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好きになって…。13






司は、元彼に会ってから
益々優しくなった気がする。

そして、以前よりもご飯を食べに行ったり、
デートに誘われたりなんかするんだ。



そんなに優しくされると、好きになっちゃうよ。



近くにいても、一方通行の想いは辛さが増してくる。



「牧野、これコピー頼めるか?」
「わかりました。」

司…課長から渡された書類には付箋が貼ってあって、
びっくりして顔を上げたら優しい顔であたしを見ていた。


コピーをしながら付箋見ると、


『今日は早く上がれそうだから飯食いに行こうぜ。』


と綺麗な字で書いてあった。


付箋をそっとポケットにしまって、
コピーを終え『はい』と一言だけ書いた付箋を添えて
課長の机にまで持っていった。

あたしの付箋を見て、一瞬だけ笑顔になり
すぐに仕事の顔に戻して、ありがとうとコピーを受け取った。


こんな些細なやり取りだけで嬉しいなんて思ってもみなかった。



定時になったのでキリのいいところで仕事を終わらせた。
机を片付けていると、ポケットに入れてある携帯が震えた。


司からのLINEの着信で、


『あと30分だから、ゆっくり帰る準備してて』


とのメッセージ。


『了解』


とスタンプを返し、


『いつもの所で待ってます』


とメッセージを送った。



初めは、会社近くの公園で待ってたんだけど、
体が冷えるからダメだと言われ
近くのコンビニで待つことにしてるんだ。


新商品と書いてあったお菓子を見ていると、


「買うのか?」


と声を掛けられた。


「あっ、お疲れ様です。これ気になるので買ってきますね。」

「ああ。外で待ってるな。」

レジで支払いをしてコンビニを出ると、
司がさっと腰に手を当てエスコートしてくれる。


「寒くないか?」

「大丈夫です。」


司の距離が近くて照れてしまう…。


「何食べたい?」
「えっと、なんでもいいです。」

「昼は何食ったんだ?」
「きつねうどんです。」

「じゃあ、洋食と和食はどっちがいいか?」
「えっとー洋食かな。」

「よし、行こうぜ。」


司が連れていってくれたのは、町の洋食屋さん。
アットホームな雰囲気で美味しそうな匂いが漂っている。


あたしはオムライスのセットを司はビーフシチューをオーダーした。


「なんかいいよな…。」
「えっ?」

「みんなで内緒で付箋で食事の約束するのって、ドキドキしなかったか。」


クールなイメージの司からそんな言葉が出てくるとは思わなかったのでびっくりした。


「司って、意外と乙女チックなんですね。」
「いや、そう言う訳じゃ……。」


いつも堂々としているのに、戸惑ってる姿がちょっと可愛い。




司と過ごす穏やかな時間。
あたしは幸せなんだと勘違いしてしまいそうになる。





いつも応援ありがとうございます!


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コメント

コメント(4)
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2019/06/01 10:01 編集返信
ラブが見えてきた(^^)?
こんにちは。

やっとつくしちゃんの気持ちが見えてきたか?
元彼の酷い仕打ちに、ある意味恋愛には冷めてたようなつくしちゃん。

ここで、やはり司の魅力にやられないとね(^^)!
思う存分、司を好きになってくれ‼️と応援隊です。

続きも楽しみにしてます(^^)!
よろしくお願いします。

Fumee

2019/06/02 06:02 URL 編集返信
くるみぼたん
童○様
つくしちゃんはまだ司くんの気持ちに気付いていませんが
少し雰囲気が甘くなってきました。

元婚約者…( ̄◇ ̄;)
どうしましょうか〜。。

くるみぼたん

2019/06/02 08:17 URL 編集返信
くるみぼたん
Fumee様
つくしちゃん、始まりが始まりだけに
自分の気持ちを押し込めてしまいましたからね〜。

司くんに頑張ってもらって、押し込めた気持ちを
解放してもらわないとですね(≧∀≦)

くるみぼたん

2019/06/02 08:27 URL 編集返信
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くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
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