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遠距離恋愛 9





3日目。

朝起きたつくしは、部屋のドアからそっとこちらを覗いている。
昨晩もリムジンで寝ちまったからな。

気づかないフリをしていたら、

「司?」

と消え入りそうな声で俺を呼んでいる。


「起きたか?」


ソファから立ち上がって、つくしの所へ行くと


「ん…おはよう。それから……ごめんね。。」


申し訳なさそうに下を向いている。
つくしの頭をくしゅくしゅっと撫でてやる。


「ほら、シャワー浴びて飯にしようぜ。」
「うん。」


顔を上げたつくしにチュッっとキスをすると、
ホッとしたのか笑顔になった。

つくしがシャワーを浴びている間に、
ルームサービスを頼んでおいた。


今日は、ミュージカルに行きたいって言ってたな。

俺を待たせたらダメだと思ったのか、
シャワーから上がってきたつくしは、
ルームウェアに濡れたままの髪で、化粧もしてねぇ。

そんな姿も可愛くて、笑いが込み上げてくる。


「つくし、風邪引くから髪の毛乾かしてやる。」

「えっ、いいよ。自分で出来るし…。」

「いいから、こっちに来いよ。」


ソファに座らせ、ドライヤーを持ってきて乾かしてやる。
昨日、俺がつけたキスマークにはどうやら気づいてないないようだ。
案外楽しいもんだな…。


「出来たぞ。」
「へへっ、ありがと。」

「飯食おうぜ。」
「うん。」


午前中は、「Brooklyn Bridgeを歩いてみたい」
と飯を食いながら言っていたので、付き合うことに。


橋の手前でリムジンを降り、歩いて橋を渡る。


「あっ、自由の女神見えるね!」
「ああ。」

「楽しくない?」
「いや、つくしと一緒ならなんでも楽しいぜ。」


へへっと嬉しそうにし、俺の腕に抱きついてくる。


「歩くの好きだよな。」
「だって、楽しいよ。車だと立ち止まってゆっくり見ることも出来ないし。」


車で移動することが当たり前の俺にとっては、新鮮だけどな。


ゆっくりと歩き、橋の向こうのダンボエリアを散策する。
雑貨屋やマーケットを巡りつくしの気に入ったものを買ったり、
ランチにロブスターを食べたりした。



午後は俺の買い物に付き合ってもらうことに。

行きつけのジュエリーショップに行き、
タイピンとカフスをつくしに選んでもらった。

真剣に選んでくれて、
2人でつくしの誕生石のタンザナイトを使ったものに決めた。


包んでもらってる間に、
つくしと一緒にジュエリーを見ていると、


「あっ、これ可愛い。」


と興味を示した花がモチーフのネックレス。

店員に目配せをし、ホテルに届けさせることにした。


夜は、ブロードウェイでミュージカル鑑賞。
ベタでごめんね…と言いつつ、つくしの選んだのは『アラジン』
食い入るように観ていたつくしを俺はずっと眺めていた。



ホテルに戻り、ルームサービスで軽食をオーダーし、
映画を流しながら、食べたり話をしたりした。





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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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