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snowdrop 5 (Aria様)




「次はどこに行くのよ。」

「お前が喜ぶ場所だ。」

司はそう言うと、口の端を歪ませる。

「アンタまた余計な事考えてんじゃないでしょうね。」

「俺様の考えに余計などないぞ。」

自信満々の答え。
話の語感を読み取る気がない司につくしは溜息しか出ない。

…まったくなんでこんなバカと……

ギュウギュウと鳴り続けるお腹をさすりながら嘆いたつくしが
悔しげに司を見ると、なにやらどこかに連絡をしているようだ。

「一体いつまでこんな事に付き合わなきゃいけない訳?!
お腹すいたし、着物は苦しいし!
もう帰りたいんだけど!」

「着いたぞ」

いい加減に振り回されるのは嫌だとつくしがキレる寸前に飛行機が着陸した。






「お待ちしておりました。」


「えっここ…」

「ここでお待ちかねの飯だぞ。喜べ!」

グランドメープルの最上階。
レジデンシャルスウィートに着くと、既につくしが好きな料理が所狭しと並べられていた。

「美味しそう‼︎」

「全部食え!」




俺はその後お前を食う…
美味しそうに食べる姿を内心舌なめずりしてワインを飲みながら眺めていた。



「ごちそうさま‼︎
あの…さ、さっきはイラついててごめんね?」

「いいんだ。俺もお前にここで美味い飯を食わせたくて我慢させちまったからな。」

フッと笑顔を見せる司の美しさに、つくしは思わず頰を染める。

「俺も腹減ったな…食わせてくれねぇ?」

「なんだぁ。全然食べないから体調でも悪いのかと心配したよ。」

「心配…してくれたのか?」

いつの間につくしの前に移動した司は、つくしの鼻に唇が付きそうなほどの距離だ。
ワインの混じった司の香りに、つくしは少し身をよじらせて抵抗の意思を見せるが
いつもよりその抵抗は弱い。

これはつくしがこの先に進む事を同意した合図。

司はチュッと音を立てて唇を啄む。
何度か繰り返される口づけに、つくしの顔は火照り
息が乱れた。
ハァと艶かしい溜息をつくと、待っていたかのように司の舌がつくしの中に入り込む。

司は右手でつくしの後頭部を捕まえ、着物の合わせを強引にずらす。
高級な着物を着ている事を思い出す理性を既に見失ったつくしは司の首に腕を回すと
潤んだ瞳を瞑る。

「目を閉じるな…俺を見ろ。俺だけを…」

司の言葉に潤んだ瞳を向けるつくしを見て、自身の中心が
さらに硬さを増したように感じた。

「あんま煽んなっ…久しぶりだからゆっくりシてぇ……」

「あ……おってなんかっ…ん……」

つくしを壁に凭れさせたまま、司のてはつくしの足元へと移動し
襟下から細く柔らかい太股を撫でる。



ピーンポーン

「「…………」」

ピンポーンピーンポーン

「「…………」」

ピーンポーン

「「…………」」



ドガッ!!!!

「テメェ!牧野なにしてっ‼︎」

いきなり突き飛ばされて尻餅をついた司が、睨むようにつくしを睨むと
既に理性を取り戻したつくしは乱れた着物姿で放心している。

…その姿そそるな………

「この変態っ!インターフォン鳴ってるわよ!」

見られている事にやっと気付いたつくしがそう一喝すると
仕方なくドアに近付こうとしている姿を確認して
ベッドルームに逃げ込んだ。







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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

大したお話は置いてありませんが、
ブログ内のお話等の無断転載、無断掲載は固くお断りしています。

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