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Two-faced 13





「……は出てねーんだろうな。」

「薬が合ってるみたいですよ。
生理痛も軽くなったって言ってましたし。」

「ならいい。トラブルが起こるようならすぐに中止してくれ。」

「はい。」

「じゃあ、頼む。」


玄関で司さんと誰かが話してる声がする。


誰だろう…?


そう思っていた時に、
カチャっとリビングのドアが開いて遠野先生が入ってきた。


「こんにちは、遠野です。診察に参りました。」

「わざわざありがとうございます。」

「大変だったわね。」

「はい。元気なんですけど、この足が治らないと不便で…。」


ギプスをしてる左足を指差した。


「無理せずにゆっくり治したらいいわ。」

「はい。」

「ピルは飲んでる?」

「事故から飲めてなくって…。」


カルテをチェックしながら、少し考えている。

「そうね、このまま少しおやすみして
次の生理が来たらまた再開したらいいわ。」

「はい。」

「それまでは結婚してても、
学生なんだから避妊はちゃんとするのよ。」

「・・・・・/////」


夫婦なんだから、普通のことかもしれなけど

は、恥ずかしい…。


「今はお休みしてるけど、
ピルを飲んでて体調の変化はない?」

「はい。生理痛も随分楽になりました。」

「そう、よかったわ。」


そういいなから、先生はふふふっと笑っていた。

「どうかしました?」

「ごめんね、何でもないのよ。
素直じゃないな…って思っただけで。」

「・・・?」


よくわからないまま、遠野先生は帰って行った。





**


足の骨折は完治するまで、3ヶ月ぐらいかかった。

ギプスは取れてもサポーターをしながら
松葉杖が離せない生活。

司さんにはかなり助けてもらって、
学校にも行くことが出来たんだ。
始めの頃は、毎日抱き抱えて教室まで行っていたので
赤面ものだったけどね。



えっと、夜の方はギプスが外れた頃から
また求められるようになったんだけど…
事故に遭う前より、凄く優しい気がするの。


愛されてるんじゃないかと勘違いするぐらい、
優しく愛撫され溶かされて昇りつめていく。
今まで気がつかなかったんだけど、
繋がって腰を振っている司さんは
めちゃくちゃ色っぽくて心臓がドクンと跳ねたんだ。


きっと、司さんは優しい人なんだと思う。


どんな経緯で知ったのかはわからないけど、
パパの借金のカタとして売られそうになったあたしを
不憫に思って救いの手を差し伸べてくれただけ…。


間違っても、あたしが好きになってはいけない人だし、
これ以上お世話になれないよ。


足が治ったら、マンションを出よう。

このまま、司さんにお世話になり続ける訳にもいかないし、
住み込みのバイトを探せばきっと何とかなるよね。





いつも応援ありがとうございます!

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コメント

コメント(2)
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2019/04/04 07:47 編集返信
くるみぼたん
スリ○○○○○○様
返信遅くなりました(>人<;)

甘くなって来たんですけどね〜。
つくしちゃんが、現実を見つめて
優しくされることに対して辛くなってしまいました。
司くんの頑張りどころですね。

もう一つのお話は、ちょっと波乱を起こしてしまいました(^^;;
司くんを襲った人は、計画的に事を進めてたんでしょう。
つくしちゃんに辛い思いをさせたので間違いなく制裁ですね。

くるみぼたん

2019/04/07 23:35 URL 編集返信
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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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