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Rabbits 4




「よぉ。」

「あっ、先輩こんにちは。」


ガタッと椅子から立ち上がって、ペコリとお辞儀をした。


「おまえ名前は?」

「牧野つくしです。先輩は?」

「司だ。」

「司先輩ですね。この前はありがとうございましたっ!」


明るく話すつくしに子供の頃のつくしが重なるが、
つくしは俺の名前を聞いて何も反応しない。


それでも、俺の事を普通の先輩と見てくれる
つくしをもっと知りたいと思った。


それ以来、俺は図書館に通い
つくしの勉強を見てやったり
時には、シェフの作ったスイーツを持って行ってやったりした。

つくしとの時間が増えてくるにつれて
イライラする事も無くなり
物や人に当ったりする事もなくなっていった。


つくしは英徳に入ったばっかりで
司がF4と呼ばれ、赤札遊びをしていた事は知らなかったのだ。




あたしにとって司先輩は優しいひと。
勉強を教えてもらったり、
時にはスイーツを持ってきてくれたりするんだ。


いつも良くしてもらってる先輩に
何かお礼を…と思い
クッキーを焼いて持ってきた。


クッキーを焼くのは小さい頃から得意で、
先輩に渡すのもあたしの自信作。



「先輩、これ食べてくれますか?」

「つくしが作ったのか?」

「はい。クッキーを焼くのは、ちょっと自信があるんです。」

「へぇ〜、食っていいか。」

「はいっ。」


先輩は一口かじった後に少し驚いた顔をし、


「上手いな…。」


と何個も食べてくれた。




甘いもの苦手だって言ってたのに…。




つくしが焼いてきたクッキーを
一口かじると、懐かし味がする。

子供の頃に食べたクッキーと同じ味だ。
やっぱり、つくしは子供の頃に一緒に遊んでたつくしで間違いない。




その事実を確信して
更につくしに惹かれていった。





いつも応援ありがとうございます!

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0時に『Garnet 』の番外編をUPしてます。
18時にバレンタインにちなんだお話をお届けします♡


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コメント

コメント(2)
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2019/02/14 12:00 編集返信
くるみぼたん
スリ○○○○○○様
司くんの野性の勘は冴えてますからね。
初めてあった時に、気づいてましたね!
名前とクッキーで確信しましたよね。

つくしちゃんは、司くんだと気付いているのか、気付いていないのか…
スリ○○○○○○様の気になっている色んな事は明日のお話で判明します。

くるみぼたん

2019/02/14 21:11 URL 編集返信
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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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