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Birthday party 1




俺がNYに来てから2年。
その間牧野に会えたのは静の結婚式の時だけ。


チケットを送るからNYに来いと言っても
「バイトがあるから」とか「テストがあるの」なんて言って絶対来ねぇ。
俺が牧野の大学の学費を出したから、必死になって働くこともないと思うんだが、
家族を支援するためにバイトをしている。







「あなたの誕生日のパーティーにはパートナーを伴って出てもらいますから。」


ババァが俺にそんな事を言ったのは俺の誕生日の1週間前


「はぁ、ふざけんなっ!どこの誰だかわかんねー女と出るぐらいなら、パーティーなんて行かねぇよっ!!!」

「あなた、自分の立場がわかってないのね。道明寺の次期後継者が女性の1人もエスコート出来ないなんて、いい笑い者よ。」

「牧野以外とパーティーに出るぐらいなら、後継者なんてポジションは捨ててやるよ。」


一瞬、ババァがフッと笑った気がしたが、そう言い残してババァの執務室を出た。








「なぁ、牧野。俺の誕生日こっちに来いよ。」

『無理だって、その頃テスト中なんだもん』

「はあぁ〜。お前は俺に会いたくないのかよ。」

『………会いたいに決まってるじゃん。』

「だったらさぁ〜・・」

『ごめん、大学に行かなきゃ。』


そう言って電話を切りやがった。
時差があるから、ロクに電話も出来ねぇのにこの対応はあり得ないだろ。







パーティーに出ないなら、南米で開発中の現場監督に3年間行ってもらいます…
とババァに半ば脅されるような形で、渋々パーティーに出席することとなった。


俺のパートナーになるヤツは、先にメープルで準備してるから迎えに行けと言われた。



はあぁ〜、牧野なら喜んでパーティーに出てやるのにな。




西田に案内され、女がいる部屋に入って行くとそこにいたのは……










**

道明寺がNYに行ってから、もうすぐ2年。
簡単には会いに行けない距離で…道明寺に会えたのは静さんの結婚式の時だけ。


チケットを送るから遊びに来いって言われるけど、大学にバイトに…
そして道明寺邸で受けている沢山のレッスンもあるから中々時間が作れない。


年が明けてお邸でレッスンを受けて終わったタイミングで、
タマさんから道明寺のお母さんが居るから挨拶してきな…と言われた。



はぁ〜、緊張する。。



ノックをすると「入りなさい」と言われたので、部屋に入る。

初めて入った、道明寺のお母さんの私室は
想像していたものとは違って、優しい雰囲気の部屋だった。


「ご無沙汰しています、社長。」

「頑張ってるわね、牧野さん。」


フッと笑みを浮かべて言われた。


「あなたにお願いがあります。」

「なんでしょうか?」

「司の20歳の誕生日パーティーにパートナーとして出てくれないかしら」

「すみません。その時期は大学のテストがあるので…」

「それは問題ないわ。大学に掛け合ってレポートの提出すれば大丈夫だと許可をもらってるわ。」

「えっ・・・」

「あなたの成績だから、どの教授も了承してもらえたわ。」


ああ、そうだった…
お願いと言っても、この人が言うことは決定事項なんだ。


「わかりました。よろしくお願いします、社長。」

「私はあなたの社長ではありませんよ。楓さんと呼びなさい。」

「はい、楓さん。」

高校の頃に比べても優しい雰囲気を纏ってるんだけど…有無を言わせない感じ。


「それから、この事は司には内緒にしなさい。あなたが来なかったら、ウェスター社との新規プロジェクトが成立しないのでそのつもりで。」

「ウェスター社?」

「あなたジョン社長をご存知でしょ?」

「ジョン社長……ああ、気合いのおじさんだ。」


でも、なんで??


「バカ息子が頑張ってるからご褒美ですって。」

「あっ・・・・・」


そう言えばあの時、バカ息子って言ったかも…。
ふふふっと笑った楓さんは、社長と言うよりお母さんの顔をしていたかも。







誕生日1週間ぐらい前に道明寺からかかってきた電話。
NYに来いって言ってたけど、一緒にパーティーに出るとは言えず…
大学に行くからと電話を切った。



もうすぐ会えるよ。
すっごく楽しみにしてるんだから…。




誕生日の前日にNYに到着し、何故かお姉さんと楓さんと夕飯を食べることに…。
時差ボケと早く道明寺に会いたかったのとで、あんまり覚えてないんだよね。



パーティーは夕方からというのに、午前中からエステで全身を磨かれ、髪も少しカットされ、
サイドを編み込んでもらった。

準備されてたラベンダーピンクのドレスを着てソファに座っていると、ガチャっとドアが開いた。








いつも応援ありがとうございます!

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少しグダグダした感じですが、お話続きます。
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くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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