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Birthday party 2





開いたドアの音にビクッとして、こちらを向いたのは、
会いたくて会いたくてたまんなかった牧野。

しかもめちゃくちゃ可愛いじゃねーかよ。




「牧野、なんでここに…」

「えっと、楓さんに道明寺のパートナーをしてって頼まれて…」


言い終わらないうちに、ガシッと抱きしめる。


「やべぇ、めちゃくちゃ嬉しい。」

「ごめんね、内緒にしてて。」



牧野は、ババァに頼まれてパーティーのパートナーをする為にNYに来たんだと。
このタイミングで、牧野にパートナーを頼んだ意図がわかんねーが、
億劫だったパーティーも俄然楽しみになった。


「道明寺。」

「ん?」

「お誕生日おめでとう。」


ぐっと背伸びをして、触れるだけのキスをしてきた。


パッと目を逸らして下を向いた牧野の顔は真っ赤。


「牧野、こっち向けよ。」

「むっ、無理…」


相変わらずな牧野にフッと笑った。



「会いたかったぞ。」
「うん。」

「元気にしてたか?」
「うん。」

「ドレス似合ってんな。」
「うん。」

「後で一緒に風呂入ろうな。」
「う……えっ!!!」


びっくりして俺を見上げた。


「やっとこっち見た。」


頬に手を添え、唇を合わせる。
チュッ、チュッと何度も角度を変えていると俺の腕をぎゅっと握ってくる。
はあ、可愛すぎるだろ。



なんとか理性を保って、唇を離す。

ぽーっとしていた牧野が我に返り、
「口紅ついちゃった…」とハンカチで俺の唇を拭い取る。


「そのままで良かったのに…」


ニヤリと笑いながら言うと、


「パーティーとは言え仕事でしょ!!!」


っとバシッと殴られる。



「…ってぇなぁ。そろそろ行くか。」

「あっ、うん。ちょっと待ってて。」

洗面所で、口紅を塗り直した牧野は、
差し出した俺の腕にそっと手を添える。


「えらく余裕だな。」

「えっ、道明寺も一緒でしょ?だから大丈夫…だよ。」


上目遣いで俺を見てくるから、ドキドキするだろっ。






会場に入ると、俺が牧野を連れている事にざわめいている。
無意識なのか、俺に添えている手に力が入ってくる。


「心配するな、俺が付いてるからな。」
「うん。頼りにしてる。」


誕生日のお祝いと挨拶に来るやつらが絶えなくて、息つく暇もねぇ。
それでも俺の機嫌がいいのは牧野が隣にいるからだ。


しばらくしたところで、ウェスター社のジョン社長に声を掛けられる。


「(司、今日はいい顔してるね。)」

「(はい、パートナーのおかげですね…)」

「(つくし、ようやく会えたね。)」

「(おじさん!!)」

「(こんなカップルが見れるなんて、楓にお願いを言った甲斐があったね。)」


はあ?意味がワカンねぇ…。


後で聞いた話によると、
ジョン社長は牧野を俺のパートナーにしなければ、
新規事業の提携をしないって言ってたらしい。

そんな事で、提携の話を決めていいのか…と思いつつも、
ジョン社長のお陰で牧野に会えたから感謝だな。


「(司、来週新規のプロジェクトの話があるから、我が社まで出向いてくれないか。詳しくは、秘書を通して伝えておくよ。)」

「(はい、よろしくお願い致します。)」

「(つくし、またランチにでも行こうね。)」

「(あっ、機会があればぜひっ!)」


笑顔で手を振って行った。

「おまえ、知り合いだってのか?」

「うん、あんたをNYに追いかけて行った時にセントラルパークで会ったんだ。」

「ふーん。」


これも後で知ったんだが、
あの当時難航していたウェスター社と道明寺の提携の話を
取り持ったのが牧野だったらしい。






パーティーを終え、最上階のプレジデンタルスイートに。

「あれっ、あたしの荷物もここにあるっ。」

「今夜は一緒に過ごそうぜ。」

「……うん。昨日は、楓さんと椿さんとご飯したから大丈夫だと思う。」

「はぁ〜、来てたんなら顔見せに来いよ!」

「だって、内緒って言われてたんだもん。。」

「こっちに来いよ。」


緊張してるのか、俺から少し離れて立ったまま動かない牧野を引き寄せる。


「嫌がることはしねぇよ。」
「嫌じゃ無いんだけど…」

「緊張してるのか」
「少し…」







いつも応援ありがとうございます!

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もう少し続きます。
「(かっこ)」の中は、英語で話してます^ ^


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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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