FC2ブログ

禁断の恋 2





「道明寺先生、おはようございますっ!」


後ろから声をかけられて、振り向くと制服を着ている女の子。


意志の強そうな目に長い黒髪…
さっきまでホテルにいた女の子に似ている。


「おっ、おまえ。」

「2年A組牧野つくしです。」


ヘヘっと笑って俺を追い越して行った。



ま、マジか…。



学校の生徒だったなんて、
青少年保護条例違反で捕まっちまうんじゃねーの。


俺は道明寺司(23歳)、英徳高校の新任教師だ。
担任は持っていないが、数学を教えている。


あいつが、誰かに言いふらすんじゃないかと、
一日中落ち着かなかった。


放課後に俺の使ってる準備室に来た牧野…だったか。


「俺を脅しにきたのか?」

「えっ、違いますよ。
先生にバーでバイトしてるの内緒にしててもらおうと思って。」

「なんで、バーなんかでバイトしてるんだ?」

「あたしの家は貧乏だから…
あそこのオーナーさんが知り合いで
働かせてもらってるんです。
他にもバイトしてるし、時給がいいんですよ。」

「ふーん。」


こいつがどこでバイトしてようと俺には関係ない。


「それからあたし、先生の事好きです。
付き合ってもらえませんか?」

「生徒となんて無理だから…」

「あきらめませんからね。」

チュッと俺にキスをして部屋を出て行った。


ころころ変わる表情に惹きつけられ、
アノ時の表情とのギャップがなんともいえない。



学校で、すれ違うと俺に寄ってくる牧野。

今まで生徒を近づけなかったはずなのに、
スルッと懐に入ってくる彼女。

それが嫌じゃない俺がいる。






新学期に入り、俺は3年A組の担任を持つことになった。

クラス名簿を見ると『牧野つくし』の名前も。

廊下などですれ違った時の様子しか知らなかったが、
牧野はクラスのムードメーカーで
クラス委員長になるほどリーダーシップを持っている。

クラスの男子とも仲良く話をしてたりして、
周りの奴らがやたらとボディタッチしている。


こいつ警戒心薄すぎだろ?

好きに触らせてんじゃねーよ。
嫉妬に似た感情をどうしたらいいかわからなかった。



1ヶ月ほど経った頃、始業前に生徒達が談笑していた。

牧野の両隣にいた2人が髪を触ったり、
肩に手をかけたりしているが
夢中で話をしている牧野は気づいてない。



はぁ〜ムカつく。


「牧野!頼みたいことがあるから準備室来てくれないか?」

「あっ、はい。」


パタパタと俺に付いて準備室に入ってくる。


「先生、用事ってなんですか?」

「男達に身体触らせてんじゃねーよ。」

「・・・ヤキモチですか??
もしかして、先生、あたしのこと好きになったとか?」


これは認めるしかねーよな。


「ああ。」

「やった!!男に二言はないですよね?」

「なぁ、でも秘密の関係だぞ。
卒業するまでは彼氏彼女じゃねーぞ。いいのか?」

「先生があたしだけを見てくれるならいいです。」


キュッと俺に抱きついてくる。







いつも応援ありがとうございます!

関連記事

訪問ありがとうございます!

プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

大したお話は置いてありませんが、
ブログ内のお話等の無断転載、無断掲載は固くお断りしています。

カテゴリ