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beautiful future 3






キャッキャッと楽しそうに私の部屋に入って来た美来ちゃん。

このままだと眠れるのかしら…と思ったけど、


「明日、早起きだから寝ましょうね。」

「はーい!かえでちゃん、ごほんよんでくれる?」

「いいわよ。」


美来ちゃんの持ってきた本は、


『Anne of Green Gables 』


英語のレッスンで読んでるんだって言ってたわね。


“MRS. Rachel Lynde lived just where the Avonlea main road dipped down into ……”


何回も読んでるんだろう、
私に合わせて一緒に読みだす。

興味を持ってるからか、
母親譲りで真面目だからなのか、
発音もとっても綺麗で何よりも楽しそう。


将来が楽しみね。


「美来ちゃん、そろそろおやすみしましょう。続きは明日ね。」

「はい、かえでちゃん。おやすみなさい。」

「おやすみ」


髪を撫でているとすぅーっと眠りについた。







司が記憶をなくしてNYに来てから半年。

日本出張に来た時に、
提携の話が上手くいかず
少し1人になりたくて公園を散歩していた。


つくしさんと再会したのは偶然で、
気分が悪くなってベンチに座っていた時に声をかけられた。

顔を見た時、ハッとしたが、彼女は初対面のような反応。

そしてふっくらとしたお腹。


あとで調べてわかったのだが、
司がNYに経った日に倒れて
記憶の一部をなくしてしまったらしい。


そして、お腹の子の妊娠がわかり英徳を中退していた。

色々調べてみたが、
父親らしき影は出てこず、
もしかして…と思い、
彼女に支援をすることにした。


英徳に掛け合って、中退を取り消し
通信教育で高校卒業の資格を取れるようにし、
進学を悩んでいたから大学に行くことを勧めた。


そんな中、生まれた女の子。

髪の毛はクリクリで目はつくしさんにそっくりだった。

つくしさんには内緒で、
病院でDNA鑑定をしてもらったところ、
99%の確率で司の子で間違いないと。

主人に話したら、そのまま支援を続けなさいと言われた。



彼女が大学に行く間は、
タマに面倒を見てもらうことにした。

つくしさんがタマのことも覚えておらず、
再会した時には涙してたが、
つくしさんの為ならと
張り切って美来ちゃんの面倒を見てくれている。


つくしさんは、大学で経済学を学んでいて、
将来は私と一緒に働けるようになりたいと言ってくれていた。


就職活動も支援しようとしていたが、
断られ自力で道明寺HD日本支社の内定をもらっていた。

彼女が高校の頃は、
家柄しか見てなかったのだが、
高校の外部入試ではトップで、成績も常時トップクラス。

大学も支援してもらってるから…と真面目に勉強をしてて、
トップクラスを守っていた。

実力主義の道明寺なら彼女を落とすはずがないわね。



卒業、就職祝いにと、今回つくしさんと美来ちゃんをNYに呼び寄せた。





いつか、おばあさまだと名乗れる日が来るのかしら。
可愛い寝顔を見ながら眠りについた。





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くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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