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beautiful future 6







翌朝、楓さんと要さんを見送り、
帰る準備をして空港に送ってもらう。


「ママ、たのしかったね。アンのおうちにもいけたし。」

「そうだね。毎晩楓さんと寝て楽しかった?」

「うんっ、アンのごほんをいっしょによんだんだよ。」

「ふふっ、美来はアン好きだね〜。」

「うんっ、すきっ。」

「楓さんが、沢山ご本持たせてくれたから、おうちで読もうね。」

「たのしみ〜。」


飛行機に乗ると、
あたしたちの席はファーストクラスで…
ちょっと落ち着かない。



日本に帰ったあたしたちは、日常生活に戻っていった。






3月の終わり

道明寺HDの社長秘書の三井さんから連絡があり会社に出向いた。

受付で名前を言うと案内されたのは社長室。


秘書の三井さんと部屋に入ると楓さん…
社長がデスクに座っている。

普段に会う時より凛としてて持っているオーラが違う。


「つくしさん、そちらに座って。」

「…はい。」

ソファに座っていると、
書類に目を通し終わった楓さんが席を立ちあたしの前に座った。


「お呼びだてしてごめんなさいね。
一緒に食事でも行けたらよかったんだけど、時間がなくてね。」

「いえ、とんでもないです。」

「つくしさん、明日からこのマンションに越しなさい。」


そう言って、資料と鍵をテーブルに置いた。


「えっ?」

「ここは会社から徒歩10分よ。
美来ちゃんのことを考えると
会社に近いに越したことないわ。」


会社の近くって…高級マンションしか無いよね。


「でも…こんな立地のいい所では、お家賃が払えません。」

「ふふっ、相変わらずね。
ここは私個人の所有物件だから、
家賃の必要はないわ。」

「そこまでしてもらう訳にはいきません。
今のままでも十分ですから…。」

「じゃあ、社長命令にします。
こちらのマンションに住みなさい。
それを断るのなら内定を取り消します。」

「えっ、ちょっと…それは困ります!!」

「だったら…。」


楓さんが笑っている。
大企業の社長さんだから、全く敵わないんだよね。


「お言葉に甘えて、住ませていただきます。
その代わり、家賃を払わせて下さい。」

「わかったわ。月3万円でどうかしら。
残りは美来ちゃんの為に貯金してあげなさい。」

「ありがとうございます。」

高級マンションに3万円ってあり得ないんだけど
お言葉に甘えさせてもらうことにした。

帰りに三井さんと一緒にマンションに行って、
指紋認証などの手続きをしてもらい、部屋を案内してもらった。


5階建マンションの4階で、ゆったりとした3LDK。

あたしたち2人にはもったいないぐらい。


家具や電化製品も一通り揃ってて、
美来の子供部屋まであって…
引っ越してきたらすぐに暮らせる。


「明日の引っ越しの業者も手配してます。」

「わかりました。三井さん、社長によろしくお伝え下さい。」

「はい。私はこれで失礼しますね。」


三井さんは、会社に戻って行った。



あたし達は、次の日からこのマンションで暮らすことになった。





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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

大したお話は置いてありませんが、
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