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Two-faced 12





もう大丈夫だと言うのに、
1週間退院させてもらえなかった。


足のギプスはまだ1ヶ月ほど取れないらしく、
松葉杖をついての生活になる。

退院の日、歩行訓練をしていたから
松葉杖をついて病室を出ようとしていたら、
司さんがきて抱き抱えられる。


「えっ、司さん?1人で歩けますから…。」

「うっせぇ、黙ってろ!」

お姫様抱っこされた状態で、
エレベーターに乗り、エントランスを抜けてリムジンに乗せられる。

かなり恥ずかしくて、
顔が見えないように司さんの胸に顔を埋めていた。


「今日から、タマが来るから。」

「えっ?」

「おまえ不便だろ?夜になったら帰るから心配いらねぇよ。」


意味ありげにニヤリと笑われた。


「なっ・・・//」


マンションに帰ると、司さんは荷物を運転手に預け、
私を抱き抱えて部屋の中まで入り、ソファに座らせてくれた。


「つくし、大丈夫かい?」

「はい。ご心配をおかけしました。」

「しばらく通うからね。無理しなさんな。」

「ありがとうございます、タマさん。」


夕飯を食べて、片付け終わった所でタマさんは帰ってしまった。




「あっ、お風呂……。」


ポソッと呟いた言葉に司さんが答えた。


「入れてやるよ。」
「えっ、でも…。」


脱衣所まで連れて行かれ、服を脱いだら呼べと言われた。
脱衣所には椅子が置いてあり、椅子に座って服を脱いだ。
身体にバスタオルを巻いて司さんを呼んだ。

司さんは、私のギプスにビニール袋をかぶせ、
水が入らないようにぐるぐる巻きにして、抱き抱えて浴室に入って行った。

浴室にも椅子が置いてあり、あたしを椅子に座らせた。

もしかしたら一緒に入るの?
なんてドキドキしていたあたしを見透かすかのように、


「洗ってやろうか?」


とニヤリとしながら言った。


「だっ、大丈夫です。」
「終わったら呼べよ。」


ふっと笑って浴室を出て行った。



基本的には、クールで意地悪だったりするんだけど…
最近は笑った顔を時々見せてくれるようになった。


手伝ってもらいながらもお風呂を上がり、
着替え終えるとベッドまで連れて行ってくれた。


「寝てていいぞ。」


そう言って、部屋を出て行った。


中々眠れずに起きていると、
司さんがシャワーを浴びてガシガシと髪を拭きながら入ってきた。


「どうした、眠れないのか?」


こくんと頷くと、ニヤリと笑って、


「身体が疼くんじゃねーの?抱いてやろうか?」

「えっ…//」

「怪我人を抱くほど飢えてねーよ。」


クックッっと笑われた。



病院でもされたように、
司さんの胸に抱きしめられて眠りについた。




いつも応援ありがとうございます!


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コメント

コメント(2)
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2019/04/03 07:12 編集返信
くるみぼたん
スリ○○○○○○様
司くん、ケガ人のつくしちゃんを甲斐甲斐しくお世話してます(≧∀≦)
つくしちゃんは突然変わった司くんに戸惑いもあるのかな〜って。

学校へも…(*≧∀≦*)
もちろんそうしちゃいますよね♡

くるみぼたん

2019/04/03 08:12 URL 編集返信
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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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