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Marigold 〜変わらぬ愛 13





いつ休んでるんだろう…と思うぐらい、
道明寺はずっと仕事をしてて、


『悪りぃ、書類確認してくれるか?』


と夜中に連絡が入ることもある。

会社で、支給されたノートパソコンを持ち歩く日々。
送られてきたメールをチェックし、改善点を報告する。


呼ばれて執務室にいくと、
こめかみをグリグリと押さえている。


「ちょっと気になってたんだけどさ、
ちゃんと寝てるの?」

「ああっ、あんまり寝れないんだよ。
仕事をしていた方がマシだ。」

「ちゃんと寝ないと倒れるよ。
あんたの仕事は大変なんだろうけど無理しないでね。」

「ああ。じゃあ、牧野が癒してくれよ。」

「はあっ、バカなこと言ってんじゃ無いわよっ!
彼女にでも癒してもらったらいいでしょ!」


心にも思ってないことを口走ってしまった…


「彼女なんていると思うのか?」

「だって、あんたの周りには綺麗な人ばっかりいるし
彼女の1人ぐらいいるんじゃ無いの?」

「はぁ、もういい。下がれ。」


めちゃくちゃ機嫌の悪くなった道明寺は、
吐き捨てるように言った。





バカなこと言っちゃったな…。
道明寺に彼女なんていて欲しく無いのに。。





**

牧野に「1人ぐらい癒してくれる彼女いるんじゃ無いの?」
と言われて正直凹んだ。



酔ってたが、俺のことが好きって言ってたたろ?

あれは誰にでも言ってんのか??


一緒に仕事をしてて、距離が縮まったと思ってたのは俺だけだっのか?


イライラして仕事が進まなかったので、
早めに仕事を切り上げた。


どこかで飲むか…とリムジンを走らせていると、
類から電話が入った。


『司、みんなで飲んでるからたまには来ない?』

「はあ?そんな気分じゃねーよ。」

『来ないと後悔すると思うけど…』

「なんだよ、それ。」


電話の向こうで騒いでいる声がする。

その中に、「つくし〜、飲みすぎだから」って言ってる声が聞こえた。


『メープルの近くの STONES ってバーね。』


リムジンを向かわせ、数分で到着。
店に入ると貸し切りにしてるのか、他には客がいない。


俺に気づいていない牧野は、
あきら相手に嬉しそうに話をしている。

「でね、パソコンのキーボードを叩いている姿は見惚れちゃうんだよ♡もうっ、聞いてるの〜、美作さん。」

「ああ、そんなのは本人に言ってやれ。」

「だって、怒らせちゃったんだもん。」


いきなりシュンとしだした。


「はぁ?何でだ?」

「彼女の1人ぐらいいるでしょって言っちゃった。
大好きなのに、素直になれないんだもん。」


泣きそうになっている牧野の扱いに困ったあきらと目が合う。


「ほら、司来たからちゃんと話せよ。」


バッと顔を上げた牧野は俺を見つけて、
走り寄って抱きついてくる。


「道明寺ぃ〜、ごめんね。」
「あっ、ああ。」

「ね、ね、許してくれるの??」


そう言って見上げた顔が超絶可愛い。


「ああ、許す。」
「ありがと♡大好き」


そう言ってぐっと顔を引き寄せられて、
唇を合わせられる。


「牧野、やるぅ〜!!」

人前で牧野からキスされるなんて初めてだな。

総二郎たちの野次なんか耳に入らないようで、
唇が離れても、俺にピタッとくっついている。

ソファに座った俺の膝の上に自分から座って、
胸に顔を寄せてウトウトしている。


「誰が飲ませたんだ?」

「ん?自分で飲んでたよ。
来た時は悲しそうな顔してたんだよね。」


はぁ〜っと大きなため息をつく。


「いつもこんな感じなのか?」

「普段は、酔って惚気てるだけだよ。
酔わないと素直になれないからね。」

「だな。甘えてる姿なんて初めて見たぞ。」

「道明寺さん、つくしは…」

「いや、言わなくていい。
ちゃんと素面の時に聞けるようにするから。」

「道明寺さん、先輩のことよろしくお願いします。」

「ああ、任せておけ。こいつ連れて帰るわ。」


「「「泣かすなよ。」」」

もう泣かしたくなんかねーよと思いながら店を出た。





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コメント

コメント(2)
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2019/03/11 21:21 編集返信
くるみぼたん
No title
スリ○○○○○○様

酔って大胆なつくしちゃん…
みんなの前でも、司くんがいたらストッパーがかかりませんでしたねf^_^;

司くんとしては、誰にでも…と心配したけど
それが自分だけに向けられてると知ると嬉しくなりますよね。

そろそろ…ですよね♡

くるみぼたん

2019/03/12 08:45 URL 編集返信
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プロフィール

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Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
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