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もういちど。 30

夕飯を食べ終え、司の部屋に戻る。
そろそろアパートに帰ろうかな〜なんて思っていると、


『つくし、マジな話、俺のペントハウスで一緒に暮らさないか。もう離れたくないんだよ。』

『わかった。私も一緒にいたいからそうする。』

『マジで?今から行くか?明日引っ越せるように手配するから。』

『明日??ちょっと待って。』

『もう待てねーよ。』

『もうっ、強引なんだから…。』


一度アパートに戻って、荷物の整理もしたい。
引っ越しはそれからがいいと訴えると、渋々納得してくれる。


翌朝、アパートに戻ると引っ越しのお手伝いに来たと言うメイドさん達が数名…。


やられた…司の方が上手だった。



メイドさん達のおかげで、あっという間に荷物の整理が終わり、終わった頃にトラックもやって来てペントハウスに荷物が運ばれていった。
メイドさん達に不用品の処分をお願いして、迎えに来てくれた車に乗りペントハウスに向かう。


執事さんと一緒に指紋登録をしてもらいエレベーターに乗り司のペントハウスへ。
このエレベーターはペントハウスのある最上階にしか停まらないらしい。
執事さんにお礼を言って中に入る。



わたしのアパート何個分??
広さに驚きつつも、あちこちウロウロする。
家具は高級品なんだろうけどシンプルにまとめられている。


キッチンの調理道具も一通り揃っていて、冷蔵庫を開けると食材がいっぱい入っている。
道明寺は使わないだろうから、タマさん達が準備してくれたんだよね。


冷蔵庫から食材を取り出し、ポークソテー、ミネストローネ、シーザーサラダを作る。
バゲットがあるからご飯は炊かなくていいか。


後はお肉を焼くだけ…って所で、玄関のドアがガチャっと開いた。


おかえり〜っと、エプロン姿で玄関まで行くと、司と…西田さん。
わわっ、恥ずかしい。


『ただいま。家におまえが居るのっていいな。西田がおまえと俺に話があるってさ。』


リビングでコーヒーを出して、司の隣にすわる。


『司様、牧野様、婚約おめでとうございます。社長より伝言を承りました。
年明けに牧野様の名前は伏せて婚約発表を行います。
結婚式、披露宴は6月に東京メープルにて行います。籍はシンガポールのプロジェクトが終わったらいつでも入れていいそうです。

それから…プロジェクトが終わったら、司様の第2秘書として働くようにとの事です。』




『えっ、司の秘書?』




『秘書検定もお持ちですし、語学も堪能だから問題無いのでは。
司様の側に牧野様が居れば、司様がよく働くからと社長はおっしゃってましたが、一緒に居られるようにと配慮してくださったのではないかと思います。』


『わかりました。西田さん、よろしくお願いします。』


『何かございましたら、私までお知らせ下さい。では失礼致します。司様、明日は8時にお迎えにあがります。』



司はずっとニヤニヤしていた。


『ねえ、司の秘書って知ってたの?もしか司の仕業?』

『ちげぇよ!俺もさっき聞いたんだよ。ババァにしては粋な計らいだよな。』

『もうっ、いい加減お母さんって言いなよ。』




『それより、引っ越し!!』

『なんだよ、ちゃんとおまえの希望に沿っただろ?』

『今更文句は言わないけど…。』

『メシ作ってたんだろ?食おうぜ。』

『後、お肉を焼くだけだから着替えてきて。』


司はキスをして着替えに行く。

後で、どの部屋使ったらいいか聞かなきゃ。

お肉を焼いてるのに、着替えてきた司が後ろからくっついて離れない。


『もうっ、危ないでしょ。 ほらっ、出来たから座ってて。』


司は渋々席についた。子供みたい。
お肉を盛り付け、ミネストローネをよそい、冷蔵庫からサラダとお手製ドレッシングを取り出し、切ったバゲットと一緒にテーブルに並べていく。


『おまえが全部作ったんか?』

『うん。冷蔵庫にいっぱい食材あったからね。さっ、食べよ。いただきま〜す。』


パチンと手を合わせてから食べようとすると、司もいただきますって食べ始める。


『今日はね、ポークソテーとミネストローネとシーザーサラダ。お坊ちゃんの口に合わないかもしれないけどちゃんと食べてね。』

『おうっ。』


司は恐る恐る食べ始める。


『意外にうまい。』


『意外には余計だよ。これからは私が作るんだから慣れてよね。』

『わかった。』




お越しいただきありがとうございます。
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コメント

コメント(3)
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2018/05/16 16:44 編集返信
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2018/05/16 20:03 編集返信
くるみぼたん
ありがとうございます。
スリ○○○○様
いつもコメントありがとうございます!
毎日コメント頂いて、勇気づけられていますよ。
Promise も 可愛い後輩も上手く書けるかわかりませんが、続編考えてますので楽しみにしてて下さいね🎶
司くん、寛大なったと見せかけて、強引に推し進めてます(笑)
楓さんの方が上手だったかも。


悠○様
いつもコメントありがとうございます!
2人がラブラブだと嬉しくなりますよね♪
でも、次は別目線のお話です。

くるみぼたん

2018/05/17 08:43 URL 編集返信
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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
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