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ニセ彼女 番外編 ①





ニセ彼女から始まったあたしと司さんだけど、
結婚して3年になる。


長女の愛(まな)はもうすぐ3歳。
そして、結婚式の時にお腹にいた子は双子で、
蓮(れん)と遥(よう)はもうすぐ1歳になる。


双子だからか男の子だからか愛の時より手がかかるんだ。

まだまだ甘えたい盛りなのに、
愛は蓮と遥のお世話もしてくれてずいぶん助かってるんだ。


「ママ〜、れんがごっつんしちゃったよ。」


愛の声を聞いて泣いている蓮の所に行くと、


“いたいいたいの とんでけぇ〜!!”


ぶつけた頭をさすっておまじないをしてるあげてる。


「愛ありがとね。蓮はもう痛くない?」


おまじないが効いたのか、ケロリとしてる。



二人だからってのもあるけどすごく手がかかるし、
司さんに似ている双子は可愛くて…ついつい構っちゃう。

双子が可愛のは愛も一緒で、
二人で楽しくお世話をしているんだ。



**

蓮と遥が生まれて、つくしは途端に忙しくなった。

母乳で育てたい…って気持ちもわかるんだが、
生まれて3ヶ月は双子に付きっ切りで毎日フラフラだった。


邸には沢山人がいるんだから、
少しぐらい任せても…って思うんだがな。


産後、俺たちが愛しあえたのは3ヶ月後だったし、
それ以降もあまり頻繁ではなく、
疲れてるからしょうがねーとは思いつつも納得がいかねぇ。




久しぶりに夕方に帰ると、つくしの迎えがない。
部屋に入ると、リビングスペースにもいない。


少しだけ、ドアが開いていた子供部屋を覗くと
つくしと愛が双子が寝ているベッドサイドにへばりついている。


「かわいいね〜。」

「うん。そうだね。」

「マナは、れんとようのことすき。」

「ママは蓮と遥それから愛のこと大好きだよ。」


2人は俺に気づくこともなく、
双子の寝ているのを眺めている。


「ただいま。」

「あっ、お帰りなさい。」

「何してんだ?」

「えっと、双子が寝てるのを愛と眺めてたの。」

つくしは慌てたように立ち上がって、
子供部屋を出て俺のジャケットを受け取る。


「早かったんだね。」

「ああ、夜の会食がキャンセルになったからな。」


つくしを引き寄せ、ただいまのキスをすると


「パパ〜!マナも。」


愛が足に抱きついてきたので、
抱き上げてほっぺにキスをする。


「ねぇ、パパ。れんもようもねてるとかわいいんだよ。」

「愛、パパのこと好きか?」

「うん、だいすき。」

「蓮と遥よりもか?」

「うーん。みんなすき。」


1番好きって言ってもらえなくて、ちょっとがっかりした。



夕飯を食べ、子供達を風呂に入れて寝かしつけたら
俺とつくしの時間だ。


「子供達、久しぶりに司さんにお風呂に入れてもらって大喜びだったよ。」

「そうか。」

「ねぇ?どうしたの?なんか元気ないね。」


ソファに座っている俺の隣に座って覗き込んでくる。


「……なあ。俺のこと好きか?」

「えっ?なんで突然??」

「なぁ、どうなんだよ。」

「大好き。」

「蓮や遥や愛よりか?」

「ぷっ、それは比べれないよ。夕方の話聞いてたの?」


クスクスと笑っている。


「なんでだよ。」

「子供達は親として大好きなのは当たり前でしょ。
でも、いつかは巣立って行くんだし…。
司さんは一生側に居たいって思ってるよ。」


そう言って、珍しくつくしから俺に唇を合わせてきた。

そのまま、キスは深くなりつくしを抱き抱えて夫婦のベッドルーム入っていき、つくしが果てるまで堪能した。



今は子供達につくしを貸してやってるんだ。
そう自分に言い聞かせつつも、
少しずつつくしを2人で居られる時間を増やせるように根回しをしていった。





いつも応援ありがとうございます!

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遅くなりましたが、10万拍手のリクエスト第一弾です。

ニセ彼女番外編、もう1話あります。


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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

大したお話は置いてありませんが、
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