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Marigold 〜変わらぬ愛 19





道明寺の会見の様子が会社の至る所でテレビに映し出されている。


これって、公開処刑みたいじゃない。
副社長専任の弁護士ってあたししかいないし…。


法務部の会議室でもテレビが付いてて、
みんなが、画面に見入っている。


仕事をしようと思ってたのに、
江藤さんに強引に会議室に連れられていった。



こんなに詳しく話さなくても…
もう恥ずかしくて社内を歩けないじゃない。



会見が終わり、皆さんが口々に「おめでとう」と言って下さる。


あれ、思ってた反応とちょっと違う…。


「牧野さん、おめでとう!
びっくりしちゃったけど、なんか納得。
法務部でも、牧野さんが来てから
副社長の雰囲気が変わったって話してたのよ。」

「えっと、ありがとうございます。」

「さぁ、仕事に戻らなくっちゃ!」



会議室を出ようとすると、
午後から出勤の佐藤さんにばったりとあった。


「牧野さん、おめでとう!やっとね。」

「えっ……」

「私はずっと道明寺で働いてたからね。
司くんが荒れてた時もあなたの事も高校生の頃から知ってたの。
黙っててごめんなさいね。」

「は…い。」

「司くんがあなたを専任にするって言った時も驚いたんだけど、
それ以上にあなたが優秀なことに驚いたわ。
公私混同じゃなかったってことね。」



そっか、知らないところで沢山の人達に見守ってもらってたんだね。





***


仕事にならないから…と定時で仕事を上がる道明寺に合わせて、
あたしも定時に上がることにした。


マンションに帰り荷物を置いてふぅ〜っとソファに座ると、
道明寺が帰ってきた。


「あっ、おかえり〜。」
「おうっ。」

「もうっ、ただいまでしょ。」
「ああ。ただいま。」


あたしを引き寄せ、チュッと唇を合わせる。



あたしを見ている目が甘過ぎて…照れちゃう。


「仕事大丈夫だったか?」

「んー、法務部の皆さん、あたしの思った反応と違ったんだよね。」

「どう違ったんだ?」

「おめでとう〜って言われて、
あたしなら納得って言われたの。
もっと『え〜!!!』みたいな反応されると思ってたのに…。」

「ふーん。」

「…ってかさ、詳しく言い過ぎじゃない?」

「事実だろ。」

「そうなんだけど…恥ずかし過ぎるよ。」


クックッっと道明寺が笑っている。

しばらく笑った後、急に真剣な表情になって…


「牧野、俺と結婚してくれるか?」

「えっ…もう婚約会見したじゃない。」

「プロポーズしてなかっただろ?」


ポケットから小箱を取り出して、あたしの前に跪く。


「牧野つくしさん、俺と結婚して下さい。」

「もう、しょうがないなぁ〜。
あたしが幸せにしてあげる!
よろしくお願いします。」


いつのまにかあたしの目から溢れた涙をそっと拭ってから、
左手の薬指に指輪をはめてくれた。


「ありがとう。」


そっとあたしを抱きしめてくれ、どちらからともなく唇を合わせた。





いつも応援ありがとうございます!



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コメント

コメント(3)
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2019/03/17 15:11 編集返信
くるみぼたん
ありがとうございます♡
スリ○○○○○○様

司くんの専任秘書…ってところで身バレしてますからね(゚o゚;;
社外はともかく、社内ではつくしちゃんにとっては
恥ずかしいのかな…と(≧∀≦)

法務部の人達は、納得〜な反応でした。

プロポーズの答え、『あたしが幸せにしてあげる♡』は1番好きです♪

くるみぼたん

2019/03/17 22:30 URL 編集返信
くるみぼたん
拍手コメントLU○○様
いつもご指摘ありがとうございます!
すぐに訂正しておきましたm(_ _)m

携帯でお話を作ってるので、
またあるかもしれませんがよろしくお願いします。

くるみぼたん

2019/03/18 16:38 URL 編集返信
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Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
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