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好きなワケ








『道明寺HDのCMにJUN起用が決定!!』





副社長の司と握手をしているJUNの写真が世間に出回る。
テレビでもその話題で持ち切り。


「いいなぁ〜」

「ママ、パパにお願いしたらいいのに…」

「やだっ、無理だって。
それに…この事は菜々と2人の秘密でしょ。」

「そうだったね。
パパにバレたら大変だもんね。」


あたしがJUNのファンなのは、菜々と2人の秘密。

だって、JUNが司に似てるからファンなんだって
恥ずかしくて言えないでしょ?

あたしが23歳で司と結婚して10年。
娘の菜々(なな 7歳)、息子の健(たける 5歳)の2人の子宝に恵まれた。






「ねぇ、司。明日の仕事の予定は?」

「は?わかんねー。西田に全部任せてるから。」

「そっか、CMの撮影に立ち会ったりするの?」

「いいや。そんな時間もねぇよ。」

「なんだ…。もったいない。」

「なんか言ったか?」

「ううん、何でもないよ。」


菜々を生んでからつくしはババァの日本での仕事を引き継ぎ
メープルのイベントや慈善事業なんかをやっている。


つくしが俺の仕事の話をするなんて珍しいな。
しかも俺のスケジュールを聞いてくることが数日続いた。







「ママ、今日のミュージックタイムに
JUNのグループ出るんだって。」

「本当に??録画しておかなきゃ。」

「パパに話したらいいのに…。
きっとスタジオに連れて行ってくれて
JUNに合わせてくれるって。」

「パパには内緒なの。
だってパパに似てるからファンだなんて言えないでしょ。」

「菜々だったら、お願いしちゃうのにな。」

「いいの。絶対にパパに言っちゃダメよ!」


珍しく早く仕事が終わって
邸に帰り部屋に入ろうとした時に聞いたつくしと菜々の会話。


つくしが俺以外の男に興味を持つなんてかなりムカつくんだけど…


俺と似てるとは思えないが、
JUNってヤツを好きな理由が可愛くて、ニマニマしちまう。

道理で、最近やたらと俺の仕事の予定を聞いてきたんだな。




「パパ、部屋の前でどうしたの?ママ達居ないの?」

「いや、いるぞ。健、俺がここに居たのはつくしと菜々に内緒だぞ。」

「うん。わかった。」


部屋に入る健に続いて俺も部屋に入る。


「司っ、早かったね。」

「会食が無くなったからな。」

「おかえり。」

「ただいま」


つくしを引き寄せ、チュッとキスをする。


「もうっ、子供の前だよ。」

「ママ、いつものことだから…。」

「そうそう、パパが拗ねたら大変だよ。」


子供達は好き放題言ってやがる。


「たまにはみんなでメシ食いに行くか?」


「「やったぁ〜!!」」


菜々と健が寿司が食べたいと言ったので、
天草の店にみんなで寿司を食いに行く。






翌日、西田にCM撮影のスケジュールを確認すると、
3日後に撮影だと言っていた。

そこに行けるようにスケジュールを組み直すように伝える。


「珍しいですね。撮影に行かれるんですか?」

「つくしがJUNのファンなんだってよ。」

「そうなんですか」


そう言った西田が一瞬笑った気がした。


「つくし、3日後にCM撮影があるんだが見にくるか?」

「へっ??いいの????」

「たまたまスケジュールが空いたから、
西田が無理矢理入れたんだよ。
俺が行ったら現場の士気が上がるとか言ってよ。」

「そうなんだ〜。じゃあ、行ってみようかな。」

「そうしろよ。かったりぃ仕事もおまえがいるとマシになるからよ。」


つくしを撮影に誘ってはみたものの、
やっぱり気が進まねぇ。


行ってみようかな〜なんて言っていたが、
嬉しそうなのが隠しきれてないしな。

その夜は、つくしを抱き潰したがそれだけでは足りない。






撮影当日。

会社に来たつくしと一緒に撮影所に向かう。


いつもより可愛い格好をしていると思うのは
俺の気のせいか?




撮影所に着くと、すでにスチール撮影が始まっていた。
目をキラキラさせながら、撮影を見ているつくし。


「アイドルってすごいね。オーラが違う気がする。」

「そうか?」

「司もさ、人とは違うオーラを持ってるんだけどさ。」


そんな話をしてたら、テレビ用のCM撮影に移る。


「へぇ〜、こんな風に撮ってるんだね。」


動いているJUNってヤツに釘付けだ。


俺だって、それぐらい出来るぞ。
なんて言えるはずもなく…。



そろそろ次の仕事に向かう時間だよな。

タイミングよく撮影も休憩に入り、
マネージャーと一緒にJUNが挨拶に来てくれる。


「本日は、お越し下さってありがとうございます。」

「妻のつくしです。
JUNさんのファンらしくて、お邪魔させていただきました。」


えっ…っと驚いた顔をして俺をみる。


「そう言っていただき光栄です。
ぜひ今度コンサートにご夫婦でいらして下さい。」

「ぜひっ!!」


そう言った後に、あっ…って顔をして
俺の方を申し訳なさそうに見てきた。


「私の方は仕事の都合がつくかわかりませんが、
妻と娘が喜びます。」


なっ…とつくしの顔を覗き込む。




「素敵なご夫婦ですね。
道明寺副社長は仕事の時と違って
とっても優しい顔をされてますね。
お互いを見る目が優しくて、
私もいつかこんな風に思える人に
出会いたいと思いました。」



えへへっとつくしが俺と目を合わせてくる。


「CMの出来上がりを楽しみにしています。」


つくしと共に撮影スタジオを後にし、帰りのリムジンの中。


「ねぇ、なんであたしがJUNのファンだって知ってたの?」

「あ?内緒だ。」


キョトンと首を傾げていたが、笑顔になる。


「ありがとうね、司。」

「ああ。あいついいヤツだったな。」

「…ん。お似合いって言われちゃったね。」


つくしと俺がお似合いだと言われ
つくしがJUNってヤツのファンなのは
許してやろうかと思った。






END




いつも応援ありがとうございます♡

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1周年記念☆第2弾
厚かましくも、いつもコメントをくださってるあるお方にリクエストをお願いしました♡

JUNは誰か分かりますよね??


今日は12:00にもう一つお話をお届けします♡
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コメント

コメント(2)
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2019/01/19 12:08 編集返信
くるみぼたん
スリ○○○○○○様
ちゃんと書けてました??(๑>◡<๑)
そう言ってもらえると、一安心です♡

つくしちゃんの話を聞いちゃった司くん…
面白くないけどニヤニヤしちゃう・・(*≧∀≦*)

つくしちゃんの願いも叶えてあげたいけど
嫉妬もしちゃう^ ^

菜々ちゃんと2人でコンサートなんかに行っちゃったら
大変そうですよね(*゚▽゚*)

くるみぼたん

2019/01/19 19:17 URL 編集返信
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訪問ありがとうございます!

プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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