供が生まれた。


つくしの予想通り女の子。
愛(まな)と名付けた。


名前の通り、目に入れても痛くないほどの愛娘。


「司さん、可愛いね。」

「ああ、ずっと眺めてられるな。」


愛が寝ているベビーベッドに2人でへばりついて
見ているのもいつものこと。


「ねぇ、司さん?」

「なんだ?」

「ずっと気になってたんだけどね、司さんのお見合いの話って本当だったの?」

「……ホントじゃねーな。」

「ええっ!!!!!」

「しっ、愛が起きるだろ?」


つくしの肩を引き寄せ、そのまま隣の俺たちの寝室に入っていく。


「嘘だったってコト?」

「ああ。」

「なんで??」

「どうしてもつくしを手に入れたかったから…か。」

「そんな事しなくても…。」

「しなくても??」

「あたしも司さんの事ずっと好きだったのに…。」

「おまえ、そんな態度してなかっただろ?」

「だって、司さんは女嫌いって言う聞いてたし、仕事はちゃんとやりたかったし…それに、あたしなんか相手にされないって思ってたから…。」

「なんだ、ずっと両思いだったのかよ。」

「ふふっ、だね。」


クスクス笑っていると司さんの顔が近づいてきてふわっとキスをされる。


「なぁ、医者から許可が出たんだろ?」

「えっと…。」


俺の求めてるものがわかったんだろう。

真っ赤な顔をして頷いた。


「優しくするから、いいか?」

「……いいよ。」

ゆっくり溶かしたつくしの中に沈み込む。


若干卑怯な手を使って手に入れたつくし。
会社のゴタゴタに巻き込んで辛い思いもさせたが、ニセ彼女になる前から俺のことが好きだったと知ってかなり嬉しかった。


「つくし、愛してる。」

「あたしも…愛してます。」



つくしと一緒に高みまで登りつめていく。



いつも応援ありがとうございます♡

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明日でラストです!
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コメント

コメント(4)
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2018/12/22 09:50 編集返信
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2018/12/22 12:39 編集返信
くるみぼたん
悠○様
その方は、かなりヘビメタな感じの方なんですねΣ(・□・;)
こっちの愛ちゃんは、可愛い女の子ですよ♡

2人は出会った時からお互いの事を好きだったんですよ。
回りくどくなっちゃったけど、結局は結ばれましたからね。

くるみぼたん

2018/12/22 15:52 URL 編集返信
くるみぼたん
スリ○○○○○○様
再会して2日ですけど、予定より半年遅くなりましたからね〜。
子供の事もあるから、すぐに婚姻届を出しましたよ。

子供は匂わせてたけど、女の子でした。
絵に描いたように、目に入れても痛くない愛娘です。

お見合いの話も、つくしちゃんはずっと気になってたんですよね。

ラストは…お楽しみに♡

くるみぼたん

2018/12/22 18:51 URL 編集返信
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花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
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