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Two-faced 10





つくしの手を握りしめて、
ベッドの横の丸椅子に座る。


「つくし…痛かったな。もう大丈夫だから…。」


そっと腕をさすっていると、
瞼がピクピクってなった気がしたが、起きる気配はない。






**



誰かが手を握ってくれてて温かい。


「つくし…」


誰かが優しく話しかけてきてる。

司さんの声に似てる。
起きたいけど、まだもう少し眠いから寝かせて…。






覚えてないけど沢山夢を見ていた気がする。


体が重たくて動けない。


ん……眩しい。


恐る恐る目を開けたら、
心配そうな司さんの顔か見えて…


「つくしっ!!大丈夫か???」

あたしに声をかけてくれてる。


司さん…って言いたいのに声が出ない。



司さんがナースコールを鳴らし
先生が来て診察をしてもらい、酸素マスクが取られた。


それから、あたしは一般病棟…って言っても
最上階の特別室に移された。


病院とは思えないほどのスペースでホテルみたい。


「司さん、こんな広い部屋落ち着かないです。
大部屋にして下さい。」

「セキュリティーの面があるからダメだ!」

「あたしなんか誰も狙わないですよ。」

「おまえ、殺されかけたんだぞ?」

「えっ!?」


司さんがふぅ〜っとため息をついて話し始めた。

パーティーの度に、司さんが言い寄られる女の人がいて、
前回のパーティーの時にあたしと一緒にいるのを見て
あたしのことを調べたらしく、
司さんの妻の座を奪おうとしてあたしを殺そうとしていた…と。



そう、あの時誰かから押されて車道に飛び出たんだった。



司さんの話を聞いて、急に怖くなってガタガタと震えだした。

そんなあたしを見て、
司さんは優しく抱きしめてくれ背中をさすり続けてくれた。


司さんの体温と匂いがあたしを少しずつ落ち着けてくれた。





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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

大したお話は置いてありませんが、
ブログ内のお話等の無断転載、無断掲載は固くお断りしています。

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