FC2ブログ

Two-faced 9





モンブランの一件以来、あたしの司さんを見る目が少し変わったかもしれない。


すっごく不器用な人なのかな…。


夜のベッドでもダメ…は聞いてくれないけど、
嫌だと言うことはやめてくれる。

あたしは、行為をすることは
借金を肩代わりしてもらって奥さんになったから義務だと思ってるから、
月のものの時以外は求められたら拒否してない。



ぶっきらぼうだけど、
いつもあたしのことを思ってくれている気がするのは、
あたしの思い上がり…なのかな。



そんな時に、レッスンがキャンセルになった土曜日に
司さんからお出掛けに誘われた。


「土曜日出掛けるぞ。」


と言われ、どこに行くのか聞いてみても教えてくれない。


「わかりました。」


と返事をすると、ほんの一瞬だったけど嬉しそうな顔をした。


「楽しみにしています。」


そう言うと、ふいっと背を向けて別の部屋に行ってしまった。



明日はお出かけの日。

学校帰りに仕事に行ってしまった司さんに、
喜んでもらえるものを探そうと、久しぶりに街に出てみた。

色んなお店を巡っても、
なんでも持っている司さんが喜んてくれそうなものは見つからず…
途方にくれて信号待ちをしていた時に、
信号の向こう側にある雑貨屋に目がとまって見ていたら、
後ろからドンっと誰かにぶつかられて
車道に飛び出てしまったあたしの目の前には車・・・


そこであたしは意識を失ってしまった。





**


SPからつくしが事故にあったと連絡があった。


「どう言うことだ!」

「交差点で信号待ちをしている時に、後ろから押されて車道に飛び出た際に車にはねられました。」

「お前ら何やってたんだ!!」

「すみません!!一瞬の出来事で…。」

「つくしを押した奴は?」

「捕まえて警察に連れて行きました。それから交差点付近の監視カメラの映像を集めています。」

「そいつは実行犯だろう。黒幕の犯人を突きとめろ。」

「はっ、はいっ!!」


会社からリムジンを急がせ、
つくしの運ばれた道明寺総合病院に到着する。



「道明寺つくしはどこにいる!!」


救急受付の窓口にと詰め寄る。


「道明寺つくしさん……?」

「さっき救急車で運ばれてきた女だ!」

「ああ、それなら奥の救急処置室です。」


受付の対応にイライラしながらも、奥に進む。


処置室は中には入れず…ガラス窓から中を覗くと、
酸素吸入マスクがつけられ左足にはギプスが巻かれている。


入り口から出てきた看護師を捕まえて、
つくしの容態を聞き出すと、


「ご家族の方ですか?先生を呼んできますね。」


そう言って再び中に入っていった。


再びドアが開いて、つくしの主治医が出てきた。

車に跳ね飛ばされたつくしは幸い頭は打っていないが、
全身打撲と左足の骨折。

命には別状なく、内臓などの損傷もないとのことだった。



医者の言葉を聞いてほっと肩を撫で下ろした。


「付き添うことは可能ですか?」

「あなたは?」

「彼女の夫です。」

夫という言葉に少し驚いていたが、
大丈夫と言われ、ガウンとマスクを着用して中に入った。


つくしの側に行くと、酸素マスクをつけられた顔も打ち身で一部が青くなっている。




「可愛い顔が……絶対に許せねぇ。」






いつも応援ありがとうございます!

関連記事

コメント

コメント(2)
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます

-

2019/03/31 10:04 編集返信
くるみぼたん
スリ○○○○○○様
つくしちゃん、ようやく司くんが気になり始めましたよ。
ケーキを食べていた司くんを見て、今までの司くんの
不器用な優しさに気づきましたね。

つくしちゃんが前向きになったのに事故…(>人<;)
実行犯も黒幕も
ちゃんと司くんが制裁してくれるはずです。


類くんの誕生日は難しいですね。
去年はさらっとスルーしちゃったから、今年こそは…と思ったけど
当日ギリギリまでかかりましたΣ(・□・;)
幸せにしてあげたいけど、その相手はつくしちゃんにしてあげられないから。。

くるみぼたん

2019/03/31 23:52 URL 編集返信
コメント投稿
非公開コメント

訪問ありがとうございます!

プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

大したお話は置いてありませんが、
ブログ内のお話等の無断転載、無断掲載は固くお断りしています。

カテゴリ