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snowdrop 4




前のお話は☆こちら☆から。









”着物で外で…なんかもいいよな”


「はぁ、あんた何言ってんの!!!」


バシッと殴られる。


「イテッ、何も言ってねーだろっ!!」

「着物で、外でって、言ってたじゃない//」


牧野の顔は真っ赤。


今、そんな事を思ってるなんて知れたら、俺の計画が台無しだ。


「そっ、そんな事言ってねーよ!」

「ふぅ〜ん・・・で、これからどうするの?」

「おお、そうだ。そろそろ行くぞっ。」


車に乗って出雲空港まで行く。


「えっ、飛行機?」

「さっきも飛行機に乗り換えたんだぞ。
寝てたから知らないだろうけど。
どうしても行きたいところがあるんだよ。」


飛行機に乗り込み、シートに座ると、ふぅ〜っと大きな息を吐く。


「どうした?」

「着物脱ぎたい。疲れた〜。」

「脱がせてやろうか?」

「バカッ、スケベッ!ふざけんなっ!!!」


ボコボコと殴ってくる。
着物着てんだから、おしとやかに出来ないのかよ。


「冗談だ、冗談。
着物姿可愛いからもう少し頑張れよ。」

「うっ、うん。」


着替えも準備してあるが、それは内緒だ。
脱がすのは俺の役目だからな。


「なぁ、さっき類が言ってた縁切りってなんだ?」

「ああ、それね。出雲大社って縁結びでご利益があるって有名なんだけど、縁切りの神さまでもあるんだって。」

「何っ!!他で初詣でやり直しだ!!!」

「大丈夫だよ。あたし達、そんなヤワな絆じゃないでしょ?」

「おっ、おう…。」


そんな話をしていたら、飛行機は目的地に到着した。






「時間ねーな。急ぐぞ!!」


大判のブランケットを牧野に被せ、手を引いて海岸沿いに行く。


「ここどこ?」

「南鳥島。」

「えっ、普通入れないでしょ。」

「官房長官に言って開けさせた。日本で1番最初に初日の出が見られる場所だからな。」

「はぁ〜、ほんとお金持ちの考えることはわかんないわ。」


文句を言っていた牧野も、水平線が少しずつ色を帯びてくると、息を飲んで見つめている。



朝日が姿を現した時には、「わぁ〜、綺麗」なんて目を輝かせている。


「牧野…」

「ん?」


俺の方を向いたと同時に、唇を重ねる。

角度を変えながら牧野の唇を堪能し、着物の前合わせに手を差し込もうとすると…


「こんな所で盛るなぁ〜!!」


バシッと手を払われ
さっきまでのトロンとした顔は怒りに変わっている。


すっかり朝日も登り、辺りが明るくなってきた。


「そろそろ行くか。」

「うん。あーお腹空いた。」


ジェットに乗り込み、次の目的地を目指す。






次のお話は、

『IRIS *』 by Ariaさんです。

20時更新です♡







楽しんでいただけてるでしょうか?
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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

大したお話は置いてありませんが、
ブログ内のお話等の無断転載、無断掲載は固くお断りしています。

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