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beautiful future 14






俺の気になることを知ってるのは、
あいつらしかいないよな。


あきらに「俺の記憶のことで、聞きたいことがあるんだ」と連絡したら、待ち合わせしたメープルのバーには、あきらの他に類と総二郎と来ていた。


「なんでみんないるんだよ!」

「記憶のことを聞きたいんだったら、
3人揃ってた方がいいだろ?」


まぁ、みんないた方が都合いいか…。


「で、司はどうしたんだ。記憶が戻ったのか?」

「いや、戻ってない。」

「じゃあ、なんなの?」

「少し気になることがあってさ。。」



俺の忘れた記憶は牧野のことじゃないのかってこと。
牧野の子供はもしかしたら俺の子かもしれないと思ったこと。
などをみんなに話した。


「ふーん、なんでそう思ったの?」


牧野の娘の髪が濡れた時の後ろ姿が、
俺の夢に出てくる、黒髪の女の子の後ろ姿に似ていて、
もしかして…って思ったと話した。


「もし、そうだとして、司はどうするつもりなんだ?」

「わかんねぇんだよ。」

「ねぇ、司。牧野と娘に一度合わせてよ。」

「お前らのこと知ってるのか?」

「んーまぁ。面識はあるから…。」

「わかった、聞いてみる。」


結局、この日は何も教えてもらえなかった。




**


週明け、コーヒーを持ってきた牧野に類たちの事を話した。


「はい、知ってますけど…。」

「俺の秘書が牧野って話をしたら、
あいつらが久々に会いたいって言ってるんだけど、どうだ?」

「えっと、あたしなんかが行ってもいいんですか?」

「あいつらがいいって言ってんだから大丈夫だ。
飯に行くから美来も一緒でいいぞ。」

「…じゃあ、行かせていただきます。
皆さんには、記憶が無くなったころにお世話になりましたから。」


そして迎えた食事に行く日。

あの人達に会うのは緊張するんだよね。
あたしの失ってる記憶の一部にいる人達かもしれないんだけど…
距離感が近くてどうしたらいいかわからないんだ。


仕事を終えて、一度マンションに戻って美来を迎えに行く。


「今日は坊ちゃんと食事に行くのかい?
美来お嬢様が楽しみにしてたよ。」

「あっ、はい。支社長のお友達も一緒なんです。」

「ほぉ〜、そうかい。楽しんでおいで。」

「タマさん、いつもありがとうございます!」

「タマちゃん、またお話聞かせてね。」




マンションから歩いてメープルに向かう道中、


「タマさん、なんのお話してたの〜?」

「んー、ママにはないしょって。」

「そっか。。今日は、支社長のお友達もいるんだけど大丈夫?」

「……うん。」


美来はあたしと同世代の男の人が少し苦手なんだ。

会ったこともないパパの存在を求めているから、
どう接していいのかわからないみたい。



メープルに着いて、案内されたレストランで支社長を見つけると


「つかさくん!!」


と美来は一目散に支社長に向かって走っていった。






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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

大したお話は置いてありませんが、
ブログ内のお話等の無断転載、無断掲載は固くお断りしています。

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