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Two-faced 11





病室に、沢山の荷物が運び込まれてきた。


「なっ、何ですか?」

「あー俺の荷物。今日からここに泊まるから。」

「嘘っ?マンションでゆっくり寝てください。」

「俺が一緒は嫌なのか?」

「そうじゃないですけど…
ここじゃ司さんの体が休まりませんよ。」


病院の簡易ベッドって硬いし狭いから司さんには無理だよ。。


「つくしと一緒に寝るから心配いらねーよ。」

「えっ、ヤダっ。」


お風呂に入ってないし、こんなキズだらけの体を近くで見て欲しくない。


あたしの“ヤダ”って言葉を聞いて司さんは黙ってしまった。


もしかして凹んでる?


「可愛い…。」


あたしがボソッと呟いたのを聞いて、顔を赤らめている。


「司さん、キャラ変わってますよ?」

「うるせぇな。」

「今日だけだったらいいですよ。」


ぱあっと嬉しそうな顔を一瞬して、顔を引き締めた。



「ねぇ、司さん?」
「何だ?」

「ありがとう。」
「はぁ?」

「言いたかっただけです。」
「変なヤツ。」



照れてるのかな、あたしに背を向けてベッドサイドに腰をかけた。



今まで知ることが出来なかった
司さんの優しさや以外と照れ屋で可愛いことを発見した。


その夜は、病室なのに司さんと一緒に眠り、
朝起きたら司さんの腕の中で…。


腕の中で目覚めるのは初めてで恥ずかしい。


「つくし、起きてんだろ?体は平気か?」

「うーん。あちこち痛いですけど…大丈夫です。」

「無理すんなよ。」

「はい。」


抱きしめられたまま話していると、


「道明寺さぁ〜ん、おはようございまぁ〜す。検温ですよ。」


と看護師さんが入って来た。


「キャッ!!」


慌てて司さんを押しのける。


「ってぇ〜、何すんだよ!」

「ごっ、ごめんなさいっ。びっくりして…」



「イチャイチャしてないで、検温しますよ。」


看護師さんは、動じることもなく仕事を進めていく。


「経過は順調ね。この調子なら早く退院できそうね。」

「ありがとうございます。」

「司くん、ここは病院ですからね。
新婚だからって、病人襲わないで下さいね。」

「うっせぇ!そんな事するかよ。」


ふふっと笑って、看護師さんは病室を出て行った。


司さんが学校に行ってる時に教えてもらったんだけど、
朝の看護師さんは婦長さんで、
生まれた時からの司さんも知っているんだって。


1日だけ…って言ってたのに、
あたしが退院するまで毎晩司さんは病室に泊まっていった。





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コメント

コメント(2)
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2019/04/02 06:35 編集返信
くるみぼたん
スリ○○○○○○様
事故の黒幕もわかり、司くんも色々と隠せなくなってきました^_^;

きっとね、普通に出会っていたら甘々に可愛がっていたんだと思います♡

司くんサイドからのお話はそろそろです♡

くるみぼたん

2019/04/03 08:02 URL 編集返信
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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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