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snowdrop 6 (つくしんぼ様)




「「「HAPPNEWYEAR!!!」」」

「あけおめ」

「帰れ」

司はそう言って扉をバタンと閉めた。


もちろんそんな事で帰る奴らではない

ピンポンピンポンピピピポポポポ

ここは天下のメープルホテル
しかも最上階

こんなにマナーの悪いやつは居ない


「何?何なのこの音?」

「あ……お前、着物」

つくしに声を掛けられて振り向いた司の
目に飛び込んできたのは
着物を脱いでバスローブだけを纏い
恥ずかしそうに壁に隠れてこちらを見る
彼女の姿


あれは、あれで中々良いが……


「三条!!!!」

司が勢い良く扉を開けた

「はい、如何されましたか?」

桜子はニコッと微笑んで司を見る

「牧野の着物を直せ」

「手が早いなお前」

あきらがからかうと「てめぇにだけは言われたかねぇよ」と司が睨む

「お前なら着付けできるだろ」

「お安い御用です。」











「大丈夫だったのに…わざわざごめんね
桜子、滋さんも花沢類も美作さんも忙しかったんじゃないの?」


「まぁな。でもやっぱり1年の始まりは
親友の顔見ねぇとな」

こういう時、つくしはデート邪魔された
とかそんな風に機嫌を悪くしたりせず
純粋に自分達が来たことを喜び、気遣ってくれる

「牧野、司との縁は切れた?」

類がつくしに顔を近付けると
司が「ふざけんな!!寄るな!見るな!」
と暴れだす。

「もー良いだろ!帰れ!!」

目は口ほどに物を言うが今まさに
司はそれで、マジでキレる5秒前と言った所か

4人は仕方ないなぁと重い腰を上げて
立ち上がると、それぞれつくしに
「またな」と言った言葉をかけていく

「え?もう帰るの?そうだ西門さんは?!」

「あいつは今日は本業が忙しくて遊んでらんねぇよ。」

一応声をかけた時に大層悔しがっては居たが

「このままここに居たら会社が危ないからな」

「何それ」

あきらの言葉につくしが眉を潜めて

滋が「後ろの背後霊こわーい」とわざとらしく
肩を震わせた。

「牧野」

「どうしたの花沢類」

「もし、司と別れたら俺と付き合ってね」

この状況でこんなこと言える強者は類しか居ない

「わ、別れないよ!……多分」

「多分……?多分だと?!」

司が本格的にキレ出したの見届けてから

4人は生け贄を残して帰っていった。

















扉がしまった途端に荒々しく塞がれた唇に
つくしから切な気な吐息が漏れた


「ンンッ……まっひゃっ」

「充分待ったろうが」

帯締めをキスしながら器用にほどいていくと
締め付けがユルくなり、つくしの身体からも
一瞬力が抜ける

それに気付いた司が帯を掴み、一気に引っ張った


ビダンっ

つくしが転けた。

「ちょっと!!何すんのよ!暴力男!」

「クルクル回らねえんだな」

「はぁ?!って何で上に乗るのよ」


司に帯がほどかれ、床に倒れたつくしを
見下ろし、思わず唇を舌で舐めた。

腹を空かせたライオンの前に出て来てしまった
小動物の気持ちがつくしには解る

そっと司の手がつくしの腰に触れた

あっ……と素肌に触れる前から
反応するつくしを見て満足そうに笑うと
その手は下に降りて、着物を上に無理矢理ずらし
彼女の白く綺麗な太ももを撫でる

「ねぇ、待って」

「黙れ」

司に唇を塞がれたつくしは
滋たちとほんの少しだけお酒を飲んでいた
事もあってすぐに身体から力が抜けた

つくしを守っていた帯紐が司によって
どんどんほどかれていく

緩くなった前合わせから入ってきた
手がつくしの小振りだが形の綺麗な胸を
包み込んだ


「硬くなってる」

司はつくしの小さな実を弄りながら
ニヤッと笑う

「いや、言うな」

彼女が身を捩る度に着物が乱れる

つくしの顔は恥ずかしさからか頬は赤みが増し
司を見つめる彼女の潤んだ瞳から

あなたが欲しい、と口に出さずとも伝わってくる


「可愛いなお前」

少し掠れた声で耳元で囁かれたつくしが
ビクッと反応し、股の間から蜜が滲む

真下から見上げる綺麗な男の欲情した
顔につくし自身も感情が昂っていき

司から受ける愛撫に自然と股を擦り腰が動く

やべぇな……

長襦袢の前がはだけ、窓から差し込む
オレンジの光が彼女の白い肌をより
美しく魅せた

下に広がる着物の上で
ハァハァと呼吸を乱すつくしに司は更に欲情する

触れた蜜つぼから滴る雫は容易く
彼の指を飲み込み奥へと誘(いざな)う


「なぁ、着物が濡れてるぞ」

「んッあ、いゃ……あっあっんっ」

司が指を出し入れする度につくしを
強い刺激が襲い、声がもれる

部屋に響き渡る蜜の溢れる音が次第に変わっていき
司は我慢が出来なくなった。

彼女の髪を優しく撫で

「良いか?」

その問いかけにつくしが頷いたのを見て

痛いくらいに張りつめていた
自身を開放し、つくしの膣へと沈めていく




「あぁ……ん……」

強い快楽の波に思わず甘く啼いてしまう


「久しぶりだから、キツいな…大丈夫か?」

つくしがコクンと頷き

彼とのキスで赤く膨れ上がり微かに濡れた唇が
動く

「"すき"」

その言葉と表情に僅かに残っていた理性が飛んだ。



「愛してる。俺はお前から絶対に離れない」

彼女が感じている不安は自分が全て取り除いてやる

「あっ……!」

いきなり深い所へ強くいれられつくしの目から
涙が溢れた

司はその涙に口づけ
つくしの腰を掴むと打ち付けるスピードを
早めていく

「あっあっンッアッ」

甘い嬌声、自分に犯され乱れる
惚れた女の姿に腰から伝わる快感が強くなる

「やっ!あっだめ……っっ」

イキそうになった時のつくしの癖だ


「イケよ。まだ始まったばっかりだ」

意識が朦朧とするつくしは司の言葉が良く理解できない。

でも、もう押し寄せる強い波に逆らう事は
出来ず、つくしは司にしがみつくと
その肩にグッと爪を立て、白い閃光が
頭の中で弾けると二人同時に果てたのだった

司はぐったりしたつくしを見て満足した後

姫初め成功とニヤリと笑った。








━━━━━4日後


「はい!ニッシーの負けね!」

総二郎と羽子板で勝負していた
滋がシャッー!!と叫ぶ

「くそっ!!顔はやめろ!やめろ!」

「顔じゃなきゃ意味ないでしょ!」

墨のついた筆を持った滋から逃れようとする総二郎をあきらと司が両脇からホールドする。



道明寺邸の広大な庭で仲間内だけで行われる
新年会

つくしは皆が遊ぶ姿を眺めていた。


「今日は着物じゃないんだ」

「花沢類、勘弁してよ……
あれから散々だったんだから」

つくしは自分が言ったセリフと共に
何かを思い出したように頬を染めた

「へぇ……何があったの?」


「聞かないで……花沢類は皆のところ行かないの?」


気まずそうにするつくしを見て
類は軽く笑うと、「めんどくさい」と
一言だけ返す。


「アンタらしいわ……」

「お参り、あれからやり直したんでしょ?」


「そうだよ……大変だったんから!あちこち回って
道明寺はその度に金額の問題だって凄い金額投げようとするし」

つくしの疲弊した表情だけで
簡単にその映像が頭に浮かぶ

「一体何が不安なんだか……まぁ…アイツの気持ちも解るけど」

ボソッと小さく呟いた彼女に
類が優しく微笑んだ。

「俺さ、思うんだけど」

「うん」

「縁切りの神様は、その人にとって必要ない
人間との縁を切ってくれるんだよ」

「じゃあ……あたしは危ないかな」

「どうして?」

「道明寺の役には立てないもん」

「本気で言ってる?」

類のビー玉のような瞳が全てを見透かすように
まっすぐつくしを見る

「大丈夫だよ。お前らは」

視線に耐えきれず俯いていたつくしが
顔を上げて類を見た

「司と牧野は大丈夫。神様だって命は惜しいだろうし」

「それは一体」

「おい!!テメェらイチャイチャしてんじゃねえ!!!!」

つくしの声を掻き消すように司の怒鳴り声が
響き渡る。


「は?!イチャイチャなんか!」

とつくしが言って類に助けを求めようとするが

既に姿はない。


「やられた」


「何がだよ!!たくっちょっと目を離したら
すぐにキョトキョトしやがって!来い!」


「キョトキョト何かしてない!!」

「うるせえ!来い!」

司に抱えられて邸の中に消えていく
つくしを見ながら


「神様よりも」

「つくし様だな」


滋とあきらが言うと


「貧乏神に愛された女?」

「うわ、酷。総二郎」

「ニッシー最低」

「実際貧乏ですけどね、先輩は」

「まぁでも、牧野のおかげで司は
仕事してるからな……」

「だね……つくしは凄いよ」

「そしたら助けてやらないと」

類の一言に他のメンバーの口の端が上がる


「さて、どこに居るのかな?司ちゃーん」


総二郎が笑いながら司の名を呼んだのを
合図に皆、邸へと足を踏み入れた。





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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

大したお話は置いてありませんが、
ブログ内のお話等の無断転載、無断掲載は固くお断りしています。

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