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Rabbits 5




「なぁ、つくしの待ち受けのウサギって…。」

「あっ、あれはあたしの宝物なんです。
いつからあるのか覚えてないんですけど、
いつも一緒に居たんですよ。」

「そうか…。」

「あたしね……」


つくしが話し始めた事は、俺にとっては衝撃だった。


つくしは軽井沢に両親と住んでいたんだが、
6歳の時に、両親が事故で亡くなり
東京にいるつくしの母方の伯母に引き取られたらしい。

つくしの母は、名家のお嬢さんだったらしく
伯母に引き取られ不自由のない生活をしているが、
両親の事故のショックからか6歳より前の記憶がないらしい。




6歳と言ったら、小学校に入ってすぐだよな。
道理であれ以来、軽井沢ではつくしに会えなかったはずだ。





司はつくしと幸せな時間を過ごしていたが…
何処からか、つくしが司と図書室で密会してると噂が立ちはじめ、
いじめの標的になってしまった。


上履きが無かったり
体操着が破られていたり
制服がゴミまみれだったり
クラスメイトからは無視され、
学校からつくしの居場所がなくなった。


伯母さんに心配させないようにと
学校には来ていたが、ずっと気配を消し笑うことも無くなっていた。

司先輩にも知られたくないから、
図書館にも行くことが出来なかった。





そんなことがあったのを知らない司は図書館に通っていたが、
つくしには会えなかった。

1年の教室を手当たり次第探そうと思ったが、
つくしに俺が道明寺司である事を
知られたくなくて実行出来ずにいた。



ある日、階段を歩いているつくしを見かけ
声をかけようと思った瞬間、
誰かにつくしが突き飛ばされ、
バランスを崩して落ちそうになった。


俺はとっさにつくしを引き寄せ、
腕の中に抱きしめながら一緒に階段から落ちた。

ドーンと大きな音がして、周りは静まり返った。





いってぇ〜。



左腕に激痛が走り動けない。
腕の中のつくしはビクとも動かない。


「つくし!!つくし!!!」


つくしは意識を失ったままで反応がない。




駆けつけた総二郎が車の手配をしてくれ、
つくしと2人道明寺系列の病院に向かう。



俺は左腕の骨折。

女1人も守れねぇなんて情けない…



待合室で右手をぐっと握りしめていると、
F3がやってきた。

「あの子って、つかさのウサギちゃんでしょ?」

「なんでそれを…」

「勘。子供の頃、つかさが話してたイメージとピッタリだからね。」

「ウサギちゃん、イジメられてたらしいぞ。」

「……えっ!!」

「司と一緒にいるところを見られてて、かなり陰湿にやられてたらしいよ。」

「これ。あとは司に任せる。手伝うことがあったら言って。」


あきらが渡してきたのは、
つくしをイジメていた奴らの名前と親の会社。
そして、階段でつくしを突き飛ばしているヤツの映像。





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コメント

コメント(2)
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2019/02/15 17:46 編集返信
くるみぼたん
スリ○○○○○○様
つくしちゃんが、夏には軽井沢にいなかったのはそんな理由からでした。
幼い時に辛いことがあって、司くんの事を覚えてなかったんです。。

司くんは、F4のリーダーですからね。
新入生が仲良く話してるだけでも、
周りは気に入らないからイジメの標的になってしまいました。

危ない所を司くんが助けてくれましたね。

虐めた子達への制裁…皆さん望んでますね(;゜0゜)
高校生の司くんなので、あんまりブラックな、感じにはなりませんが。。

くるみぼたん

2019/02/15 22:11 URL 編集返信
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くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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