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beautiful future 29






ロスから日本に帰った足でうちの実家に寄った。

司は、パパとママにお詫びをして
あたしと結婚させて欲しいと頭を下げてくれた。

「つくし、良かったね。
道明寺さん、つくしと美来のことよろしくお願いします。」

パパもママもあたしと美来が幸せなら…と喜んでくれた。


それにねぇ…とママが話し始めた。

記憶のないあたしが美来を生んですぐ、
楓さんがパパとママのところに挨拶に来てくださっていた…と。

美来は司との子だから、
今後のあたし達の生活などの支援をさせて欲しい。
いつかおばあちゃんと言われる日が来るまで責任を持って支援しますって。

うちの財力では、あたし達に何にもしてあげれないから、
楓さんの申し入れを受け入れたって。
ママは、近くにいてもおばあちゃんと名乗れない
楓さんの方が辛かったんじゃないかなぁ〜って言っていた。



実家を後にして、そのまま区役所へ。

婚姻届と認知届、そしていつの間にか揃えられていた書類を提出した。


「美来、今日から道明寺美来だぞ。」

「どうみょうじぃ?」

「パパの本当の娘になった証拠だ。」


ぷっ、自分でパパって言ってる。


「あれ、ママは?」

「ママも道明寺つくしになったぞ。」

「もうまきのじゃないの?」

「結婚したからな。」

「そっかぁ〜。」


ちゃんと理解できたのかな?


ここ数日、美来は本当に嬉しそうで
司にべったりで…パパの存在の大きさを感じられる。

区役所を後にしたあたし達は
そのままマンションに帰って、
エレベーターに乗って4階を通り過ぎて5階へ。


え?どう言うこと??


「俺の部屋。今日からここで3人で暮らすぞ。」

「やったぁ〜!!」

「ねぇ、司はずっとここに住んでたの?」

「ああ。」


ふふふっ…知らなかったのはあたし達だけだったのか。


楓さんは、記憶が戻らなかったら…なんて言ってたけど、
2人が近くにいれば何かが起こるって思ってたのかな。


1人でクスクス笑っていると、


「どうした?」


と声を掛けられた。


「んー、なんか記憶が戻ったのも楓さんの思惑通りだったのかな…って。」

「そうかもな。ちょっと癪だけど、こればかりはババァに感謝だな。」


司の一人暮らしだって言ってたのに、
既にあたし達の荷物は部屋に運び込まれていて、
美来の部屋まで準備されていた。


「ここが美来の部屋だ。」


ガチャッとドアを開けた先は…。
美来は目をキラキラ輝かせている。


「パパ〜、ミクのおへやありがとう!アンのおへやみたい。」


美来の部屋は、花柄の壁紙に
パッチワークの施されたベッドカバーや机などが置かれていて、
カナダで訪れたアンの部屋そのものだった。


「今日からここで寝ていいぞ。」


「うんっ。こんなおへやならひとりでねられるよ。だからね、パパ……。」


しゃがみ込んだ司の耳元で内緒話をしている。


「ああ。任せとけって。」


この前から2人で内緒話をよくしてる。
なんの話をしてるんだろう…。


ひと通り部屋の説明が終わってから、
夕飯どうしようか…と考えていた。


「今日は飯くいに行くぞ。」

「え、そうなの?」

「ああ。少しメールチェックするから、
移動で疲れただろうからゆっくりしてろよ。」

「ん、ありがとう。」

美来と2人、美来の部屋で
ベッドに転がって本を読んでいると、
いつのまにか寝てしまっていた。






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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

大したお話は置いてありませんが、
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