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Rabbits 13





俺の20歳の誕生日。


つくしはNYにやってきて、
俺の誕生日パーティーのパートナーをしてくれた。

俺の見立てたブルーシルバーのエンパイアラインのドレス。
19歳のつくしには少し大人っぽいが、
可愛いさを引き立たせている。



俺のパートナーとして出席しているのにもかかわらず、
つくしを見る男の目線が気になる。
つくしはそんな事に気付きもせず、
俺の横でニコニコと笑っている。


一通り挨拶が終わったところで、
つくしのお腹がぐう〜っと鳴った。


「ねぇ、司。どうしよう…」
「少し休憩するか?」
「いいの?」
「ああ、ひと段落したからな。」


つくしをエスコートし、
料理をいくつか取り会場の隅で食べることにした。


「ローストビーフ美味しい!」
「俺にも一口くれよ。」


つくしがフォークに刺したローストビーフを
俺の口元まで持ってきたので、パクリと食べた。


「美味ぇな。」
「でしょ!!」


周りはザワザワしているが、
つくしは食べ物に夢中で気づいてない。

一皿、平らげたつくしはデザートのコーナーをチラチラと見ている。


「デザート食うのか?」
「いい?」
「ぷっ、いいぞ。」


ケーキをいくつかとフルーツを取ってやり、
元の場所に戻って食べている。


「いちごくれよ。」
「ん、いいよ。」


なんの迷いもなくフォークに刺して、俺の口元へ。


「サンキュ。」
「つくし、クリーム付いてんぞ。」
「えっ?どこ?」


親指で口の端に付いていたクリームを指でぐっと拭い、
その指をペロリと舐める。

周りからキャーといった悲鳴が聞こえて来た。

つくしは俺のものだから
これぐらいの牽制は必要だろ?


「ププッ、つかさ、もういいんじゃない。」
「類!!来てたのか?」

「ああ。ちょうどこっちに来てたんだ。相変わらず仲良いね。」
「へへっ、仲良いだって。」


嬉しそうに俺を見上げてくるつくし。
パーティー会場じゃなかったから襲ってるぞ。



パーティーが終わり、俺のマンションに戻り
つくしを堪能する。



俺の隣で微睡んでいるつくし。
「なぁ、つくし。NYに来いよ。大学もこっちで行けばいいだろ?」

「んー、行かない。だって日本の大学で勉強したい事があるんだもん。」

「はあぁ、つくしは可愛いから心配なんだよ。」

「司はあたしを信じてないの?」

「・・・・・」

「あたしは司だけだよ。
だから、ちゃんと日本の大学を卒業させて。」

「……わかったよ。」


俺もつくしには甘いな。
本当なら片時も離れたくないんだけどな。



テストがあるからと、明日帰ってしまうつくしと一晩中愛し合った。




翌朝、よたよたと歩いているつくし。
めちゃくちゃ可愛いの。


一緒に朝メシを食べ、仕事に行く準備をし
つくしも帰る準備をしている。


「つくし。ちょっとこっちに来いよ。」
「ん?どしたの?」


左手を取り、薬指に指輪をはめる。


「えっ?これは?」
「エンゲージリング。」

「もうもらってるのに…。」
「俺からだ。」

「ん??」

「婚約が決まった時に贈ったエンゲージリングは、
ババァのをリメイクしたものだろ。
これは俺が稼いだ給料で買ったんだ。」

「ありがと。」

「外すなよ。」


コクンと頷くつくし。


「つかさ?」
「あ、どうした?」
「大好き♡」


俺の頬に手を添えて、背伸びをしてキスをしてくる。


「俺も…愛してる。」


チュッ、チュッっと何度も唇を重ねる。



「また春休みに来いよな。」
「うんっ!」






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コメント

コメント(2)
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2019/02/23 12:33 編集返信
くるみぼたん
スリ○○○○○○様
司くんの独占欲発動です^ ^
つくしちゃんは、周りの視線には気づいてませんよ。
気づいてたら、司くんに食べさせてあげてませんよ(*^▽^*)

このお話のつくしちゃんは、真っ直ぐ司くんしか見てないから
色んな事が目に入ってないかもしれません。

ラストまでもう少しです^ ^

くるみぼたん

2019/02/23 22:07 URL 編集返信
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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

大したお話は置いてありませんが、
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