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Two-faced 6


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※※ 注意 ※※

このお話は、かなり暗めの展開になります。
一部、不快に思われる表現も含まれます。
大丈夫だと思われる方のみ先にお進み下さい。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆





翌朝起きたら、痛みもすっかり無くなっていて、
朝からお邸に行ってレッスンを受ける。


お昼にはタマさんの部屋でランチを頂いている。

初めてお邸を訪ねてレッスンを受けた時に、
木陰で持ってきたおにぎりを食べようとしてたのを見つかって大笑いされ、
それ以来タマさんの部屋でランチを頂く事になった。


「タマさん、昨日はありがとうございました。」

「もう大丈夫なのかい。」

「はい。おかげさまで…。昨日のスープも美味しかったです。」

「ったく、……んも素直じゃないんだから・・

「えっ?」

「なんでもないよ。さあおたべ。」


タマさんが作るご飯は、
シェフの作る豪華な食事じゃなくて、
肉じゃがや切り干し大根、ひじきの煮物などホッとするものばかり。

時間がある日は、あたしもお手伝いさせてもらうんだ。



ご飯を終えて、持ってきた雑誌をめくっていた。


「わぁ、美味しそう〜!チーズケーキ好きなんだよね。」


行列が出来るケーキ屋さんの特集記事に釘付けだった。


レッスンの時間になったので、タマさんの部屋を出ようとすると、


「つくし、その雑誌私も見ていいかね?
メイドの誕生日に買ってやろうと思ってさ。」

「あっ、いいですよ。」


そのまま、タマさんの部屋に雑誌を置いてレッスンに行った。




午後からもレッスンを受けてマンションに帰ると、
司さんが帰ってきていた。



ダイニングテーブルには、ケーキの入ったような箱。


「捨てといて。」


司さんにポンと箱を渡される。

箱は中身の入ってるような重さで…


「これ、中身入ってませんか?」

「もらったけどいらねーから捨てようと思ってさ。
おまえ食いたいんだったら食っていいぞ。」

「あっ、はい…。」


箱を開けるとあたしの大好きなチーズケーキ。

しかも雑誌で見て食べたかったお店のもの。
行列が凄くて買うのが大変なのに…もったいない。


「司さん、いただいていいですか?」

「勝手に食えよ。」

「はい。お茶いれますけど、コーヒー飲みますか?」

「ああ、頼む。」

ソファに座っている司さんにコーヒーを出し、
あたしはダイニングテーブルで紅茶と一緒にケーキを食べる。

一口食べると、ふわふわでシュワっと溶けていく。


「美味しい…。」


気がついたらあたしは笑顔で、
あっという間ににケーキを食べていた。


あっ、あたし…ここに来て初めて笑ったのかも。。


そんな姿を見られたくなくて、
司さんに背を向けて急いで紅茶を飲み干した。



それから、定期的にケーキやスイーツがテーブルの上に置いてあり…
何度聞いても捨てろと言われるので、
遠慮なく頂くことにしている。

いつも行列ができるお店のもので、
あたしのタイムリーに食べたいって思ってるもだったりするの。



いつものように土曜日にお邸でレッスンを受け、
タマさんの部屋でお昼を食べていると、司さんが入ってきた。


「おいっ、今日パーティーがあるからおまえも出席しろ。」

「えっ!?」

「パーティーのパートナーは嫁の務めだ。タマ、準備頼んだぞ。」

「はいはい、わかりましたよ。」

「つくし、ご飯終わったら準備するよ。」

「はっ、はいっ。」


ご飯を食べ終えると、
タマさんにエステをするからと部屋に放り込まれ、
全身隈なく磨かれ、お化粧にヘアセットそしてドレスを着せられた。





いつも応援ありがとうございます!

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コメント

コメント(8)
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2019/03/28 00:22 編集返信
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2019/03/28 00:31 編集返信
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2019/03/28 01:38 編集返信
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2019/03/28 07:22 編集返信
くるみぼたん
つく○○○様
いつ届くのかな…って感じですよね。
きっと戸惑ってしまうのかな…。

おおっ、それは初耳です!
早速買いに行ってみます(*゚▽゚*)

くるみぼたん

2019/03/28 09:29 URL 編集返信
くるみぼたん
まつ○○様
つくしちゃんは、不安いっぱいです。
周りは味方はいなくて敵だらけだと思っていますからね。


ふふっ、題名も含めて深く読んで下さってありがとうございます(≧∀≦)
表に見えてる姿と、見えない裏の姿ですね。
色んなことが少しずつ変わっていきますよ。

くるみぼたん

2019/03/28 09:47 URL 編集返信
くるみぼたん
ふぁ○○○○○○○様
読み逃げ、大歓迎ですよ。
いつも来てくださってありがとうございます♡


おおっ、そんな風に感じてくれてたんですね!
今のところ、“そうです”とも“そうじゃないです”とも言えないのですが…。

タマさんは、つくしちゃんのことをよく見てくれてるんですよね。
辛い生活の中での心の拠り所です(^_^*)

チーズケーキ…夜中には辛い響きでしたね(゚o゚;;

この後の2人の行く末見守ってあげて下さい^ ^

くるみぼたん

2019/03/28 10:00 URL 編集返信
くるみぼたん
スリ○○○○○○様
そうなんです(*^▽^*)
素直じゃないんです。
でもつくしちゃんは、言葉の通りに捉えています。

その部分、皆さん気になるところなんですが…
出してしまうと一気にお話の雰囲気が変わってしまうので(^◇^;)

『遠距離恋愛』も読んで下さってありがとうございます!
一目惚れ同士の2人が恋人になるのも時間の問題ですよね♡


監査待ちとは言え、終了したんですね〜!
動く金額が大きいので相当大変でしたよね(>_<)
お疲れ様でした。

くるみぼたん

2019/03/28 10:13 URL 編集返信
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訪問ありがとうございます!

プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

大したお話は置いてありませんが、
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