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Marigold 〜変わらぬ愛 24《完》





朝起きたら司はもう起きていた。


「お、おはよう…。」


あんなに泣いてしまって、ちょっと気まずい。


「飯食ったら出掛けるからな。」
「うっ、うん。」


コーヒーを飲んでいる司の前で、
司が準備してくれたホットサンドを食べる。

あたしの好きな、チキンとアボカドのホットサンド。

ホットサンドメーカーを買ったら、
気に入ったらしく時々作ってくれるんだ。

ケンカした時とか、抱き潰されてしまった時とか…ね。
ありがとう。
ちゃんと信じてるよ、司。


朝食を食べ終え、司の準備してくれた服を着る。
いつもより少しおめかしした感じ。





リムジンに乗せられ、到着したのはどこかのお店?

店の中に入ると、写真の女の人。
ちょっと身構えてしまう。。


「司、待ってたわよ。この子が、フィアンセね。
写真よりも可愛いじゃない。」


あたしの頭を撫でようとすると、


「樹(いつき)、触るな!」


とパシッと手を払いのけた。



「早速だけど、彼女連れて行ってもいいのかしら?」

「ああ。おまえは触れるなよ。」

「もぅ、分かったわよ。」

「つくし、行ってこい。」


訳の分からないまま、連れて行かれたのは、
大きな鏡のある部屋。

そしてそこには、真っ白なドレス。


「よろしくね。」


と部屋の中にいた2人の女の人にそう言って
樹さんと呼ばれた人は部屋を出て行った。


「こんな素敵なドレス、羨ましいわね。」


そう言われながら着せてもらったドレスはあたしにピッタリで…。

簡単にお化粧と髪をセットしてもらい、
司のいるとこに連れて行かれた。


「流石私ね。よく似合ってるじゃない。」
「ああ。でも…」

「そうね。想像以上に細いから、
ウエストをもう少し詰めて、
裾も1センチ短く…かな。」

「それでいい。」

「ねぇ、司?」

「あ?来週、挙式な。だから急がせたんだ。」

「そうよ〜、司は無理難題押し付けてくるんだから。
でも、流石ね。彼女のことをよく知ってるのね。」

「えっと…」

「樹はデザイナーだ。ちなみにこいつ男な。」

「嘘っ!!」

めちゃくちゃ美人さんなんだけど…

「司、もうバラさないでよ〜。営業妨害だわ。」

樹さんは、どう見ても女の人で…


「これは仕事の姿よ。誤解させちゃったかしら〜?」
「・・・」



図星で言葉が出ない。


「樹、さっさと仕事しろ!カラードレスは来月だからな。」

「分かってる〜。じゃあ、あとはよろしくね。」


樹さんは、店の奥のアトリエに戻っていった。



フィッティングルームで、
店員さんにドレスを脱がせてもらいお礼を言って、
司とお店を出てリムジンに乗り込んだ。


「司、ごめんね。」
「なんで謝るんだ?」

「だって、司のこと疑ったから…。」


はぁ〜っとため息をつかれた。


「まぁ、俺もサプライズで隠してたからな。」
「嬉しかった。」


「ヤキモチを焼いたつくしは可愛かったから、これで許してやる。」


司はあたしに封筒を渡してきた。
中を見てみると、婚姻届が入っていた。

既にあたし以外のサインは記入されていて…


「書いたら出しに行くぞ。」


「いいの??」
「ああ。」


「司、大好き♡」


隣に座っている、司の頬にキスをした。
すると、司から優しいキスが返ってきた。

「出したら、マンション戻ろうぜ。
メープルでもいいけどよ。」

「んー近いほう。」

「覚悟しろよな。」


司がニヤリと笑って、さっきより濃厚なキスをしてきた。


あたしのサインを書いて印鑑を押して、
区役所に婚姻届を提出した。




高校の時に出会って、第一印象は最悪だったのに
いつの間好きになって…何度も別れを繰り返したけど、
あたしに変わらない愛を注いでくれる司。



意地っ張りで、
中々素直になれないあたしだけど
司への気持ちはこれからも変わらないから…



ずっと一緒にいようね。





END






いつも応援ありがとうございます!

★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

『Marigold 〜変わらぬ愛』完結です♡
私のお話の中では2度目の女装男子…でしたねΣ(・□・;)

後ほど、『あとがき』を掲載しますね。


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コメント

コメント(2)
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2019/03/22 12:02 編集返信
くるみぼたん
つく○○○様
ありがとうございます!

最後にドキドキさせちゃいましたね〜σ^_^;
でもうちの司くんはつくしちゃん一直線ですから…♡

きっと、つくしちゃんは適度に翻弄しながら
司くんの相手をしていくんだと思います(*≧∀≦*)

くるみぼたん

2019/03/22 18:15 URL 編集返信
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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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