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はじまりのお話 2




ウィリアム教授の特別講座。

不定期に開催され、選ばれた生徒しか受けられない。
つまり、エリートばかりが集まっているんだが、
そこで、つくしの姿を発見する。


マジか?ここに不似合いだろ?


そう思ったが、それがすぐに覆されることとなる。


チームに分かれてディスカッションの時間。

教授にチームを決められ、俺とつくしと数名の生徒が集まった。
周りの面々は、世界中から来ている名家の子息で
今後世界経済を担っていく奴らばかり。

そんな中、流暢な英語で
迷うことなく自分の意見を述べていくつくし。

それは、俺たちか考えた事もない角度からの意見で
みんな開いた口が塞がらない様子だった。
それを見ていたウィリアム教授は満足そうだった。

ぽわんとしたつくしはここで大丈夫なのかと
心配したのは杞憂に終わった。



講義が終わった後、
同じチームの男達に囲まれて困っている様子。

「(Tsukushi 飯に行く約束だろ?)」

俺が声をかけると周りの男達がビクッとする。

「(Tsukasa すぐに行く!)」

男達に何か言ってから、俺の方へ走ってくる。

「ありがとう。助けてくれたんだよね。
みんな一気に話をしてきて、
喧嘩しそうな雰囲気だったから助かっちゃった。」


こいつ鈍感なのか?

あいつらは明らかにつくし狙いだろ?


「つくし、今から講義あるんか?」
「今日はもう終わりだよ。」

「だったら、嘘を現実にしようぜ。」
「ふえっ?」

「飯に行こうって言ってんの。」
「うんっ、司が誘ってくれるの初めてだね。」


嬉しそうな笑顔が可愛いじゃねーかよ。




「今日の講義、楽しかったね。」

「そうか?」

「だって、この大学に入った時からこの講義を受けるのが夢だったんだ。」

「へぇ〜。」

「司はすごいね。ずっと出てるって教授が言ってたもん。」

「そうでもねぇよ。」


つくしは英徳高校、大学と進んで
奨学金でコロンビア大学に編入してきたそうだ。

年は俺の1個下の20歳。
ちょうど俺と入れ違いで英徳に入ったんだな。

意外な共通点があり、さっきの講義のこともあったから
一気に気になる存在になっていった。



ご飯を食べる時に、ちょっとだけ飲んだ食前酒でふわふわしていたつくしは
帰りの車の中で眠ってしまった。
さっきまで、話をしていたのに
俺に体重を預けて気持ち良さそうに寝ているつくし。

寝顔を見ていたら、引き寄せられるように唇を重ねていた。
想像していたよりも柔らかくて、
しばらく唇を離すことが出来なかった。



夢の中で、唇に温かいものが触れた気がした。
んーなんか幸せ…

「つくし、おいっ、つくし起きろっ!!」

肩を掴まれてぐらぐらと揺らされる。

「あ…ごめん。寝てた。」

「着いたぞ。」
「ありがとう。お酒でふわふわしてたから助かっちゃった。」

「またな。」
「うん。今日はご馳走さま。」

あたしが住んでいる留学生用のマンションの前で降ろしてもらい、
バイバーイと手を振って車を見送った。


「へへっ、一緒にご飯食べに行っちゃった。」

司のことを沢山知れて、楽しい時間だった。





いつも応援ありがとうございます!

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カッコ( )の中は英語で話しています。
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コメント

コメント(2)
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2019/02/21 21:17 編集返信
くるみぼたん
スリ○○○○○○様
ふふふ、そうなんです。

司くんはフルつもりだったのにね。

つくしちゃんの意外な一面を見て、周りの男子たちと同じように
気になってしまいました。

キス…は、魔がさしたんです。
寝顔を見てたら引き寄せられてしまいました(≧∀≦)

くるみぼたん

2019/02/22 07:57 URL 編集返信
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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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