FC2ブログ

遠距離恋愛 15





司と婚約したとはいえ、
あたし達のNYとロスの遠距離は変わらず…
変わったことと言えば、
前よりもパーティーに一緒に出ることが増えたぐらい。


でも、仕事とは言え司に会えるのは嬉しい。




司の誕生日パーティーには婚約者として出席した。

その時、初めて司のお父さんの要さんに会ったんだ。
会長として道明寺HDを率いている要さんだけど、
プライベートではとても温和な感じで、
あたしの事も大歓迎してくれたんだ。





**




「つくし、どんどん綺麗になってくわね。
司も中々やるもんだわ。」


モデルのような椿さんに言われると、照れちゃう。


「今日、仕事終わりにご飯食べに行きましょう。話があるの。」

「はい。」


和食のレストラン。
いつもなら、お酒を頼んでいるのに
椿さんは珍しくお茶を飲んでる。


「ねぇ、つくし。私ね、仕事を辞めようと思ってるの。」

「えっ!?」

びっくりしているあたしに、
嬉しそうな顔をしながら話し始める。


「妊娠したの。
悠人と話し合って、子供が大きくなるまでは
仕事を辞めてチャリティーや慈善事業に携わろうかと思って。」

「おめでとうございます!」

「それでね、ちょうどいい機会だからつくしは、司のところに行きなよ。」

「どう言うこと?」


だって、あたしは西園寺の社員だよ。


「つくしと付き合い始めた時から、ずっと司に頼まれてたのよ。」

「そうなんですか?」

「あんな独占欲の強い子が遠距離で我慢できるはずないんだもの。」

確かに、婚約してからは
かなりの頻度でパーティーのパートナーを頼まれている。


「側にいる方が、つくしも楽でしょ。」

「いいの?」

「私も引き継ぎ作業に入るから、
つくしもいつNYに引っ越しても大丈夫だよ。」

「うん。わかった。ありがとう、椿。」


悪戯っぽく笑うと、椿が抱きついてきた。


「いやーん!椿って呼ばれるの久しぶりね♡」

「だって、上司と部下じゃ無くなるからいいよね。」

「もちろんっ!今日は、飲めない…からいっぱい食べましょ。」

「うん。お腹空いたぁ〜。」


久しぶりの日本食を美味しく食べていると、
椿が少し不機嫌になって話始める。


「つくしは司の所に行っちゃうのかぁ〜。
私が男だったら、絶対に司なんかにはあげないのに。」

「もうっ、椿酔ってないよね?」

「だってぇ、つくしが離れて行っちゃうと思うと…。」

「ありがとう。そう思ってもらえて嬉しい。
椿、今日はホテルに泊まっちゃう?
あ、でも悠人さん寂しがっちゃうか。」


椿はおもむろに携帯を取り出して、
どこかへかけ、
「今日はつくしとお泊りするね」とだけ言って電話を切った。





いつも応援ありがとうございます!

関連記事

コメント

コメント(0)
コメント投稿
非公開コメント

訪問ありがとうございます!

プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

大したお話は置いてありませんが、
ブログ内のお話等の無断転載、無断掲載は固くお断りしています。

カテゴリ